R 2 年 度 記 事 一 覧

卒業式

3月2日、須坂市メセナホールが改修工事のため、今年度は本校大体育館にて卒業式が行われました。新型コロナウイルス感染症の影響で、保護者は各家庭1名まで、1・2年生は各HR教室からオンラインで映像をつなぎ参加等、簡略化された内容で行われました。今年度は休校に始まり、行事の規模縮小や中止といった荒波に揉まれてきた卒業生。この日は吹雪のような大雪が降りしきり、最後までこの荒波を乗り越えていってほしいと言わんばかりの天気で、まるで龍が卒業生の背中を押しているようでした。卒業生はスーツや袴に身を包み、凜とした姿勢で堂々と式に参加しました。式終了後の最後のホームルームでは各担任から最後のエールが贈られたり、涙ながらに卒業生から担任に感謝の気持ちが述べられたりしました。
 卒業生の皆さん、ご卒業おめでとうございます。皆ならどんな困難も乗り越えられる。在校生・職員一同皆さんの活躍を応援しています。

1・2年生にむけてオンライン配信

晴れ着姿で全員集合

卒業証書授与

堂々と受け取るクラス代表

学校長から式辞

在校生の送辞

元生徒会長から答辞

1・2年全員と教職員全員から龍のうろこにメッセージ

最後のホームルーム 3ー1

3-2

3-3

3-4

3-5

3-6

「先輩、大学でも頑張ってください!」

昇龍会(3年生を送る会)・幻龍プロジェクト発表

昨年度は新型コロナウイルス感染症の影響で開催できなかった昇龍会。今年度は在校生の参加を最小限にする、座席の間隔を取るなどといった感染症対策を十分にとりながら、3月1日、本校大体育館にて実施されました。ダンス部・吹奏楽部のパフォーマンスはビデオで放映され、映像に合わせて拍手する等して盛り上がりました。その後は3年生のフリートーク。生徒たちは休校中のこと、今後の進路のこと等思いの丈を予定時間を大幅に超えた40分程度語り合いました。
 昇龍会の最後に行われたのは、KDDI(株)・(株)アソビズムとともに共創し、約半年間有志を中心に1・2年生全員で作成した「実写+プロジェクションマッピング作品『幻龍』」の放映です。何をやったらいいかわからない状態から始まったこの作品制作プロジェクト。ようやく形になったのが2月中旬。2月20日に1・2年生に向けて行われた「幻龍」の試写会を通して、生徒から出た反省点をもとにさらにブラッシュアップが図られました。体育館の壁一面に現れた龍を見て、3年生からは驚きと感動の歓声が上がりました。制作した有志一同がその歓声を聞いたとき、「自分たちの感謝の気持ちが伝わった」と安堵の表情を浮かべました。最後にこのプロジェクトのリーダー青木くんからは「龍は形ではなく思いを引き継ぐもの。これからの須坂高校を任せて欲しい」と力強く語られました。3年生からは「言葉にならないほど感動した。これからも在校生には頑張って欲しい」という声が聞かれました。

ダンス部は映像で会場を盛り上げました。

3年生のフリートーク

実写+プロジェクションマッピング作品「幻龍」

最後には壁一面に巨大な龍が!

3年生は皆感動していました。

幻龍プロジェクト×KDDI共創

幻の龍を映像で創りだそうと動いている「幻龍プロジェクト」。1月23日(土)にはKDDI共創企画に参加した須坂高校含む県内の4つの高校がオンラインで活動内容を報告しました。この報告会に向けて皆でパワーポイントや発表内容を練り上げました。報告会後プロジェクト全体を仕切る青木生徒プロジェクトリーダーからは「今まで誰も作ったことがないものを作ろうとしている。これは大変なことであるが、皆となら実現可能であると信じている。一緒に頑張ろう!」と熱く語られました。

皆堂々と発表していました。

~対話による連続哲学セミナー~ 須坂アカデミー

社会科・倉科先生による連続哲学セミナー「須坂アカデミー」。第2回目となった1月21日、今回は「なぜ人は『自由』から逃げ出すのか ~ヒトラーやトランプが登場するのはこういうこと?~」と題し、エーリッヒ・フロムの「自由からの逃走」を読み、議論をしました。人々は「自由」になったことで逆に「支配されたい」という欲が生まれ、ナチス政権が支配したのではないか、ということを起点に現代についてまで言及されました。参加した生徒は「須坂高校の『自由』に対しても楽しい一面だけでなく、怖い一面もあることがわかりました。それに対して民衆がどう行動していったのか、行動していくべきか、次回の須坂アカデミーで学ぶと倉科先生が話していたので、次回が楽しみです」と話してくれました。

