龍の歴史
歴代の龍の写真がまとめられています。ぜひご覧ください。
同窓会林の伐採事業
須坂高校には「同窓会林」があり、約14ヘクタールの敷地にカラ松をはじめとした木々が生い茂っています。この同窓会林は80年前に多くの先輩方によって植樹されたものであり、現在まで引き継がれています。100周年実行委員会では、100周年に向けて同窓会林の伐採を計画しました。伐採作業に向けて令和5年10月14日の午前中に、100周年実行委員会の生徒が同窓会林の視察に行ってきました。実際の作業は長野森林組合の皆さんにより、11月中旬以降に行われる予定です。
視察の様子です。抱きかかえるほどに成長した木々に、生徒も驚いていました。
同窓会林の歴史
須坂高校創立から15年ほどたった頃、日本は戦争に向けて準備を進めていました。その中で木材資源の重要性が高まり、須坂高校でも国策協力の一環として学有林候補地の選定が行われました。この選定作業は第3代横内校長と第4代岡田校長によって行われ、1941年に当時の小県郡長村渋沢区(現在の上田市)の原野14町歩を50年間借り入れる契約が結ばれました。
1941年の5月10日から1週間、植林のための宿泊集団作業が実施されました。参加したのは校長以下8名の教師と3年生131名であり、16日までの6日間にわたり植林作業を行いました。雨天により作業ができなかった日もありましたが、毎日平均8,000本以上を植林し、合計で40,000本以上の苗木を植えることができました。
その後、在校生が下草刈りなどの整備を行っていましたが、1959年に学有林委員会が設置され管理を行うことになりました。当初の委員会は同窓会・PTA・学校によって運営されていましたが、後には同窓会が学有林を管理することになり同窓会林となりました。
百周年記念式典
令和5年9月30日(土) メセナホールにて百周年記念式典が行われました。
1923(大正12)年に創立した本校は、今年2023年に百周年を迎えました。去る9月30日(土)にはメセナホールにて盛大に記念式典が行われました。
会場には在校生を含む1,000人以上の同窓生を中心とした関係者が集まり、厳粛な中にも同窓生や現役生徒たちの息遣いが聞こえるような熱いイベントが繰り広げられました。
冒頭の百年を振り返る8分間の映像が流れると、会場は懐かしさを含む独特の雰囲気と高揚感に包まれて、式典に入り込みました。式典は、本校の理念である「熱・意気・ガリ」の3部構成となっていました。第一部「熱」では式辞のほか関係者からの熱いメッセージがありました。第二部「意気」では現役と同窓生や旧職員などが加わった音楽関係クラブ3部の迫力に満ちた演奏が行われました。中でも、百周年のために新たに作曲された「臥龍の誓い」が、作曲者である山本
哲也氏本人の指揮によって演奏されたときには、最高の盛り上がりを見せました。最後には3部合同の「大地讃頌」が披露され、感動の内に終了しました。最後の第三部「ガリ」では、須坂高校伝統の「自由スピーチ」が行われ、在校生を含む7名がそれぞれの思いを語りました。そして、式典の締めくくりは、実行委員会名誉顧問の遠藤守信教授が「未来へのメッセージ」と題してクロージングメッセージを熱く語られ、須坂高校のこれからの百年に向けての新たな一歩を踏み出すエネルギーが会場いっぱいに広がりました。