11月3日(金)本校の全6科で体験入学を実施しました。体験入学は中学生の皆さんに本校での授業や実習を体験してもらい、工業についての理解を深めてもらうためのものです。各科の模擬授業、実習の様子をお伝えします。

機械工学科
2つの実習を行いました。1つは小型ハンマーの製作、もう一つは金属のスズを溶かして木型に流し込み、ペンダントをつくる実習でした。左は溶けたスズを木型に流し込んでいるところ。右はスズが固まってペンダントの形となったところです。あとはやすりで整形して出来上がりです。

電気電子工学科
電気工事の実習、電子回路のハンダ付けの実習を行いました。右は電子回路にハンダ付けを行うところです。

物質化学科
銅板のブローチににメッキ処理をする実習を行いました。初めに銅板表面を酸処理し、汚れを落とします。次にニッケルのメッキ溶液(写真右の緑の溶液)にしばらく浸けておくと、見事にニッケルが銅板に付着して光沢のある銀色のブローチに変身します。

情報工学科
パソコンでデザインしたオリジナル物差しを3Dプリンターで制作する実習と、プログラミングによってLEDランプの点灯を制御する実習を行いました。左はオリジナルの物差しをデザインしているところです。デザインされたものは3Dプリンターで実際に形となって中学生へのおみやげになりました。右は電子回路につながれたLEDが点灯しているところです。このLEDの点滅をプログラムで制御します。

土木工学科
校内の2カ所を測量し、2点間の高低差を求める実習を行いました。また、土木工事で必要になるコンクリートの基礎知識を知る講義が行われました。左は測量をする機材の説明を受けている場面です。右はコンクリートの講義を受けているところです。

建築学科
建築物のミニチュアをクラフト紙で制作する実習、平面図と立面図から立体図を完成させる実習、CADを使った製図の実習を行いました。模型の制作には日本を代表する建築家安藤忠雄氏の「光の教会」(大阪府茨木市)を用いました。右は完成したペーパークラフトで、みごとに光の十字架が投影されています。