自由について、各々の意見を突きあわせて議論しました。

作家プレゼンテーション

1月の授業から、生徒自身が調べたいと思った作家について図書館で資料等を探し、iPadを用いてまとめ、発表を行っています。タブレットを用いた発表では、資料を拡大し注目して欲しい部分を説明したり、書き込みをしたりと発表のレベルも非常に高いものとなっていました。発表の最後には作家のオマージュ作品を披露し、作家への考えをより深めました。発表したO君は「自分の好きな作家を紹介できて楽しかった。色んな生徒に聞きながら発表することで皆に興味を持ってもらえたと思う。改善点も見えたので、次の機会があれば是非挑戦したい」と話していました。

ゴーギャンの生涯を熱く語るO君

英語部 須坂市内探訪

きっかけは昨年、中央地域公民館の方から「市内の観光名所の案内板を英訳してほしい」という依頼を頂いたことに遡ります。英語部では早速須坂を代表する観光名所にある案内板の英訳に取り組んだのですが、脇奥付門や乳鍵など専門用語に悪戦苦闘・・・まずは自分たちの目で見て理解しなければ英訳どころではない!と頭を抱えました。そのとき中央地域づくり推進委員会の方から「それならばご案内しましょう」とお言葉を頂き、1月20日、今回の市内探訪となりました。須坂市会議員で市内の建築に造詣の深い水越 正和さんの解説をお聞きしながら、遠藤酒造場や今井家・蝶の民俗館、荒井家を巡りました。水越さんの解説は屋根の形や構造、建築技法のみならず、須坂藩の歴史や明治期の製糸業にまで及びました。英語部の生徒は普段なら通りすぎてしまうような身近な場所の歴史や文化財に、驚きながらも興味関心をもって聞き入っていました。「小さい頃から須坂に住んでいるけれど、須坂がこんなに輝いた時代があったとは知らなかった。とても誇りに思う」という声も飛び出し、生徒たちの案内板英訳に対するモチベーションも大いに高まりました。コロナ禍、遠くへ出掛けることが難しい今日この頃ですが、地域住民のみなさまのおかげで、プチ“ブラタモリ”のような楽しい一時を頂きました。
 今後英語の案内板制作とともに須坂市内名所、旧跡を英語でガイドするビデオ制作構想もあります。ご期待ください。

水越 正和さんにご案内いただきました 。
英語部の生徒は案内していただいて、英訳へのイメージを掴めました。

大学入学共通テスト・激励会

いよいよ明日あさってに迫った「大学入学共通テスト」。本校からもほとんどの生徒が受験します。1月15日、その激励会が行われました。密を避けるため、今年度は3学年全員が一同に集まらず、各クラスのホームルーム教室に3年担任団が回り激励を行いました。あるクラスでは、生徒自ら「明日あさっては緊張して本調子を出せないということがないように、今日はたくさん睡眠を取って備えよう。クラス皆で頑張ろう!」と声を上げていました。3学年主任の松田先生からは「授業で行ったことは十分力になっています。自分の力を信じ、頑張ってください。また元気に会いましょう!」というエールが送られました。
 頑張れ3年生!生徒ひとりひとりにとって、良い結果が出ることを楽しみにしています。

先生から激励の言葉

「クラス皆で頑張ろう!」

サイレントで「頑張るぞ!」「オー!」

各学年 日々学習に励む

1・2年生は須坂高校の学習室・通称「スタバ」や教室で復習や予習、課題に取り組んでいる生徒が多く見られるようになっています。また3年生は自己実現に向けて、自習はもちろんのこと、朝や放課後に補習を行っています。入試本番まであと少し。ここが踏ん張りどころです。頑張れ!

