2025年入試に挑戦し,見事合格となった先輩方から皆さんへ向けていくつかのアドバイスをいただきました。自らの成功のために,参考にしてください。
北海道大学 総合理系 合格
受験を終えて自分が大事だと思ったことは5つあります。
一つ目は謙虚でいることです。具体的には、自分を過信しすぎず、この問題は解けない、あの問題できていない、というふうに何が足りないかを把握する必要があると思います。逆に、しっかり寝てたら取れるとか、本番集中すればいけるとか、根拠のない自信のある人が少なくないように思えました。みなさんは気をつけてくださいね。
二つ目は、ライバルの存在です。自分もライバルがいなかったら、最後までモチベーションが保てなかったと思うし、ライバルのおかげで成長することができました。
三つ目は、二次試験の重要性です。特に難関大学の受験を考えてる人は二次試験の配点が高いので二次が強いと合格にグッと近づくと思います。なので早めに志望校の二次の科目を調べて少しでもいいから進めておくと後々ラクになると思います。
四つめは数学の解き方につてです。正直数学は基礎を全て抑えておければ共テ7割は誰でも行くと思います。しかし、そこからなかなか伸びないという人がある一定数いると思います。そういう人たちにとって大切なことは、冷静でいることだと思います。共テなんかでは、序盤の問題は解けるが、終盤の問題難しく、時間も足りず、色んな情報が頭に流れて軽くパニックを起こすことがあります。その時に、一回深呼吸をし、初めてその問題を見るかの如く脳をクリアにして、再度問題に取り組めるかどうかが、共テ8割9割とる人とそうでない人の差だと思います。
最後は、僕がさっきまで述べたことが全くどうでもいいくらいに重要です。
それは、スマホに勝てるかどうかです。自分の感覚からして受験生の8割がスマホの誘惑に打ち勝てず第一志望を逃していると思います。もちろん自分もスマホには勝てなかったし、自分の周りにもスマホに勝った人は数人しかいません。それでも、最後まで努力してください。それで、結果が出なくても努力してください。
成果を得るために努力するのではなく、努力自体が成果なんだというふうに考えてみなさん受験勉強頑張ってください。
東京学芸大学 教育学部 初等教育教員養成課程・数学コース 合格
大学受験を終えた今思うのは、本当に甘くない行事だったなということです。
高校入試までは、夏休みごろから対策をはじめたという人もいるのではないでしょうか。しかし大学入試では、地頭に頼り、短期決戦というわけにはいきません。確実に早く本格的に受験対策をはじめ、最後までやり切った人が勝ちます。今すぐ勉強してください。
勉強場所については、私は定位置で勉強すると途中で飽きる時期が来るので、日によって勉強場所を変えたりしていました。
・社会科教室(放課後移動時間0で始められる 少し周りの音は気になる)
・長予備(周りが集中していて〇 駅から少し遠い)
・もんぷら(下のスーパーでお昼やおやつを買って食べることができる。カップラーメンも汁を捨てられる 席は多いがたまに満席で座れない)
・県立図書館(駅から遠い 様々なタイプの席がある(友達と話せる、集中など) 目の前が公園💛)
人によると思うので、自分に合った場所をみつけてください。
私の受験は、全体的に自分のことを客観視できていなかったと思います。
記述模試では最後までE判定で、決して一科目得意型でなかったのにも関わらず、個別試験で数学一科目の大学を選んだり、個別試験の傾向をつかむことよりもとりあえず全範囲復習したり、後悔がたくさんあります。後期で第一志望の大学に合格できたことは本当に奇跡だと思います。攻めの出願を否定せずに送り出してくれた両親、先生に心から感謝しています。
前期で落ちた時、後期に向けてなかなかスタートを切れず、後期試験から逃げ、受かっていた私立大学に行くことも考えていました。そんな時、父が急に面接対策をしてきました。一緒に志望理由を考えてくれたり、マナーを教えてくれたり。たのんでもいなかったのに、私に後悔が残らないように、「とりあえず全力で取り組め」と言っているように感じました。また私が受かることを本気で信じてくれていたようにも思います。それから本気で面接対策をするようになり(遅)、奇跡の合格を勝ち取ることができました。みなさんも最後の最後まで諦めないでください。私は、後期で不合格だったとしても、やり切った自分をほめてあげることができていたと思います。たとえ周りが真っ先に進路を決めていたとしても、最後まで耐えてください。絶対に何か得るものがあります。応援しています。
横浜市立大学 医学部 看護学科 合格
★高校生活を振り返って
私の高校生活はほとんどの時間を班活動に費やしていたので、受験に意識を向けたことを始めたのは周りより遅かったです。そのため、3年の初めになるまで希望の進路を固められず、志望大学についてよく知らない、取らなくていい科目の授業を受けなければいけない、と困った事が多くありました。今考えると、具体的な進路は決まらなくても色々な大学について調べたり大学受験について知識を付けたりしておくべきだったなと思います。
★勉強方法
・通学時間が長かったので、電車では単語を覚えたり解説動画を見たりして時間を有効に使えるようにしていました。
・数学が本当に苦手でどうしようもなかったので、得意な英語・国語を伸ばせるようにこの2教科だけは毎日単語を覚える、1日1つは文章問題に取り組む、とい うことを心がけていました。
・私は学校の自習室では周りの熱量と自分を比べてしまって全く集中できなかったので、図書館や家、商業施設の休憩所など場所を変えながら勉強していました。
勉強は学校でやらないといけない!というものではないので自分が集中できる場所を見つけて自分のペースで取り組めると良いと思います!
