生 徒 会

主な生徒会行事】

※表記は、○行事名(運営する委員会、月)となっております。

○定期生徒総会(代議、5月・10月)

生徒総会は10月の第1回定期生徒総会と5月の第2回定期生徒総会の年2回行われます。10月の生徒総会では、生徒会新旧役員の引き継ぎが行われます。生徒総会を行う目的は、各委員会からの報告・会計報告を行い、必要があれば生徒からの承認をいただくためです。また生徒会の方から前項で討論したいことがあれば討論の場にもなります。
 
 2021年度の5月13日のLHRに行われた第2回定期生徒総会では、各委員会からの報告・会計に加えて、スマホ利用に関するルールに対する生徒会長からの提案がありました。スマホ利用に関するルールについては数年前から議論が行われており、今回の提案は「スマホ利用については一定のルールを設けるべきである」という内容でした。事前にこの提案に対する賛成・反対のアンケートが行われており、それを基に議論が行われました。

 全校生徒の前で10人の生徒が自分の意見を述べ、中には生徒会長と堂々と議論していた生徒もいました。2・3年生だけでなく、1年生からも意見を述べる生徒が多く出たことが須坂高校らしさを象徴していると思います。
 今回は賛成多数により生徒会長提案が可決されました。今の在校生なら対話を重視する須坂高校の伝統を必ず引き継いでいってくれる、そんな風に感じさせてくれる生徒総会でした。

コロナ禍になってからは、密を避けるため、生徒総会は毎回グラウンドで行われています。

1年生も堂々と意見を述べています。

反対の意見を表明する生徒もいました。
 中には表面上の議論になってしまっているのではないかという鋭い意見もありました。

○クラスマッチ(スポーツ、5月・10月)

クラスマッチも5月の春季クラスマッチと10月の秋期クラスマッチの年2回行われます。春季と秋期で種目が少し変わります。しかしここ数年のクラスマッチの種目はコロナウイルス感染対策の観点から、接触の少ない競技が優先され行われていました。ですが、2022年秋期クラスマッチでは3年ぶりにバスケットボールが種目になりました。
 生徒が身体を動かすいい機会になり、また学年の壁を越えた交流が行われる行事です。

毎年ユニークな選手宣誓が行われます

各種目で白熱の試合が繰り広げられていました

クラス毎に応援も頑張りました!

○りんどう祭(りんどう祭、6月)

須坂高校の文化祭「りんどう祭」。生徒全員がりんどう祭の各係に入ります。委員会とは別のりんどう祭執行部のメンバーが中心となってりんどう祭の企画、運営をしています。委員会だとりんどう祭委員会が最も近い存在です。またりんどう祭のとき、毎年グラウンドにそびえ立つ龍も委員会とは別の、龍執行部のメンバーが中心となって制作しています。龍執行部に入っていない生徒も、お手伝いや全校制作という形で決められた期間で龍制作に参加できます。
 しかし祭執行部でも龍執行部でも、長い期間活動を通して深くりんどう祭に関わるため、りんどう祭当日には言葉にできないくらい感動します。りんどう祭の祭長「龍長」になりたくて須坂高校に入学し、実際に務めた人も多いです。今、この文章を読んでくださっている方の中には、コロナで一般公開がなく実際にりんどう祭を見たことがない方も多いと思います。ですが、コロナ禍でもりんどう祭は本当に感動します。みなさんも是非、私たちと一緒にりんどう祭を創り上げませんか?

○生徒会正副会長選挙(選挙管理、7月)

選挙では立候補者による立会演説会と投票が行われます。コロナ禍になって放送での立会演説会、教室での投票というスタイルが続きましたが、2022年は体育館で全校が集まっての立会演説会が実現しました。生徒会長1名と副生徒会長2名が選出されます。最近は信任投票が続いており、今年も信任投票となりました。しかし3名それぞれの熱意が伝わり、創立100周年の須坂高校を安心して任せられると確信した立会演説会になりました。令和5年度生徒会長 金児君の立会演説会での挨拶を一部紹介します。

「皆さんにとって力とは何でしょうか。
 今の世界を見ると、力を表すものが恐怖のように感じます。相手をねじ伏せる力、黙らせる力、力を奪う力、こんな力が目立っているのが現状です。やさしさという力はもう見られないのでしょうか。
 力を決めるのは皆さんです。力を持っているのも皆さんです。今日の投票で1票を投じるという行為も力です。その力は偉大です。
 自分の1票に願い、そして意志を載せて、未来をつくりましょう。

○クリスマスフェスティバル(文化、12月)

12月には文化委員会が企画したクリスマスフェスティバルが行われます。毎年100名ほどの生徒が聴衆として参加します。ステージにはダンス部や軽音楽部・室内楽部の皆さんが上がり、様々なパフォーマンスで会場を盛り上げてくれます。また、文学部がクリスマスにちなんで作成したエッセイや、写真部が印刷されたポストカードを来場した中で希望者に配布するなどの取り組みも行われています。
 毎年クリスマス前に文化部が中心となって盛り上げ、とても楽しく充実した会が行われています。

