長野県長野吉田高等学校

本日9月１日より本校の2学期が始まりました。
本来ならば全校での始業式を計画しておりましたが、感染症対策の観点から
学年を分けての分散登校に致しました。
こちらに生徒に配付しました校長講話を掲載いたします。

感染症に屈することなく、この2学期が実りある高校生活となりますように。

９月２日実力考査２日目の午後にキャリア教育講演会として、講師にNiantic東京スタジオ代表で
スマートフォンアプリ『Pokémon GO』のディレクターを務め、本校のOBでもある野村達雄さんをお迎えし、
オンラインにてご講演いただきました。
前半では、中国と日本の文化の違いや、学生時代にアルバイトをしながら独学でプログラミングを学び、
自作でゲーム機を作り上げたことなどをお聞きしました。
お話の中で、「好きなことをとことんやる！」という言葉が印象的でした。

講演会後半では生徒からの質疑に答えていただきました。

野村さんの回答には、「自分は運が良かった。好きなことができるというのは誰もができるとは限らない。」
「選択を迷ったときに、やらずに後悔するよりもやって失敗する方を選ぶ。失敗しても死ぬわけではない。
生きていればいくらでも可能性はある。」「苦手なこと、面倒なことはたくさんあるが、楽しいことに重心をおく。」
といった前向きなものばかりがありました。
現在は、例年通りには教育活動が進められない状況にありますが、未来への希望を抱き、明るく、元気になれる講演会でした。

9月6日（月）から2学期の授業が開始になりましたが同時に、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため
長野県内は『命と暮らしを救う集中対策期間』として対策を強化する期間となりました。
その為本校では登下校時や学校内での密を避けるために、3年生のみ通常登校し、
１・２年生は日ごと交互に登校と自宅でのオンラインでの授業を切り替える対応をしています。

写真はオンラインで授業を行っている様子です。
本校はICT機器の活用を進めてはいますが、生徒と職員お互いの様子がなかなか把握しづらい中、
毎日試行錯誤をしながら授業を実施しています。
1日でも早く通常の登校形態に戻って欲しいですね。

昨年度は、新型コロナウイルスの影響のため中止となりましたが、今年度は１・２学年合同で行われました。
医療看護、教育、行政など１０の分野に分かれ、主に本校卒業生の方々に、それぞれの仕事の実際や、
仕事をしていく上での心構えなどをお聞きしました。
1年生は自宅からオンラインで、２年生は分野ごとの各教室で受講しました。

生徒は、興味関心のある分野の仕事について、その仕事に携わっている方々から直にお話をお聞きすることによって、
その仕事や仕事を通しての社会貢献について理解を深め、自分の将来に新たな意欲を持つことができました。