学校評議委員会

12月22日(火)に、令和2年度 須坂高等学校 学校評議委員会が本校多目的室にて行われました。生徒による発表では、生物部による「蜂群崩壊症候群」と「二足歩行」についての研究報告、2学年の探究活動「コロナ禍でのスポーツの関わりについて」の発表、サイエンスアソシエーションプロジェクトのタイ海外研修報告、そして幻龍プロジェクトの現状報告が行われました。生徒による発表の後の質疑応答では「身近なことに応用できるような探究をするともっと良くなると思う」「タイでの経験は今後の人生に生きてくると思うので頑張って欲しい」といった意見が寄せられました。学校評議委員の皆様方、ありがとうございました。

二足歩行について(生物部)

2年探究「スポーツについて」

タイ海外研修報告

幻龍プロジェクト

株式会社電弘様からマイク・スピーカーセット寄贈

12月21日(月)に株式会社電弘様から、株式会社八十二銀行をとおしてマイク・スピーカーセットを寄贈いただきました。株式会社電弘の社長からは「自分も妻も子供たちも須坂高校にお世話になった。須坂高校と言えば『自由』である。しかし自由には責任がある、という今の人生の基盤となることを学んだ。現在の自分の会社の方針も同じで、社員たちも自由に主体的に仕事に取り組んでいる。須坂高校の教育に少しでも貢献したいと思い、マイク・スピーカーセットを寄贈させていただく」というお言葉をいただきました。学校長からは返礼の言葉で「寄贈いただいたマイクに社長の熱い想いを乗せて、今後代々在校生たちにつないでいきたい」と話しました。今後、様々な場面で使用させていただきたいと思います。

幻龍プロジェクト

須坂高校のシンボルである龍を3月1日(月)の「3年生を送る会」にてプロジェクションマッピングを使って創造しようと活動している「幻龍プロジェクト」。12月18日(金)はプロジェクションマッピングの技術サポートをしていただいている株式会社アソビズムの方々から、龍の映像を立体的に見せる方法を指南していただきました。また、12月21日(月)には大体育館で、このプロジェクト全体を支援いただいているKDDI(株)の方々とともに、中間発表会を行いました。ここまで撮影してきたストーリーや龍の動きを確認し、振り返りを行いました。一方で、課題も沢山見つかりました。生徒会長は「残り2ヶ月。皆で協力して、改めて今後どのように活動していきたいか精査して、頑張っていきたい」と力強く語っていました。残り2ヶ月でどこまで前進し、ワクワクと感動にあふれたプロジェクションマッピングを作成できるのか。今後に期待です。
 このプロジェクトの模様を長野放送の取材班が特集しました。12月23日(水)夕方のニュースで取り上げられました。

アソビズムの方々から具体的な編集技術指導

龍が奥に進んでいるように見せる方法を学ぶ数学研究部部長

大体育館に巨大な龍が出現!!今後が楽しみです!

1年生 相澤 舞花さん 第48回北信越高等学校選抜卓球大会・女子シングルスで優勝

12月18日(金)~20(日)に石川県金沢市のいしかわ総合スポーツセンターにて行われた第48回北信越高等学校選抜卓球大会兼令和2年度全国高等学校選抜卓球大会北信越予選会で、本校1年生の相澤舞花さんが、女子シングルス部門で優勝しました。今後について相澤さんは「来年の夏は、県大会でシングルス・ダブルス・団体三冠を果たし、インターハイに出場したいです。そのために、得意なプレーはもちろん、苦手なプレーを積極的に限られた時間の中で練習したいです」と力強く語ってくれました。

2年生 探究中間発表会

毎週2時間、自分の興味関心のあるもの・ことについてグループで模索する「探究」の授業。12月14日、探究中間発表会が行われ、各グループそれぞれが今までの成果を発表しました。参加した生徒は、「どのグループも細かい分析から問いを見つけていて、自分たちのグループも頑張らないといけないと思った」「発表後の質疑応答を受けて新たな課題が見つかったので、そこについて改めて考えて行きたいと思った」といった感想が聞かれました。3月の探究最終発表会に向けて、更に深い探究をしてほしいと思います。

クリスマスフェスティバル

12月5日、クリスマスフェスティバルが行われました。文学部による部誌の配布や、ダンス体操部・軽音楽部による発表で会場が盛り上がりました。今年度は事前の放送やポスターの宣伝により、例年より大勢の生徒や教職員が観覧しました。新型コロナ対策がされた中で、生徒は少し早めのクリスマス気分を味わうことができました。

