10月22日に木島平村和栗地区において、グリーンデザイン科2年緑地系の生徒が北信地域振興局及び木島平村役場の皆様にご指導いただきながら、高齢化などによって収穫されずに木に残っている渋柿を収穫しました。この活動は「シブガキ応援隊」と称し、クマの餌である渋柿を収穫することで、今年も多発しているクマの里への出没を防ぐ取り組みです。脚立や高枝切りばさみを使い、約150㎏の柿を収穫しました。10月23日に学校で渋抜き処理をし、地域の福祉施設等にお配りする予定です。

ちなみに、今回の収穫作業中に近くの歩道でクマの排泄物を確認しました。10月7日に行われた事前学習会の折に、NPO法人信州ツキノワグマ研究会の浜口あかり先生から、「クマの被害を少なくするには、餌となる物を放置しないなどの里山の整備が必要」ということをお聞きしましたが、生徒は今回の作業を通して餌となるものを取り除くことがいかに重要なのかを実感していました。そして、「今後も地域皆さんの生活を守るために、この活動を続けていきたい。」と話していました。