なべくら高原巨木の谷に自生する巨木ブナ「森太郎」の樹木往診に、グリーンデザイン科2年緑地系の生徒が参加しました。降雨の中での往診になりましたが、ブナの幹を流れる樹幹流を実際に見ることができ、ブナ林観察には最高の日となりました。巨木の谷には、ブナと間接的に共生関係にあるギンリョウソウや沢に残る残雪も見ることができました。推定樹齢400年の「森太郎」は、巨木であるものの、葉は少なく、ヤドリギや心材腐朽のキノコも枯れるほど衰弱していました。トレッキング等で根の周りを踏み固められたことが衰弱のきっかけになったようです。樹木医の先生やなべくら高原森の家スタッフの皆様から、ブナをはじめとする多くの植物について話を聞くことでブナや周囲の自然、環境についても理解を深めることができました。