学校農業クラブ SAC:school Agriculture Club
学校農業クラブとは
高等学校において農業を学ぶ生徒によって組織され、その中で生徒自身が交流・研究・発表し、自主的に農業学習を進めるための組織である。
農業クラブ活動
「緑の環境デザイン賞」で緑化大賞を受賞しました! 造園クラブ | 2010年11月18日
造園クラブは現在クラブ員24名で活動しています(3年生7名、2年生13名、1年生4名)。
8月に「第21回緑の環境デザイン賞」(財団法人 都市緑化基金、第一生命保険主催)へ応募した「須坂市臥竜公園緑化プラン」が、「緑化大賞」を受賞しました。
今回は、全国の自治体、大学、市民団体などから24件の応募があり、国土交通大臣賞2件と本校造園クラブが受賞した緑化大賞3件が選ばれました(全国の高校生応募では初受賞となります)。
副賞として500万円を超える工事費があり、全て須坂市に寄付をします。クラブ員の夏休み中の調査・設計の苦労が実りました。
須坂市臥竜公園緑化プランは、須坂市との連携で臥竜公園の桜樹勢回復作業に取り組んで3年目を迎えます。 本年度、コスカシバ発生と材質腐朽菌による胴枯れ病衰弱木には相関関係があることを発見しました。8月に集中的にサクラの単木調査を行い、研究成果を台帳にまとめてきました。 加えて、造園クラブ発足8年目となり、これまで取り組んできた樹木調査結果、マツ枯れ調査結果をまとめて6項目にわたる緑化プランを提案しました。 その際、参考としたのは、臥竜公園を設計した本多静六博士の図面です。近代ランドスケープの父と言われている本多博士は、東京の日比谷公園の設計をしたことでも有名です。 今回の「緑化プラン計画図」は、シダレザクラ、モミジ、ヤマツツジ、水生植物などの景観作りを提案しています。
「緑の環境デザイン賞」は、緑豊かな都市環境の形成に貢献する緑化プランを表彰するもので、今回の応募は、地元須坂市の臥竜公園の魅力向上を目指したプランが高く評価された結果です。 現在、クラブ員が主体的に関わり、須坂市へ実施設計の提案作業を行っています。来年3月の工事完成に向けて、都市公園の計画から施工までの流れを学ぶよい機会となりました。
準備が進む 収穫祝にむけて 情報会計コース他 | 2010年11月16日
来る11月19日(金)に予定されている収穫祝に向けて、各コースでは準備が進められています。
地元JAと協賛して販売を行うリンゴの袋詰や、豚汁の材料加工など、各コースの生徒達は担当する部門の準備を行いました。
今年度の収穫祝は地域に開き、地域の皆様とともに、生徒達の学習の成果でもある収穫を祝います。準備万端で皆様をお待ちしております。
冬の足音を聞きながら ハクサイの収穫 農業科学基礎 | 2010年11月12日
遠くの山が白くなった秋空の下、一年生が定期的に行ってきた生育調査を終えた白菜の収穫を行いました。
収量調査の為、株の重量をはかったところ、一番大きい株で約6キロ、小さい株で約2キロとなりました。
ハクサイの収穫は、ここ須坂も白く染まる日が近いことを予感させます。
須坂発地域づくりリレー講演会 ―高校生は今― 野菜クラブ | 2010年11月11日
11月7日(日)に須坂市中央公民館で行われた「第4回須坂発地域づくりリレー講演会 ―高校生は今―」に講師として野菜クラブの7名が参加してきました。この講演会は、須坂市内の高校生が校外活動を通して地域住民に訴えたいことを発表する場でした。
参加したのは須坂高等学校と須坂商業高等学校と本校です。野菜クラブは、「信州すざか農業小学校での私たちの取り組み」と題して発表してきました。好評であったように感じます。
他校は、地域のお祭りで発表したダンスや楽器の演奏、学校オリジナルのパンやラスクの商品開発や販売の実績を発表していました。
基礎・基本を大切に 情報会計コース | 2010年11月11日
昨日午後本コース2年生が本校第二農場に作付された小麦のサンプリングを行いました。第二農場には課題研究のための試験区が設けてあります。
それぞれの試験区の生育調査を実施し、標本を採取したのち学校へ戻り、その後の処理や生育量の計算方法について学びました。計算といっても四則演算の範囲ですが、基本的な考え方は非常に奥が深いものがあります。何を求めるための情報なのか、それを理解していないと実習は単なる作業に終わります。取ってくる情報全てに意味があることを確認できたのではないでしょうか。