会場を大いに盛り上げてくれたダンス体操部と軽音楽部の様子

Suzaka Academic Challenge with Harvard Students 2020

11月25〜27日の3日間、須坂高校初の1学年全員対象の英語漬け企画「須坂アカデミックチャレンジ with ハーバード大生2020」が行われました。コロナ禍で開催も危ぶまれる中、それを逆手にとったようなオンライン企画を含む英語ワールドが須坂高校に出現しました。
 午前2時間、午後3時間のワークショップは、①オンラインでボストンと結んだハーバード大学の現役大学生とのトークセッション、②ハーバード卒業生による特別講義、③4人の英語講師による対面ワークショップ、そして最後に④生徒が自ら作ったオリジナルプレゼンテーションとバラエティに富んだものでした。

ハーバード特別講義。英語だけで2時間、ハードだけど楽しかったです。

<3日間を終えての生徒の感想>
・英語の技能だけではなく様々な見方を教えてもらった。国が違うから考え方や感じ方も根本的に少しずつ違うと正直なところ決めつけていたが、そんなに変わらないと感じた。英語よりも他の国の人と自分たちの考え方や感じ方を学んだと思う。
・ハーバード大生と話すのなんてこれで最後かもしれないしお話できて良かったです。思っていたより楽しかったし、英語に対しての意識が変わった。もっと英語を喋れるようになりたいと思った。
・ハーバード生と関わっている中で、強い意志と垣間見える努力、優しい心がまっすぐ伝わってきて、すごくいい影響を受けました。勉強は楽しいことだと改めて思いました。また、自分もハーバード生のように堂々と出来る人になりたいと強く思いました。

社会問題をアートで表現!

グループワークも英語で!

放課後も残ってスペシャルレクチャー

2年生 バス遠足

11月27日、①塩尻・松本方面②上越方面③河口湖方面の3カ所から生徒各自が希望するところに行ってきました。塩尻・松本方面では奈良井宿の散策や、浅間温泉での食事・入浴を通して、歴史ある街の良さを再発見しました。上越方面では、上越市水族館うみがたり、ヒスイ海岸の見学など、長野では体験出来ない海の魅力に触れてきました。河口湖方面では、限られた時間の中でどのようにアトラクションを回るか考えながら、富士急ハイランドで楽しい一日を過ごしました。「クラスや学年の友人と出かけられてよかった」「大変な状況の中、計画してもらってありがとうございます」等、生徒からは遠足を楽しんだ声や暖かい声が聞かれました。

奈良井宿の散策(塩尻・松本方面)

ヒスイ海岸の見学(上越方面)

富士急ハイランド(河口湖方面)

クラスマッチ

2学年の生徒自らが議論を重ね、運営方法を考えながら、企画したクラスマッチ。バスケットボール、バドミントン、サッカーの3種目に分かれて、11月26日、2学年のみで実施されました。そのため試合数も多く行われたり、先輩・後輩がいない等いつもとは違った雰囲気で楽しむことができました。男子はサッカーとバスケットボール、女子はバスケットボールとバドミントンに取り組んでいました。多少肌寒い気温となりましたが、生徒たちは身体を元気に動かし、それぞれの競技をクラスメートと共に楽しんでいました。例年のようにはできないことが多い中、自ら工夫してやり遂げることの面白さを学ぶことができました。

バスケットボール
 男子・女子の順に
 1位 6組・1組
 2位 3組・5組
 3位 4組・2組

バドミントン
 1位 4組
 2位 3組
 3位 6組

サッカー
 1位 1組
 2位 5組
 3位 4組

1年生 Suzaka Academic Challenge with Harvard Students 2020

須坂高校の「未来の学校プロジェクト」の一環として、Suzaka Academic Challenge with Harvard Students 2020(通称SAC)が11月25日(水))~11月27日(金)まで行われています。SACは1年生全員が参加し、「英語で学び、英語で考え、英語で話し合う!」をスローガンとした公立初のプログラムです。ハーバード大生とのトークセッションや、SDGsやEgyptian Hieroglyphsについて考えるワークショップ等を、英語を用いてじっくり取り組んでいます。この3日間で生徒がどのように成長するのか楽しみです。

横断幕でお出迎え

ハーバード大生とオンラインでトーク

一番高い塔を作れたのはどのチーム?

