学校農業クラブ SAC:school Agriculture Club
学校農業クラブとは
高等学校において農業を学ぶ生徒によって組織され、その中で生徒自身が交流・研究・発表し、自主的に農業学習を進めるための組織である。
農業クラブ活動
志を高く 上を目指して! | 2010年 6月23日
灰色の空は雨をもたらすことを予感させ、放課後になってやはりそれは降ってきた。こんな天気だから、早く帰宅してしまって静まり返っているはずの教室から、何かを説明しようとしている声や、キーボードを淡々と叩く音が聞こえてくる。 今週末に予定されている農業クラブ県大会に向けて準備をしているのだ。こんな日にと思うわけだが、それには理由がある。準備をしている彼らは校内大会を経て学校代表に選ばれているのだ。
志を共にし責任感やプレッシャーを抱えながら、より上を目指し努力を重ねている。苦しいけれどあきらめず、努力が実を結ぶことを祈る。




造園科 造園技能検定が本校で実施されました | 2010年 6月23日
6月18日(金)~20(日)にかけて、須坂園芸高校会場にて3級造園技能検定の実技試験を行いました。18日午後より20日午前まで作業試験を行い、20日午後要素試験が実施されました。
今回は、本校造園科の3年生29名、2年生2名が挑戦し、その他、臼田高校や丸子修学館高校、東御清翔高校の合計56名が挑戦しました。
作業試験は、指定された区画内に竹垣制作、縁石敷設及び敷石敷設並びに植栽を2時間で完成させ、要素試験では、10種類の樹木の枝を見て、樹木名を判定します。
緊張感の中、受験生は一生懸命、庭の制作を行っていました。これまでの練習の成果を発揮できた人もいれば、十分発揮できずに終わってしまった人もいたかもしれませんが、全員時間以内に完成し終了できました。 この後、学科試験が7月25日(日)に行われます。
流通経済コース 稲の好物は窒素?ケイ素?それとも・・・ | 2010年 6月22日
今日は本校実習田において移植後初めてのサンプリングを行いました。先月移植した稲は無事活着し分けつを始め体がどんどん大きくなっています。
昨年度より本コースは稲の単収向上にむけた研究を行っています。なにをいまさら・・といわれそうですが。
人は今満ち足りてあるものは未来永劫あり続けると思いがちです。もう記憶が薄れている人も多いかとおもいますが、数十年前にあった未曾有の冷害時にどんなことが起こったか。そんなことがこの先起こらないとは限りません。 環境の変化にも柔軟に対応できるそんな栽培技術を、特に主食については持っておくべきではないでしょうか。
研究がどのような結果になるのかわかりません。「結果よりそこに至るまでの過程を大事にしろ」という私の恩師の言葉を今日のサンプリングで思い出しました。



情報会計コース 珍客万来 | 2010年 6月21日
須坂市内4か所に作付した小麦が黄金色に色づき収穫が近いことを知らせてくれています。梅雨の晴れ間で気温が上昇する中、コース生徒はこの時期の小麦の様子を観察するために圃場に出かけました。
ある生徒が観察しようと圃場に足を一歩踏み入れると、小麦畑の中から”バタバタバタ”と音がしました。怖いもの見たさからよく目をこらしてみると、そこにはハトがいて音の発生源を知ることになりました。 わずかなネットとネットの隙間から入り込んだようです。ハトの周りは離乳食を始めたばかりの赤ん坊が食事を済ませた後のような状態になっていました。
ハトにびっくりしながら次の圃場に移動すると、今度はネットに雀がひっかかっていました。観察そっちのけで生徒達はその雀をとりはずそうとやっきでした。
農業は自然環境を守る機能があるそうですが、このような一面をみると、まだまだ自然との闘いの中にあると思うのは私だけでしょうか。
それはそうと、畑に閉じ込められたハトに「こんなところにいたら死んじゃうから、外に出ようね」と話しかけ、また、ネットにかかった雀を埋葬してあげた生徒達の優しさに、”憎き鳥たちめ”という私の思いはしぼんだのでした。




目指せ全国!農業鑑定競技校内大会行われる | 2010年 6月17日
農業鑑定競技とは、授業で学ぶ園芸、造園、食品科学関する実物をみて、その品名やその専門的知識を問う実物鑑定競技です。
全校生徒が同じ問題に挑みます。40問が出題され、本校では1年生が20点以上で、2・3年生は25点以上で合格となります。また好成績者は、決選農業鑑定を経て農業クラブ全国大会(本年度は北海道開催)へ進みます。
全国大会を目指して、あるいは合格に向けて、多くの生徒が放課後や昼休みを利用して勉強してきました。結果が楽しみですね。
競技を運営した農業部の皆さん、ありがとうございました。



野菜科学コース 森上小学校との交流 タマネギ収穫! | 2010年 6月15日
森上小学校の6年生57名がタマネギの収穫にやってきたこの日は、梅雨に入ったばかりのとても蒸し暑い日でした。このタマネギの収穫は、今年で3回目になります。
このタマネギは昨年5年生だった6年生の児童が、11月4日に面積3aほどの圃場に約8000本のタマネギを植え付けました。そのタマネギの収穫です。
簡単に収穫の仕方を説明した後、収穫開始!わずか20分ほどで収穫完了!アッというまでした。 その後、調整・選果もお手伝い。いらない根と葉を切り、大きさ別に4段階に分けてコンテナに入れる。 暑くて日陰のないところでの実習だったので嫌になっちゃうかなぁなんて思っていましたが、そんなこと心配はいりませんでした。 楽しそうに実習をしていました。野菜コース3年の生徒18名も、それにあおられるように黙々と、かつ児童に教えながら実習をしていました。 予定していた1時間では終わらないと思った内容は時間内に終わりました。
このタマネギは、給食センターに運ばれ、須坂市内の小中学校の給食に出されます。
きっと、今日の小学生はタマネギが出る時、今日のことを思い出してくれて楽しい給食になることと思います。
(その児童たちの顔を思い浮かべながら、マスクの形に日焼けした顔で笑顔を浮かべている筆者なのでした。)
環境工学コース 絵手紙サミットを開催しました | 2010年 6月15日
造園科環境工学コースでは、7年前より「ネマガリダケ」の茎と皮を利用して竹紙を漉いています。県内外で、園芸高校の紙を絵手紙に利用して下さっている絵手紙愛好家32名をお招きして、6月12日(土)に「第2回絵手紙サミット」を開催しました。
3年生がネマガリダケの紙を開発した経緯や、レターセットや行灯として利用されている実用化の現状を報告しました。また、2年生はネマガリダケのタケノコ汁やタケノコご飯を作り交流を深めました。午前中は、長野市在住の富永房江さん(風子さん)による「絵手紙との出会い」と題して講演をしていただき、本校生徒が漉いた「ハチク」の紙に絵手紙を書いていただきました。参加者及び生徒は感動と勇気をいただいた貴重な経験でした。
午後は、本校生徒が竹紙のご指導をいただいている上田市在住の紙漉職人 小山久美子さんによる「竹筆製作」を行い、今後の竹の利用に関するヒントをいただくとともに、参加していただいた32名の方々に、世界で1本しかない手作りの筆を持ち帰っていただくことができました。
「来年も是非、参加したい」という多くのお言葉をいただき生徒も励みになるとともに、新しい出会いがまたひとつ生まれた1日でした。
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