ライフデザイン科

ファッションデザインコースフードデザインコースの2つのコースをもつ家庭科の門学です。

ライフデザイン科 重点目標

1. 基礎基本の定着
2. 主体的に学ぶ態度の涵養
3. 地域社会との連携
4. 地域社会への発信
5. 産業を支える人材の育成

1年
・基本的な知識・技能の習得に向けて真摯に取り組む生徒
・自他の良さを認め、互いに協力できる生徒
2年
・確かな知識・技能の習得に向けて、努力できる生徒
・多様な意見や価値観を理解できる生徒
3年
・主体的に課題を探求できる生徒
・人や社会と向き合い、学びを深め、生かせる生徒

上記の目標を達成するために、ライフデザイン科では各分野のプロの方々に社会人講師としてご指導していただいています。そのため、様々な技術の習得をはじめ、学習に幅を持たせることができ、多くの活動に取り組むことができています。

各コース 学習内容について

ファッションデザインコース

専門科目の学習

学年 専門科目 目標
1年 家庭総合(4)
生活産業基礎(2)
ファッション造形基礎(3)
・被服製作技術の基礎の習得
・衣服に関する基礎的知識の習得
2年 生活産業情報(2)
ファッションデザイン(3)
ファッション造形(4)
課題研究(2)
被服製作に関する総合的技術
及び、デザイン・色彩に関する
知識の習得
3年 服飾文化(2)
服飾手芸(3)
ファッション造形(4)
課題研究(2)
・知識と技術を発展させ、衣服に
 関わる課題を主体的に解決する
 能力の習得
・外部に発信する力の習得

全国高等学校家庭科技術検定取得を目指して

3年間、検定を受検し、技術の習得、向上を目指しています。

被服製作技術検定
4級 各種基礎縫的技術の部分縫い
3級 ハーフパンツ(70分)
2級 〈和服〉大人用じんべい
   〈洋服〉日常着(シャツ・ブラウス)
1級 〈和服〉大裁女物ひとえ長着
   〈洋服〉総裏付きジャケット


各種コンテスト等への取り組み

さまざまなファッションデザインコンテストに挑戦しています。

フードデザインコース

専門科目の学習

学年 専門科目 目標
1年 家庭総合(4)
生活産業基礎(2)
フード基礎(3)
・調理技術の基礎の習得
・食に関する基礎的知識の習得
2年 生活産業情報(2)
フードデザイン(3)
調理(4)
課題研究(2)
調理の各手法に関する総合的技術及び、食品衛生・栄養に関する知識の習得
3年 食文化(2)
栄養(3)
調理(4)
課題研究(2)
・知識と技術を発展させ、食に
 関わる課題を主体的に解決する
 能力の習得
・外部に発信する力の習得

全国高等学校家庭科技術検定取得を目指して

3年間、検定を受検し、技術の習得、向上を目指しています。

食物調理技術検定
4級 調理の基本的技術・知識
3級 調理手法の基礎
2級 日常食の献立調理
1級 特別食の献立と調理


各種コンテスト等への取り組み

さまざまなフードコンテストに挑戦しています。

主な活動紹介

年度別

令和4年度

岡庭智明さん 講演会

 第一線で活躍する職業人から講話をお聞きすることで、将来の職業について考える機会とすることを目的として、5月23日(月)ライフデザイン科の生徒を対象とした講演会を行いました。講師は、千曲市出身のファッションデザイナー、岡庭智明さん。ファッション業界や、デザイナーというお仕事について、また専門的な職業に就いて活躍するために必要な資質とは、といった内容でご講演をいただきました。
 パリでインスタレーションを行った際の映像を紹介していただき、作品の見せ方、演出の手法について学ばせていただきました。また、長くブランドを続けてくるにあたって大切にしてきたことなど、ご自身の経験に基づくお話は、ファッションデザインコースの生徒だけでなく、フードデザインコースで学ぶ生徒たちにとっても、大変学ぶことの多いお話でした。

《岡庭智明さん プロフィール》
 千曲市出身  The Viridi-anne デザイナー
東京造形大学絵画科卒業。学生時代から、独学でパターンメイキングと縫製を学び、全て自身で製作した洋服の販売をはじめる。1987年に「Caterpillar Produit」を設立し、コレクションを展開。2001年にメンズブランド「The Viridi-anne」ザ ヴィリディアンを立ち上げ、原宿に旗艦店を開く。その後、外苑前と恵比寿に移転し現在に至る。国内のみならず、海外からの評価も高く、現在、ヨーロッパを中心に世界各国のセレクトショップで取り扱われている。

