昨年12月18日に池田建設様本社で行われた「高校生が設計した家」のコンペで最優秀賞に選ばれた深尾美希さんの住宅が完成しました。2024年6月15日に竣工式の運びとなり、学校関係者だけでなく、なんとSBCテレビの取材を受けることになりました。放送は6月20日木曜日、午後6時15分からのニュースワイドで放送です。
ここではテレビより早く、竣工式当日の様子をお伝えします。

6月15日 9時00分~ SBCテレビの取材
すでにSBCテレビの宮入キャスターとカメラマンが現場に入り、設計を担当した深尾さんほか池田建設の中澤部長等と一緒に完成した家の中を取材。その間、CRESS設計事務所の久米先生に外観や外構、植栽のお話を聞きました。白壁が青空に映え、玄関入り口の木の壁とのマッチングがすばらしい。庭の植栽にオリーブの木、これは地中海の家かと見間違えるよう。何気なくポーチ脇に立てられている門柱?がユニーク。これが実にかっこいいわけです。

9時30分~10時00分 内覧会
SBCの取材後、新築の家の中を関係者が内覧。玄関から中に入ると、一同、「おおっ、すごい」「こんな家に住みたい」を連発。リビング~キッチン、寝室の動線がまとまっていて、そしてこの家の売りは「スタディスペース」。キッチンの横に勉強ができるスペースを配置して、お見事!こりゃ、勉強も仕事も進みますね。この日は建築学科の3年生と1年生がこれからの自分の設計に活かしたいとのことで見学に来ていました。(いいね👍)

左 スタディースペースに陣取る長工OB・OG
右 見学に来た建築学科の生徒

10時00分~10時30分 竣工式(以下敬称略 祝辞は要約です)
[池田建設社長]
長野工業高校とのコラボで素晴らしい作品ができた。こうした取り組みを機に長野でも自分のやりたい仕事があるということを若者に知ってほしい。関係者の皆様に深く感謝申し上げたい。
[中澤部長]
地元の企業と高校生のコラボを進めてきた。昨年12月にコンペを行って、今日竣工を迎えることができた。こうして実際に見るとすばらしい間取りだということを実感した。皆様に感謝申し上げたい。
[長野工業高校 橋詰教頭]
こうした取り組みは授業だけでは得られないとても貴重な経験になる。家を建てることは多くのサプライチェーンが関わっており、自分一人ではできないことだ。多くの人の手を経てこうして一軒の家ができあがる。貴重な経験を得られるこうした事業は学校としてもとてもありがたいことだ。皆様に御礼を申し上げたい。
[深尾美希さん]
こうして実際に自分で設計した家が出来上がり、間近で見ると感動した。内部を見ると、まだまだ自分にとって足りないところもわかって、とても勉強になる。空調や照明へのこだわりは参考になった。私は企業で働いているが、この経験を大切にして使う人のことを考えながら活かしていきたい。
[設計事務所CRESS 久米様]
コンペから参加させてもらった。本来高校生の設計した家を建てるということは相当勇気がいる事業だ。そもそも住宅は施主の意向があって建てるものだから、池田建設様がこうした事業を行ったことはすごいこと。皆で建てるというコンセプト、夢を3Dで実現したことは驚きであり、素晴らしい取り組みであった。
[長野工業高校 森田先生]
設計を担当した深尾さん、池田さんだけでなく、見学に来た高校生たちは今日ここで感じたことを忘れずにいてほしい。ものづくりの良いところは助け合って一つのものをつくっていくこと。多くの人の協力があって成し遂げることができる。コンペで厳しい助言を受けたことも刺激になった。自分の使命として将来、建築を目指す若者を増やしたい。今日の竣工式では涙腺が刺激された。皆様には本当に感謝申し上げたい。

左 池田社長の祝辞(祝辞中、SBCの取材が入ったので、そちらを入れてしまいました。社長さん、スミマセン)
右 長野工業高校 橋詰教頭の祝辞

10時30分~ テープカットと記念撮影
竣工式の最後はテープカットです。池田社長、橋詰教頭、深尾さんの3名が赤い絨毯の上で華やかにテープカット!
(盛大な拍手)

昨年12月のコンペから今日まで途中の進捗状況を聞きながら、完成を楽しみにしていました。池田さんの設計、深尾さんの設計を実際に住宅として完成させて頂いた池田建設様には本当に感謝申し上げます。そして今日は在校生も現場に見学に来て、色々なことを感じ、学んだことと思います。明日からの学習に活かして、自分の夢を実現できるよう頑張りましょう。そして私たちも長野工業高校生が社会に貢献できるよう、頑張ります。
改めて関係者の皆様に厚く御礼申し上げます。