幻龍プロジェクト・大型プロジェクターを使っての実験

KDDI(株)とタッグを組み、今年度作成できなかった幻の龍をプロジェクションマッピングで作成しようと立ち上がった「幻龍プロジェクト」。11月26日(木)には大体育館でプロジェクションマッピングを行うために必要な大型プロジェクターを実際にお借りして、様々な実験を行いました。プロジェクターの動作確認や配置場所の確定、4画面同時出力への挑戦などにチャレンジ。その中で新たに配線計画の必要性や機材不足等新たな課題が見つかりました。たくさんの課題を乗り越えて、壮大なプロジェクションマッピングになることを期待しています。

プロジェクター設置・起動に悪戦苦闘・・・

真剣にパソコンと向き合う数研部部長

仮の映像を投影して実験

台湾・羅東高校との姉妹校締結1周年記念オンライン式典

昨年11月、須坂高校は台湾宜蘭県国立羅東高校と姉妹校締結を結びました。本来であれば2学年全員が修学旅行で台湾に行き、現地で羅東高校生と交流を行う予定でしたが、今年度はコロナ禍のため修学旅行が中止となりました。そこで11月18日、姉妹校締結1周年記念式典をオンラインにて実施しました。両校の校長と生徒会長の挨拶、各学校の紹介ビデオ上映の後、須坂高校英語部生徒による英語での応援メッセージと室内楽部によるヴィバルディ「春」の生演奏が行われました。生徒会長は今回の式典を「オンライン上の対話となってしまったが、距離が離れていても心は通じ合っていると感じました。今後もオンラインでの対話を重ねながら、コロナが収束したら実際に訪問して対話をしたいです。」と振り返っていました。また,英語部の原さんは、式典後「羅東高校の皆さんと直接会うことはできなかったけれど、できることを考えて交流できたことは良かったと思います。今後はオンラインを活用して地球温暖化など国際的な問題について意見交換したいです。」と語ってくれました。
 12月16日(水)には須坂高校2年が取り組んでいる探究活動のテーマに基づいて、羅東高校の生徒と対話し考えを深める交流企画をオンラインで実施予定です。

 以下、生徒会長が記念式典で話した内容の一部です。
 「修学旅行のみならず、他の多くの学校行事も規模の縮小を余儀なくされています。本校の文化祭『りんどう祭』で毎年建立されていた『龍』も今年は建てることができませんでした。『龍』建立は叶いませんでしたが、なんとか作成を終えていた『龍のうろこ』に生徒1人1人が、自分たちの将来や将来の文化祭に向けたメッセージを記入することができました。皆さんと直接会うことはできませんが、オンラインでお会いできることを本当にうれしく思います。コロナウイルスによる厳しい状況は当面続くかもしれませんが、姉妹校の生徒として私たちの心はいつも皆さんとともにあります。また私たちは皆さんをいつも応援しています。この式典が両校の絆を深め、両校がますます発展することを祈念いたします。」

学校長の中国語での挨拶

オンラインでの様子

生徒会長は英語で挨拶

英語部は英語で羅東高校へ 応援メッセージを送りました

室内楽部による生演奏 曲目はヴィバルディ「春」

最後は皆で記念撮影!

ソフトテニス部 新人戦県大会の男子個人・男子団体で優勝

10月24・25日 ソフトテニス部が男子個人(有賀・勝山組)では平成6年度以来26年ぶり、男子団体では昭和60年度以来35年ぶりに新人戦県大会で優勝を果たしました。「1人1人が部に対して貢献できることを何か探し、全員で部を作る、誇りを持って活動する」ことをモットーとしているソフトテニス部。キャプテンの栗原君は「試合に出ていない人や女子も含めて、皆で勝ち取った優勝だと思います。感謝と謙虚さを忘れず、強くなるために必要なことを限られた時間の中で考えて、1つ1つの大会に全力で向き合っていきたいです。」と力強く語ってくれました。

台湾の羅東高校 姉妹校締結1周年記念式典準備

昨年11月、須坂高校は台湾宜蘭県国立羅東高校と姉妹校締結を結びました。本来であれば2学年が修学旅行で台湾に行き現地で羅東高校生と交流を行う予定でしたが、今年度は修学旅行が中止となりました。そのためオンラインによる姉妹校締結1周年記念式典を計画し、その式典に向けて、10月28日(水)に羅東高校とオンライン会議を実施しました。参加者の自己紹介の後、記念式典や交流活動の段取りの詳細を確認しました。参加した生徒は「オンラインを通して国や言語の違いはあるけど、同じ高校生なんだなと感じるときも多くありました」「お互いの国のことに興味を持っていることがわかり、もっといろいろなことを知りたいと思いました」と語っていました。
 今回打ち合わせた内容をもとに、11月18日に記念式典をオンラインで行う予定です。また、12月には2学年が現在探究の授業で考えているテーマをもとに「第1回 探究活動×国際交流 コラボ企画」を計画しています。羅東高校の生徒との交流を通して他国の状況を知り、より深い探究につなげていきたいと考えています。
 継続的に台湾の生徒たちと交流することで、より広い知見を持った生徒に育って欲しいと思います。