水稲の収量調査 その④ 流通経済コース | 2010年11月10日
水稲の収量構成要素を調査しています。
各処理区の穂の大きさを比較するため穂長を調査しました。処理区間で違いが出てきているようでしたので写真に収めておくことにしました。
次に、やはり穂の大きさを表す指標である一穂あたりの籾数の調査に入りました。高価な機械はありませんので、生徒達はこれから何千という単位の数を手で調査していきます。 効率は悪いかもしれませんが、このような作業をすることで、稲の穂がいくつの子実をもっているのか感覚をつかむことができるようになります。写真を多用したプレゼンが主流になっていますが、 それに比べると一見無機質な数値は、苦労してとったデータだけに生徒達には愛着があるものではないでしょうか。
橋口 学 先生によるフラワーアレンジメント講習 フラワーデザインコース | 2010年11月 9日
11月8日(月)に行われたコース実習において、外部講師としてFLORENS COLLEGEの先生である橋口学先生をお招きし、フラワーアレンジメントの講習会を行いました。
3年生はクリスマスシーズンにはまだ早いのですが「リース作り」を行いました。 リースといってもツルを使ったリースなどありますが、今回行ったものは、リース型の吸水スポンジ(オアシス)を使いました。 リース作りも個性豊かでどれ一つ同じという作品にはなりませんでした。 また、今回はリース作りの他3年生は「ブーケ作り」も行いました。 ブーケは花材を斜めに挿していく方法「スパイラル型」の基礎を学びました。
2年生は、来年度を意識したフラワーアレンジメントの「基礎」を学びました。
与えられたテーマに基づいて本格的に花を挿してアレンジを作るのは、今回が初めての経験となりました。 初めての作りとしては出来上がった作品は、まさに「十人十色」 誰一人として同じ作品はありませんでした。 どの作品も、生徒一人一人の個性豊かなものばかりでした。 完成した作品は、3年生同様、生徒一人一人の個性豊かな作品に仕上がり、最後に皆の前でプレゼンテーションを行いました。 アレンジメント技術を学ぶとても良い機会になりました。本日はありがとうございました。講師の先生に感謝いたします。
秋色に彩られたentrance フラワーデザインコース | 2010年11月 5日
秋を代表する花のひとつである「キク」。
今年は、例年に無い異常気象からか、昨年度に比べてキクの開花が約1か月も遅れました。
しかし今、本校の事務室脇と農場職員室脇には、赤と黄色の温かい色で玄関が賑わっています。
このキクはフラワーデザインコースの2年生が育てているキクです。
「福助仕立て」にしたキクに「輪台」と呼ばれる花弁を支える為の台を設置しました。
水稲の収量調査 その③ 流通経済コース | 2010年11月 5日
2・3年コース生は収量構成要素の調査に入りました。
水稲の穂長や退化頴果率を知るために、穂を一本一本注意深く観察しデータを取りました。
ある現象の原因を検討する際には、このように要素という小さな単位に分解して調査する必要があるのですね。
「白菜の最終生育調査」 農業科学基礎 | 2010年11月 5日
9月に定植した白菜が結球し、農業科学基礎で1年生が行ってきた生育調査もいよいよ大詰めを迎えました。
生徒達はそれぞれの調査株を抜きとり、葉の数や重さ、結球の様子などを観察・調査しました。
このように生徒達は実物を観察・調査することで作物の生育過程の理解を深めています。
水稲の収量調査 その② 流通経済コース | 2010年11月 1日
すでに前処理が終わった水稲サンプルを農業試験場作物部に持ち込み実収量の調査を実施しました。
本校にはない試験研究用の機材を使わせていただき、生徒達はミスの無いよう慎重に調査を行いました。まだ完全ではないものの、今日得られたデータは多収を予感させるものでした。
標本数が多いうえ、正確を期す必要があったため、午後からの調査の終わりは17:00頃になりました。 お忙しい中、本校生徒の試験研究のため機材や場所を提供していただいた農業試験場作物部の皆様に感謝いたします。
秋の終わりを感じながら フラワーデザインコース | 2010年11月 1日
ここ最近、一足早く寒い日が続き、植物も冬支度へ移りゆく中で、目を引く程、元気な姿を見せている「葉ボタン」
花の温室付近には今、葉ボタンの苗とパンジーの苗が犇めき合っています。
生徒達によって草花たちの冬支度が進められています。