【土木工学科】生コン工場を見学しました

10月19日(木)に土木工学科3年生の13名が長野市内の生コンクリート製造工場の見学研修を行いました。長野県生コンクリート工業組合様より、卒業後に建設業界で活躍する生徒達に、建設構造物の主要材料のひとつである生コンクリートの製造過程を実際に見学する機会を設けて頂きました。

生コンクリートとは、まだ固まらない状態のコンクリートを指します。コンクリートの主要材料である「セメント」「水」「砂」「石」を適切な割合で混ぜ合わせて出来るのが「生コンクリート」です。

生コンクリートを工事現場で混ぜ合わせて用意する場合もありますが、大量に品質の整った生コンクリートを現場で用意することは大きな設備と費用が必要です。そのため、多くの工事現場では、必要なタイミングで、必要な品質の生コンクリートを、必要な量だけ製造工場に注文し、現場に届けてもらうのです。そうすることで、効率よく構造物を造ることができます。

見学に先立ち、コンクリートに関しての講義を受講しました。

その後、工場内を見学させてもらいました。

大量の砂や石が大きさ毎に分けられストックされています。これらがセメントおよび水と混ざりあうことで、構造物を形づくるのです。

プラント内に特別に立ち入らせてもらいました。ちょうど出荷があり、プラント内で混合作業が行われ、大きな音とともに混ぜ合わされていました。

 

隣接する試験室も見学させて頂きました。出荷した生コンクリートが注文どおりの品質があるか、確認のためのテストピースが大量にありました。基準を満たすことを確認することが安全なものづくりを裏付けているのだと感じました。

 

11月16日㈭には、見学した工場から生コンクリートを提供頂き、学校内にコンクリート通路を造る打設実習を行います。