公開授業・学校説明会

10月17日、中学生やその保護者、在校生の保護者や地域の方等150名を超える方々においでいただきました。iPadを使っての授業が多く展開されており、「iPadを使って生徒の意見を集めたり宿題を回収していた」「皆授業に集中していると感じた」という意見をいただきました。公開授業後には学校説明会が行われ、須坂高校の様子や進路状況について説明が行われました。

教育実習生と語る会

10月5日(月)から須坂高校では教育実習が行われており、本校の卒業生である7名の教育実習生が日々授業研究やホームルーム運営を学んでいます。10月9日金曜日の放課後に「教育実習生と語る会」が行われました。
 教育実習生は「得意・不得意で文系・理系を選択するのもよいが、その先の人生でどんなことをやりたいか、もしくはどんなことに興味があるのかを基に選択するのも良いと思う」「大学の特色やその大学で学べる学問はバラバラで受験科目も異なるので、大学調べは徹底して行った方が良い」「苦手科目は後回しにせず早めに取りかかって、苦手意識をなくした方が良い」等、自身の経験を赤裸々に語ってくれました。その話を在校生たちは、興味津々に聞いていました。また会の後半には実習生が大学で学んでいる学問ごとにグループを分け、在校生は自身の興味のある学問を学んでいる実習生のもとで、より深い話を聞いたり、その話に対しての質問をしたりしました。
 参加した生徒からは「大学のアルバイトの実情や勉強へのモチベーションの上げ方を、直接須坂高校の卒業生である実習生に聞けて良かった」「オープンキャンパスがWEBのみでネットの情報しかわからなかったが、実際のリアルな声を聞けて安心した」と話していました。
 在校生・教育実習生ともに、お互いからたくさんの刺激を受けてより良い生活にしていってもらいたいです。

SNS講演会

10月8日(木)の午後、本校大体育館にて1年生を対象に、SNS講演会が行われました。一般社団法人セーフティーセット総合研究所 所長 南澤 信之先生を講師に迎え「ネット ここが心配!~SNSの危険性と留意点~」という題目で講演していただきました。ネットトラブルに巻き込まれない・巻き込まないためにどうすればよいのか、具体的な事案を通して熱くお話いただきました。
 講演会を聞いた生徒からは「SNSは正しい情報というより、感情や個人情報が流れてしまうと分かった。原因はこれくらいなら、皆もやっているからという油断する気持ちや、自己満足で正義感を持っていることだとわかった。SNSはたくさんの情報であふれているけど、その中から正しい情報を自分で確認しながら選んでいこうと思った」「危険なことには手を出さなければ大丈夫だと思っていたが、その『危険なこと』を具体的に理解していなかった。投稿した内容や自分が『いいね』した内容が、自分の将来・他人の将来に関わってくることを自覚してこれからは使いたい。また、高校生になってスマホの使用時間が増えてきているので、健康や将来のために使用時間を短く(できれば1時間以内に)していきたい」といった感想が聞かれました。
 1年生は1人1台iPadを所持しており、気軽にネットにアクセスできる環境にあります。気軽にアクセスできるからこそ、1人1人のSNSに対する向き合い方が大切になってきます。今回の講演会から今後の行動に生かしていってほしいと願っています。

南澤 信之先生にご講演いただきました。

皆真剣に聞いています。

講演会後クラスにて内容を各々まとめました。

第2回 サイレント哲学対話2020

9月28日(月)の6・7限目に、今年度2回目となる「サイレント哲学対話2020」が行われました。前回は学年ごと体育館で行いましたが、今回は1・2年合同で、各教室でGoogle Meetを用いて行いました。講師は前回同様に長野県立大学より馬場 智一先生にお越しいただき、馬場先生の進行で、会話を控えた筆談形式で進められました。
 今回は個人個人が「自分の事」として考えられることに対してテーマを設定しました。テーマに関して個人が持っている問いをワークシートに記入し、そのワークシートを他人と交換。他の人が立てた問いに対する答えを記入して返答。さらにその返答を見て自分の考えをさらに返答することを繰り返して、自身の考えを深めました。最後には今回の哲学対話を通して新たに浮かんだ疑問を付箋にまとめ、模造紙に貼りました。生徒からは今回の哲学対話を通して「他学年の意見を知ることで、さらに新たな考えが学ぶことができた」という意見が挙がりました。

