学校長挨拶

第29代学校長 細萱 育子

令和5年度のスタートにあたって

 

 昨年度4月より長野ろう学校長として着任いたしました細萱育子(ほそがや いくこ)と申します。よろしくお願いいたします。

 長野ろう学校は、本年度創立121年目を迎える歴史と伝統のある学校です。このように長い歴史を重ねてこられましたのも、関係の皆様のおかげと心より感謝申し上げます。

 現在、本校では、幼稚部から高等部までの聴覚に障がいがある幅広い年齢の幼児児童生徒が学校生活を送っています。また、0歳児から2歳児までの乳幼児の支援を行うと共に、長野県東信地区の乳幼児支援のために小諸分教室も開設しています。さらに、地域の学校で生活している聞こえに障がいのある子ども達への支援も行っています。

 本校の学校教育目標は、「美しい言葉 豊かな心 元気な体」です。この目標の具現に向け、令和5年度の学校運営の重点を「聴覚障がい教育を中核に進める学校の伝統を生かしつつ、確かな学力や社会性を身につけるための“新しいろう学校の創造”」とし、教職員一丸となって、「分かる授業」「子ども・保護者との信頼関係の構築」「切磋琢磨する職員集団」を目指し取り組んでいます。

 また、日々の授業や様々な教育活動を通して、物事への興味関心を育て、校歌にもある「美しいことば」「新しいことば」を一つでも多く身に付け、豊かな人生を送れるよう、一時間一時間の授業を大事にし、日々の支援を行っています。日々の関わりの中で、子ども達の思いや言葉を大切に受け止めながら、子ども達、保護者の皆様、関係者の皆様と、“共に歩む”気持ちを大切にし、子ども達一人一人の力を伸ばし、その力が十分発揮できるよう教育活動を推進していきたいと思います。

今後も本校へのご理解とご支援をよろしくお願い申し上げます。



120周年行事に寄せて(120周年リーフレットから)

 長野ろう学校創立一二〇周年に際し、これまで本校を支えてくださった多くの皆様に心より感謝申し上げます。本校は、学校教育目標「美しい言葉 豊かな心 元気な体」のもと、聴覚障がい教育を中核に進める学校の伝統を大切にしながら、校内外の諸活動の充実に向け実践を積み重ねてまいりました。
 これからも、一二〇年の歴史と伝統を大切に受け継ぎ、未来に向け教育活動が更に充実するよう、皆様と共に新たな一歩を踏み出していきたいと思います。今後ともご理解とご協力をお願いいたします。