 

WASHOKUグランプリ2022

 全日本高校生WASHOKUグランプリは、高校生の和食への熱き情熱で創造力を高め合い、次代を担う料理人を発掘・育成するために金沢市が主催している大会です。全国110チームの中から本校ライフデザイン科フードコース3年石田杏海さんと、後藤亜利沙さんが決勝進出6チームに選ばれ、金沢市で行われた決勝大会で実技審査を受けました。その結果、審査員特別賞を受賞しました。

WASHOKUグランプリ2022公式HP
WASHOKUグランプリ2022(金沢市公式Youtubeチャンネル)

 


令和3年度

ファッションデザインコース

全国高等学校ファッションデザイン選手権大会(ファッション甲子園2021)

ライフデザイン科3年 足立蓮さん、岡澤琉和さんは、本コンテストに応募し、応募総数95校、2,248点のデザイン画の中から一次選考を通過し、最終選考会への出場を果たしました。
最終選考会に出場するのは、34作品。一次選考を通過したデザインを作品に仕上げ、8月22日、青森県弘前市で行われた、最終選考会に臨みました。
今年は新型コロナウイルス感染症の影響で、動画と作品による審査に切り替わり、リモートでの最終選考会となりました。

作品タイトルは「試煉」。ヨモギで染色した布を用い、サスティナブルな作品製作を意識しました。

ゲスト審査員特別賞(天津憂賞)受賞


パネル

 

北斎館 展示

ライフデザイン科ファッションデザインコース令和3年度卒業生5名が、3年次の課題研究として北斎のデザインを取り入れたファッション作品の製作に取り組みました。
小布施の北斎デザインをテーマとした作品製作は今年で3年目の取り組みです。今年も、作品発表会での作品披露に続いて、北斎館での作品展示が行われています。展示は令和4年6月12日(日)まで行われる予定です。ぜひご覧ください。


 

パネル

作品発表会で披露された北斎デザインファッションの紹介ムービーがYouTube掲載されました。

長野県屋代南高等学校Presents 北斎デザインファッションショー2021(YouTube)

信州小布施 北斎館 HP

フードデザインコース

WASHOKUグランプリ2021

全日本高校生WASHOKUグランプリは、高校生の和食への熱き情熱で創造力を高め合い、次代を担う料理人を発掘・育成するために金沢市が主催している大会です。
全国110チームの中から本校ライフデザイン科フードコース3年小松由季愛さんと、白川侑さんが決勝進出6チームに選ばれ、金沢市で行われた決勝大会で実技審査を受けました。
その結果、審査員特別賞を受賞しました。

WASHOKUグランプリ2021公式HP
WASHOKUグランプリ2021(金沢市公式Youtubeチャンネル)

富士見高校 園芸科の皆さんが、大切に育てたフルティカトマトを主菜、副菜、デザートに使用した御膳です。その他、長野県の特産品である新鮮な野菜や寒天、発酵食品を使用した健康的なメニューです。金沢市での決勝大会で精一杯頑張ってきました。


パネル



さんフェア埼玉2021 クッキングコンテスト

産業教育フェアは職業人として求められる問題解決能力、人間性を高める大会です。今年度は埼玉県が主催の埼玉大会でした。

全国の高校生が、これまでに家庭科で学習した知識と技術を生かしてフードロスに着目したワンプレートランチを創作しました。全国応募多数の中。上位8チームに本校2年ライフデザイン科 フードデザインコース 石田杏海さんと後藤亜利沙さんが選ばれ、決勝大会に参加しました。結果は特別賞でした。

「開催県である埼玉県と長野県を繋ぐ、虹のワンプレートランチです。信州特産の野菜やきのこ、リンゴと、川越のサツマイモを組み合わせました。色合い、栄養バランス共に良いメニューです。」

介護用二部式ねまきの製作、寄贈(ファッションデザインコース)

ファッションデザインコースでは、介護用二部式ねまきを製作し、社会福祉協議会へ寄贈しています。


この活動は昭和59年(1984年)から続くもので、在宅で介護を必要とする高齢者の方々に、地域の社会福祉気協議会を通して送ってきました。
生徒が考案した独自の手作り二部式ねまきは、縫い目を最小限にし、着脱と洗濯がしやすいように工夫が施されている、着物を上下に分けた形のねまきです。従来は着物型でしたが、毎年少しずつ改良が加えられ、平成11年度(1999年)より下衣をパンツ型にした、パジャマ型「らくらくねまき」を製作しています。
ねまきの材料は、地域の諸団体の皆さまからご協力をいただき、購入しています。