【土木工学科】2年生が地元の技術者より鉄筋の組み立てを学びました

【土木工学科】2年生が地元の技術者より鉄筋の組み立てを学びました

 

11月28日(火)に外部連携学習の一環として、長野県鉄筋業協会の会員技術者の方々を招いて、土木構造物の主要構造である鉄筋コンクリートの内部に配置する鉄筋の組み立てについて実践的な学びをしました。

(写真1) 事前講義の様子

鉄筋コンクリートは、コンクリートの内部に鉄筋を配置することで、押しつぶす力にも、引っ張る力にも抵抗できる構造体として、建設分野では幅広く使用されています。内部に配置される鉄筋は、構造物の外観からは目にすることが出来ないため、その存在や役割を知る機会はありません。しかし、土木構造物の設計や施工について学ぶ土木工学科の生徒にとっては、その役割や配置方法などを十分に理解する必要があります。

 

(写真2)配筋図

今回は、設計や製図の授業で課題として扱う「逆T型擁壁」について、内部に配置される鉄筋の組み立てをご指導頂きました。鉄筋を組み上げる際の“ハッカー”という道具を用いた「結束」作業は、事前練習をしたもの思うように出来ず苦労の連続でしたが、次第に上達し、お互いに声をかけ合い作業を進めました。

 

(写真3)土台部の配筋作業の様子

 

(写真4)たて壁部の配筋作業の様子

 

(写真5) 完成後、講師の方と集合写真

今回の実践的な講習を通じ、第一線で活躍する技術者の仕事に対する姿を間近に見て、一緒に作業をした経験は、安心安全な構造物を造るため責任ある仕事の一端に触れる学びとなりました。また、初めての事に対して他者と協力して物事を進める貴重な体験でもあり、生徒たちは普段の生活では得られない経験を通し、様々な事を考える機会となりました