下高井農林高校はSDGsにむけて取り組んでいます。

選択農業機械の授業に、千曲川緊急治水対策出張所西出保所長さんを講師にお招きし、建設業や国土保全に対して理解を一層深めることを目的に、昨年10月に襲来した台風19号で甚大な被害を受けた「長野市穂保地区」にて研修を実施しました。本校で事前学習として講演をお聞きしました。地域をながれる千曲川と治水対策、建設業における労働環境、特に女性が働きやすい環境が整っていることなど、わかりやすくお話いただき、生徒は熱心に耳を傾けていました。

現地へ移動するバスの車中では、なぜこの地域で災害が発生したのか、要因の1つであるこの地域の地形について丁寧に説明していただきました。現地に降り立つと、そこには骨組みだけの建物や更地になった果樹園など、被災の痕が残っていました。

現地の状況を見ながら、護岸の復旧工事や内水氾濫への対応等についてお話をお聞きし、質疑応答では「桜堤の意義」や「堤防には規格があるのか」など、積極的に質問をしていました。

研修をとおして、治水と建設業についての理解を深めることができました。学びの場を提供してくださった、講師の先生や主催者の皆様に心から感謝申し上げます。