○昇龍会(本部、3月)

須坂高校の3年生を送る会は昇龍会と呼ばれています。
昇龍会ではダンス部や吹奏楽部のパフォーマンス、3年生にとっては最後となるフリートーク等が行われます。フリートークでは3年間を振り返り懐かしむ場面が見られます。また、今後の進路のこと等思いの丈を話す生徒もいました。
 新型コロナウイルスが蔓延して以来、全校生徒が体育館に集まり昇龍会を行うことはできていません。しかし、令和2年度ではりんどう祭を満足にできなかった卒業生に対し「実写+プロジェクションマッピング『幻龍』」の放映を行いました。このプロジェクトは、約半年間にわたり有志で集まった1・2年生を中心に、KDDI(株)・(株)アソビズムとともに共創して作品制作プロジェクトです。
 プロジェクトリーダーの青木君は「龍は形ではなく想いを引き継ぐもの。これからの須坂高校を任せてほしい。」と力強い言葉を残してくれました。
 コロナ禍でこれまでとは異なる生活の仕方が求められるようになったとしても、須坂高校の『想い』は引き継がれていくのだと感じさせる素晴らしい会でした。

○フリートーク(本部・不定期)

フリートークとは、生徒・(先生)に議論してほしいことがある際に本部(三役)主催で開催されます。生徒・先生は自由に参加できます。これまでには「須坂高校の自由について」や「昼休みの時間は延長すべきか」、「ジャージを着用して登下校するのを禁止すべきか」など様々な話題について議論してきました。先生や普段関わらない生徒の意見を聞く機会はなかなかないので、新たな発見が多く生まれる場です。

フリートークの様子 

生徒と先生方が須坂高校の”自由”について、話し合いました

令和5年度 生徒会長および生徒会副会長のご挨拶

おはようございます。
 令和5年度生徒会長の金児 春翔です。 『自由』『龍』『りんどう祭』皆さんが須坂高校と言われた時に想像するのはこのようなワードでしょうか。僕は『自由』という言葉に強く惹かれ須坂高校に入学しました。須坂高校で生活していく中で『自由』とは?という問いを耳にタコができるほど聞いたり、僕自身よく考えたりします。僕はとある先輩が話していた話がとても心に残っていて、それは「大学は高校よりも自由、自由すぎるよ笑」と仰られていました。須坂高校は『自由』ではありますが秩序ある自由が成り立っています。それを皆さんがどう思うかは個人の意見だと思いますが、その自由は先輩方の努力によって成り立ってきたものです。そして私たちはその自由について考え、吟味し、変えることのできる環境にあります。普通の学校じゃ考えられないですよね。須坂高校は生徒が主体となって様々なことができる学校です。
 そんな須坂高校は来年、創立100周年を迎えます。良き伝統を引き継ぎ、新たな時代を切り拓いていく。そんな年になっていくのかな、と僕自身ワクワクしています。 少しでも須坂高校に興味を持ってくださったら幸いです。

 

みなさんおはようございます。
 副会長になりました、伊藤 葵です。
 みなさんは生徒会の活動について、「もっと知りたい」と思ったことや「参加したくても(様々な理由で)できない」という経験をしたことはありませんか?私もその1人です。 須坂高校に入学してから、「たくさんの先輩方や友達が頑張って活動しているのは知っているのに何を頑張っているのかわからない」「参加したくても仕方がわからない」「周りの目を気にしてしまって発言できない」そんな友達も見てきました。
 このままではもったいない!もっと生徒の意見を取り入れたい、興味を持ってもらいたい!と思い、今回副会長に立候補しました。 みなさんと共に須坂高校の伝統や自由、生徒会について考えられるように、気軽に活動に参加できるような環境を創っていきたいと考えています。 りんどう祭に加え、今年は100周年に関するイベントもたくさんあります。 楽しみにしていてください!
  1年間、よろしくお願いします。

 

おはようございます。
 令和5年度の副会長をさせていただきます。青木 千洋です。
 このページにお越しいただきありがとうございます。 この生徒会のページに記載されている方々の文章からは、百代受け継がれる須坂高校生の思いが見受けられます。各人によってベクトルは違えど、この文章の中には、根底には「熱、意気、ガリ」という言葉では表しきれない前へ向かおうとする気魄が籠もっています。 どうかもう一度会長、副会長らの言葉を味読なさってください。
 さて、私は令和5年度の生徒会で、この先の100年後も私たちの思いがつながれ、 代々の先輩方がそうであるように、未来の須坂高校生も誇りを持ち、様々なところで羽ばたいていける礎を築きたいと思います。
 保護者の皆さまにはこの高校の高校生の活力を感じ取っていただき、卒業生の方には受け継がれているかのように何か心通うものを感じ取っていただき、中学生の方にはこの気魄を感じ取っていただけたら幸いです。