石臼は穀物を粉にしたり、もちをついたりするときにつかう石製の道具です。「つきうす」と「ひきうす」の2種類があります。「つきうす」は縄文時代から使用していましたが、「ひきうす」は飛鳥時代に伝来し、はじめは薬剤・絵具の調整など特殊な用途に利用され、江戸時代中期頃から一般農家に普及したそうです。
この石臼(ひきうす)は、いつの時代のものでしょうか?
ところで、本校ではそば部の活動が盛んです。そば部で打っている「富倉そば」のそば粉の1割は棚田近くにある水車小屋の石臼でゆっくりと挽かれているそうです。しかし、時間がかかるため残りの9割は機械で挽いています。「木島平のそば」のそば粉は振興公社の機械で石臼を動かして挽いているそうです。
参考文献 国史大辞典編集委員会(1980)『国史大辞典 第二巻』 秋山仁監修(2011)『総合百科事典ポプラディア① 』