11月2日(土)本校の全6科で体験入学を実施しました。体験入学は中学生の皆さんに本校での授業や実習を体験してもらい、工業についての理解を深めてもらうためのものです。各科の模擬授業、実習の様子をお伝えします。ここでは実習や実験の一部しか紹介できませんが、長工の授業はもっとさまざまな実習が行われます。

機械工学科
4つの実習を行いました。小型ハンマーの製作、簡易鋳造で金属のスズを溶かして木型に流し込み、ペンダントをつくる実習、マシニングセンターでネームプレートをつくる実習、3DーCADの実習です。左はスズを溶かしているところです。

電気電子工学科
電気工事の実習、電子回路のハンダ付けの実習を行いました。左はスイッチと電球の配線、右はLEDライトの電子回路にハンダ付けを行うところです。

物質化学科
今年はめっき処理の実験、炎色反応の実験、分析機器の体験を行いました。めっき処理は銅板にニッケルのめっき処理をおこない、銀色のブローチに変身させる実験です。炎色反応の実験では金属イオンの成分を知るために5種類の試料を高温の炎に入れて炎色を観察する実験です。分析機器の実習では過マンガン酸カリウム溶液の濃度測定を行うために光電比色計を用いた実験を行いました。

情報工学科
左は画像処理を体験する実習です。右はプログラミングによってLEDランプの点灯を制御する実習です。実際にLEDライトを点灯させることができました。

土木工学科
校内の2カ所を測量し、2点間の高低差を求める実習を行いました。また、土木工事で必要になるコンクリートの基礎知識を知る講義が行われました。左は実際の測量を体験しています。右は測量の講義を受けているところです。

建築学科
建築物のミニチュアをクラフト紙で制作する実習、平面図と立面図から立体図を完成させる実習、CADを使った製図の実習を行いました。模型の制作には日本を代表する建築家安藤忠雄氏の「光の教会」(大阪府茨木市)を用いました。右は完成したペーパークラフトで、みごとに光の十字架が投影されています。