馬場 智一先生を講師にお招きしました。

問いに対して返答します。

皆真剣にたくさんの書き込みをしました。

哲学対話を通して浮かんだたくさんの新たな問いを、模造紙に貼りました。

英語指導力アップスキルプロジェクト

9月16日(水)の午後、本校にて、英語科教員の指導力向上を目的とする「英語指導力アップスキルプロジェクト」が行われました。6時限目の1年生の「コミュニケーション英語Ⅰ」の授業公開と研究会が行われ、研究会には他校および大学の先生方を含め、総勢20名程が参加しました。
 授業では、iPadを利用した活動に注目が集まりました。iPad上では「ロイロノート」というアプリケーションを使った活動が展開されていました。課題に対する意見や考えをまとめたものを先生に提出すると、即時に電子黒板にそれらの意見が表示されます。生徒たちは他の生徒の意見を見ながら自らの考えを深めていました。その場で共有ができます。また、単語テストや文法の小テストでは、正誤データがその場で表示され、それを見ながら生徒の間違えやすいポイントをわかりやすく解説していました。これまでと同様にその場でワークシートを使ったり辞書を使う活動もあり、テンポの良い授業が展開されていました。
 続いて行われた研究会では、授業者から「このように、iPadを使うことによるスピード感と見える化ができ、これまでの授業方法に加えてさらに引き出しが増えた」とのコメントがありました。参加者からは、iPad利用までの手続きや費用などハード面の質問も多く寄せられました。最後に清泉女学院大学の室井美稚子教授が「iPadはあくまでも教材の一つで有り、状況に応じて使い分けることが大切であること。また、コロナ禍で突然強いられることになったオンライン授業という新しい形態にも、しなやかに対応できる準備をしておくことが大切だ。」とまとめていただきました。

iPad上で自分の意見を英語で記入

小テストの正誤データをその場で共有

iPadだけでなく紙も活用

公開授業後研究会が行われました

清泉女学院大学・室井 美稚子先生からご講評をいただきました

講演

9月13日に2年「探究」の授業で、信濃毎日新聞社の読者センターから山嵜 文智先生をお迎えして、リサーチクエスチョンのまとめ方についてGoogle Meetを使用し講演していただきました。探究の授業では現在「探究計画発表会」に向けて、探究活動を整理しまとめています。その準備や発表の中で行うことが、新聞記者の手法と多数共通することから今回の講演が行われました。講演後、教えていただいた手法を参考に、自分たちの探究の課題に対して取り組む計画を再考し、その方法を多角的に具体化しました。
 ある生徒は今回の講演をお聞きして「5W1H(だれ、いつ、どこ、なに、なぜ、どのように、どのような、どのくらい)に分けて考える方法が、今後の探究で使いやすいツールと感じたので積極的に使っていきたい」と話していました。

体験入学・学校説明会

9月13日に中学生向けの体験入学および学校説明会がありました。今年度は新型コロナウイルス感染症の影響で、密になることを避けるため、午前・午後の2部制に分かれての実施、部活動見学なし等例年とは大きく異なる開催となりました。
 全体会で学校紹介や日程説明が行われた後、講座ごとに分かれて高校の授業を体験してもらいました。国語では中学生に古典の授業を体験してもらいました。数学はゲーム理論や指数の拡張等を扱いました。社会では織田信長の天下統一の話やアメリカ合衆国憲法と須坂高校生徒会規約の読み比べが行われ、理科では鏡の作成やウニの発生の観察、ゴム紐を使って物体の運動を考える実験を行いました。英語では本校の特徴であるiPadを使った普段の授業を体験してもらうため、中学生が本校1年によるiPadでのサポートを受けながら、授業を体験しました。
 体験授業の後は、生徒による海外研修報告と本校の紹介を行いました。発表した本校の生徒は「緊張したが、クイズを中学生に出しながら楽しく須坂高校を紹介できた」と話していました。
 実際に体験入学に参加した中学生からは「タブレットを使った新しい授業で初めての体験ができて良かった」「高校生になったら、どのような雰囲気で勉強するのか、授業方法はどういったものがあるか、知らないことをたくさん知ることができた」「生徒会の発表では、りんどう祭の様子が動画を交えて詳しくわかって良かった。須坂高校に入学して、そういったものを自分たちで創り上げられたらいいなと思った」という感想が挙がりました。