・二次試験に小論文が課される人は志望分野に関連する話題や課題について幅広く知識をつけておいた方がいいと思います。私がやっていた1冊のノートにテレ ビや新聞に取り上げられている話題をそれに対する自分の考えと一緒にまとめる、という方法は後から見返すこともできるのでとてもおすすめです!
・単語が覚えられない…という人は普段から単語帳を持ち歩いて「あれなんていう意味だっけ?」という時にすぐに確認するようにしてみて下さい。しばらくす るとみるみる単語マスターになれます! 友達と覚えた英単語や古文単語を交えて会話するのも楽しく単語を定着させられるので個人的におすすめです。
★これから受験を迎える皆さんへ
大学受験は高校受験と違って、受験様式や受験科目が1人1人異なるので分からない事や不安でいっぱいだと思います。ですが、毎日出来ることを精一杯続けていけば絶対に大丈夫です!友達と励ましあったり、時には息抜きをしたりしながら大学受験を乗り越えてください。応援しています!
筑波大学 理工学群 工学システム学類 合格
私の高校生活は、一言では表せません。初めてやること、初めて訪れる場所、楽しいこと、面白いこと、悲しいこと、辛いこと…。とにかくたくさんのことを経験し、たくさんのものを学びました。
そのうち3学年になり暁峰祭も終わり、受験が本格化していきました。しかし、私はこれと言って特別なことはしていません。参考書も英単語の語源図鑑(英単語が覚えやすくなるのでオススメ)と、先生方が買う場を設けたものしか買っていません。ただ、これは合格体験記なので、私が行った勉強方法をざっくりお話します。
まず、私は家でできるだけ勉強したくないと思ったので、授業でできるだけ覚えることにしました。しかし、全てを覚えるとなると、授業は短すぎます。そこで、「要点」と「関係」を覚えることにしました。
「基礎知識(要点)と求め方(関係)をある程度覚えればあとはゴリ押せるだろ」
という魂胆です。「関係」を流用できることがあるなど、利点はありますが、これはできる自信のある方だけ真似する方が良いです。ゴリ押しなので。
ただ、単語など、覚えるべきものの数が多く「関係」を見出しにくいものに関しては、他と関連付けたり、関係を学んだりしました。古文単語はある程度現代に残ってますし、英単語は日本語化してるものもあります。さらに、接頭語と接尾語というものがあって、それらと単語の芯になるパーツを組み合わせれば単語ができることを、先ほど紹介した語源図鑑で学びました。物と物の関係が好きになっていた私には、とてもぴったりの覚え方だと思います。
私は定期考査では早く着席していました。最後の悪あがきをあまりしなかったのです。では何をしていたのか。好きな曲を頭の中で再生していました。もしくは軽く歌っていたのかもしれません。そうやって平常心を保っていたのです。最後の悪あがきは無駄ではないと思いますが、私にとっては心を落ち着かせることが重要でした。その甲斐あってか、試験の際にハプニングが起こっても、パニックにならずに乗り越えることができました。
まとめると、私は「要点と関係を覚える」「他のものと関連付けて覚える」「平常心を保つ練習をする」ことで、試験を乗り越えられたのだと思います。この3つの中で、「他のものと関連付けて覚える」「平常心を保つ練習をする」の2つはかなりオススメします。
オススメした方法が皆さんに合うかはわかりません。ただ、ヒントにはなるかもしれません。これを読んだ皆さんが試験をうまく乗り越えられることを期待します。
千葉大学 教育学部 小学校コース 合格
1) 高校生活を振り返って
後悔ないしめっちゃ楽しかった!毎日友達と話せているうちに、話したほうがいいです。
受験始まって自分のことに一生懸命になってるとほんとに一瞬で高校生活終わっちゃいます
あと大人とたくさん話すといいです絶対ぜったい役に立つ
2) 受験に向かっての心構え
使える時間はぜんぶ勉強に使うがおすすめです
もっと勉強しとけば受かってたかもとか思うのダサいなと思い込んでいたので、使える時間はすべて勉強したような気がします
でも勉強しすぎるとストレスたまりすぎて生活がままならなくなっちゃうから、友達と話したり、お散歩したりとか息抜きはマストです
