地域創造農学科(令和4年入学生)

  • 1地域創造農学科での学びの概略
  • 2地域創造農学科への改編のメリット
  • 3地域創造農学科の教育目標・教育課程
  • 4地域創造農学科での学び
  • 5「北信州学」の学習内容
  • 6「デュアルシステム」の目的と実習例
  • 2学科8コース 将来を見据え興味関心に応じて選択します(令和3年入学生まで)

    アグリサービス科

    [生命と食品の科学・付加価値農業の創造]

    農産物の生産・飼育から加工開発・流通に関する学習、安全・安心な食料を供給する知識と技術を習得するとともに、地域との交流学習を通して、地域理解を深め、地域活性化の原動力となる人材の育成を目標とする。

    植物科学コース

    植物の栽培技術に関して学習する。特産物の研究や豪雪地域での新規農作物、バイオテクノロジーに関する研究を通して、植物の生理生態を学び、実験手法を身につける。地域農業が抱える課題の解決や特産物普及、栽培を通した交流活動などを通して、地域との連携を図る。

    動物科学コース

    動物の飼育管理や活用に関して学習する。飼養管理技術や、循環型農業、人と動物との関わり、畜産加工など、研究を通して動物の活用法を広く学ぶ。木曽馬や特色ある小動物などを活用した、スクールズーとして地域に開放し、地域との連携を図る。

    食品科学コース

    食品原材料の生産・栽培や食品製造に関して学習する。関連する食品微生物や成分分析などを学び、食品に関する実践的な知識や実験手法を身につける。また、農林ブランドの加工品開発や食品加工技術の講習などを通して地域との連携を図る。

    食文化コース

    調理や栄養、食品衛生に関して学習する。栄養や地域の伝統・食文化、新たなレシピの研究を通して、職に関する理論や文化を学ぶ。地産地消が育んだ伝統的な食文化を学び新たな特産物の利用法の開発、普及を目指すなどの活動を通して地域との連携を図る。

    グリーンデザイン科

    [緑豊かな環境・生活の創造]

    森林や草花、それを取り巻く地域の環境を基本とし、園芸を活用した新しい福祉、木材を活用したものづくり、この地域をフィールドにした資源の有効活用に取り組む。地域との交流活動を通して、コミュニケーション力を高めながら、地域に貢献できる人材の育成を目標とする。

    森林活用コース

    木材の加工や利用、森林保全や管理に関して学習する。木材の利用方法を考え、これからの林業分野において活躍できる知識と技能・態度を身につける。また、森林環境の整備を行い、道具の安全な利用や、良い木材を生産するための環境について学び、活用方法などで地域と連携を図る。

    地域資源活用コース

    地域に眠る資源を発掘し、地域の抱える課題に目を向け、「ものづくり」を中心に活動を展開しています。活動の中心には地域があります。放置竹林の竹を材料に庭園やバンブーキャンドルの制作、伝統産業「小沼ほうき」の継承活動、明治時代の水車の復活、山菜ネマガリダケの紙漉など幅広く活動を展開しています。確かな技術を身につけ、ものづくりへ挑戦しています。

    草花活用コース

    草花の生理生態、栽培・管理方法、活用方法に関して学習する。季節感や地域性のある草花生産活動、販売活動を通して感性豊な心とコミュニケーション力を育む。また、花壇作りやフラワーアレンジメント制作といった実践的な取り組みから、草花を活用する技術を身につける。

    園芸福祉

    花や野菜の栽培・管理、交流などを通じた園芸福祉活動に関して学習する。花や野菜の栽培技術や、農耕や園芸が暮らしの中にもたらす効果・効用について広く学ぶ。福祉施設などを訪問し、園芸福祉活動を実践するなかで、地域独自の取り組みとして定着していくように地域との連携を図る。