学校長より中学生に向けて挨拶

全体会で上映された放送部制作の学校紹介ビデオ

保護者向け学校説明会

―「麒麟がくるの時代」織田信長の天下統一 ―(日本史)

本校1年がiPadを使って説明(英語)

―ゲーム理論から数学の面白さについて―(数学)

―ウニの発生―(生物)

―ゴム紐を使った実験―(物理)

本校生徒による海外研修報告と本校の紹介

防災訓練

地震が発生し、さらに機械室から火災が発生したという想定で9月10日に防災訓練を行いました。まず机の下に避難し、地震が収まるまで待機。その後、避難経路に従い小体育館及び大体育館へ避難しました。今回の経験により避難経路もしっかり確認できたことと思います。
 須坂市消防本部の署員の方は本校のOBであり、「避難場所を確認して、安全な場所を自分で選び、考えながら避難すること」と「熱・意気・ガリの精神を持って学生生活を頑張って欲しい」ということを伝えていただきました。
 自分で考え、行動する。須坂高校が大切にしている自主自律(自立)の重要性を改めて学びました。

サイレント哲学対話

7月20日(月)に、昨年に引き続き長野県立大学より馬場 智一先生をお招きして、本校1・2年生を対象として、今年度第1回目の「哲学対話」を実施しました。
 今回は、新型コロナウイルス感染症の影響を考慮し「サイレント哲学対話2020」と題して、会話を控え、筆談を中心としながら対話を進めました。今回のテーマは1年生は「学校について」、2年生は「仕事について」。テーマに関して個人が持っている問いをワークシートに記入し、そのワークシートを他人と交換。他の人が立てた問いに対する答えを記入して返答することを通して,、考えを深めました。生徒からは哲学対話を通して「いろんな考え方の人がいて、その人の意見を聞いて納得したものもあった。哲学を考える時間があってもいい」「自分の質問に対しての新たな発見もあったが、他人の意見を受け入れるということが大切だと思った」という感想が挙がりました。次回は9月28日に実施します。

馬場 智一先生を講師にお招きしました。

それぞれが持っている問いを記入。自分と精一杯向き合っています。

自分が書いた問いについての返答を踏まえ、自身の意見を述べています。

最後に新たな問いを付箋に書いて貼りました。たくさんの問いが生まれました。

第1回 グローバルキャリアシリーズ

国際社会で生きていくための活きた知識や経験談から将来の人生設計を考えるきっかけにしてほしい。そんな思いから始まったグローバルキャリアシリーズ。オンライン会議用アプリZOOMを使って、6月14日、ニューヨークと須坂高校を結びました。進路を見つめ直したい、英語の力をつけたい、留学を考えている・・・など様々な思いを持った須坂高生26名と他校生25名が参加し、コロンビア大学やジョンズホプキンス大学で教鞭をとりアフリカに無料オンライン教育を提供する、本校卒業生の佐々木 文子先生の講話を聞きました。後半の質疑応答では次々と生徒から質問が挙がり、予定時間を大幅に延長して、熱気あふれるやりとりが続きました。
 講演の主な話題は「高校時代と大学選択」「英語力向上法」「失敗とのつきあい方」「今後の目標」などでした。生徒からは「参加していた他の生徒もみんな意志が強く夢を持っていて、本当に多くの刺激をもらえました」「自分は周りの人と一緒にいることで安心している部分があったが、もし世界で活躍したいならばその考えはよくないのかなと思った。出身地は関係なく、誰でも世界で活躍できるということを認識した」という感想が出ました。
 また6月19日(金)には、グローバルキャリアシリーズに参加した須坂高生が松本県ヶ丘高生とリフレクションを行いました。

第1回 グローバルキャリアシリーズ
 講師 佐々木 文子先生(本校卒業生)

新型コロナウイルス感染症の影響による換気・除菌

新型コロナウイルス感染症の予防のために、教室等の換気や生徒や職員が触れる箇所の消毒をしています。
 特に消毒においては、毎日1回以上校舎内すべての箇所で次亜塩素酸水を用いて拭き取り消毒をしています。日々変化する状況下ではありますが、本校の中でできることを考え実行していきたいと思います。