3) 勉強方法
できなかった問題形式や、あやふやな分野は第一優先でやることを強く勧めます
よく先生が模試のときとかに「できなかった問題をできるようにするために復習する」みたいなことを言いますが、それだけでは復習によってカバーできる範囲が特定の問題だけになってかなり狭くなってしまいます。
なのでできなかった問題があったり、正答できたけど知識に不安があるときは、その問題が扱う部分(古文であれば助動詞の訳、数学であれば帰納法、日本史であれば鎌倉文化、などのように少し広義に)を全体的に学び直し確実な知識にしていくのがおすすめです。
もし時間がめっちゃ与えられていたら、これを繰り返して勉強完璧人間になれるかも、という魂胆です。
教科ごとの勉強法・良かった参考書をまとめます。
♡現代文→正答がなぜそういう答えになるのか考える
♡漢文→共テは漢文早覚え即答法、記述は学校でもらった問題集解きまくる
♡数学→色んな人に教えてもらう
あ、これあの人に教えてもらったやつだ!が増えると勉強楽しい
♡英語→文法、単語、熟語、長文の順番
文法知ってるとかっこいいとおもう
♡生物基礎→演習やりまくるに尽きる学校の教材でいい
♡地学基礎→youtubeの物理屋チャンネルて人マジでいいです
地学7点から本番9割近く行った
あと苦手な部分を付箋に書いてまとめたノートを作るのも良いです
付箋に書けば長ったらしい説明にならないので手軽です
4) その他
もちろん勉強しないと合格できないけど、心も体も健康でいることが何より大事!
私は受験期前は午前3時に寝て寝坊して遅刻とか多かったけど、そんなんじゃ日中のパフォーマンスが下がっちゃうから気合で生活習慣なおしました。
あとメンタル面でもつらい時期だけど、そこそこハッピーでいるためにはスマホは必須だし毎日メイク続けたほうが絶対にいい。
自分に本当に必要なこととそうじゃないことの見極めしっかりして、頑張ってきてよかったと思えるように受験がんばって乗り切ってください。
信州大学 経法学部 応用経済学科 合格
高校3年間の勉強を振り返ってみて、早くから大学受験を意識して勉強をするべきだったと思いました。1,2年の時は大学のことをしっかり考えてことがなくて、3年の夏になって考えはじめました。他の人より勉強を始めるのが遅かったけど、焦ってもどうにもならないので自分のペースでゆっくり勉強を進めました。自分に合った勉強法を見つけることが大事だと思いました。私は、行きたい大学も学部も特になくて共通テストが終わるまで志望校を決めてなかったので、勉強のモチベーションが全然なかったです。志望校を早く決めれば勉強のモチベーションにもなるし、推薦を考えることもできるので、早めに決めておいたほうがいいと思います。私は記述が苦手だったので、二次試験の配点が低いところに出願しました。行きたいところがない人は、自分の得意不得意を考えてより有利になるようなところに出願するのもありだと思います。私は人より勉強を始めるのが遅かったけど、1,2年の時に定期テストの勉強を少しでもやっていたのがプラスになったと思います。受験勉強を始めてからは全然勉強のやる気がなかったけど、もう1年受験勉強に耐えられる自信がなかったので、絶対に浪人はしないという気持ちを持って勉強していました。自分なりに勉強することの意味を見つけて取り組むと長続きすると思います。私はスマホ制限をしてなくてスマホを触る時間が多くて勉強をしないことが多かったので、制限したほうがいいと思いました。3年の夏からマンツーマンの塾に通ってから成績が伸び始めました。わからない所を丁寧に教えてもらえるので自分に合っていて良かったです。私は学校や塾の自習室で勉強するのはあまり好きではなかったので、家で勉強することがほとんどでした。集中できないこともあったけど落ち着いてやることができたので、自分の好きなところでやるのがいいと思います。勉強に集中できなくなったら、周りの友達と一緒に勉強したりたまに遊んだりして息抜きをしていました。適度に休憩して勉強していたので最後まで勉強を続けられました。先生や友達のおかげで合格することができました。