「ふるさと探究学・特別編」

 本日は、ふるさと探究学・特別編「1000年後の命の営みを守るために大熊町から伝えること」というテーマで、木村紀夫さん(大熊未来塾主宰)のオンライン授業をうけ、とディスカッションをおこないました。

 2011年3月11日におきた東日本大震災の被災地大熊町とZoomでつなぎ、当時の様子や被災した建物、文化財、亡くなられたご家族についてお話をしていただきました。木村さんのお話から、震災と原発の被害が町や人の心を襲い、甚大な影響を与えたことや、家族・友人といった大切な人の尊さを改めて感じることができる機会となりました。

 講義の後半では、木村さんが用意した問い(別表)について生徒たちはグループで対話をしたあとに、木村さんに応答しました。

 問2では、「自分はパニック状態になり従ってしまう。」・「自分の身は自分で守り、自分で状況判断するため従わない。」という様々な意見が出ました。木村さんからは「周りの人の意見がすべてではない。自分と大切な人の命を守るためには自分自身で決めることが必要だと思います。そのために判断材料として災害がおこる前に知識をつける必要があります。」というアドバイスをいただきました。

別表

問1 家族や友達が被災の可能性のある場所に一人でいたら助けに向かいますか。
問2 行政側の職員から、より被災の可能性がある避難所に「行きなさい」と言われたら従いますか。
問3 電気がないと生きていけませんか。