11月1日(土)本校の全6科で体験入学を実施しました。体験入学は中学生の皆さんに本校での授業や実習を体験してもらい、工業についての理解を深めてもらうためのものです。各科の模擬授業、実習の様子をお伝えします。ここでは実習や実験の一部しか紹介できませんが、長工の授業はもっとさまざまな実習が行われます。
機械工学科
4つの実習を行いました。小型ハンマーの製作、簡易鋳造で金属のスズを溶かして木型に流し込み、ペンダントをつくる実習、マシニングセンターでネームプレートをつくる実習、3DーCADの実習です。左は溶かしたスズを型に流し込み、ペンダント上に固まったところです。右はマシニングセンターがプレートに名前を彫り込んでいるところです。


電気電子工学科
電気工事の実習、電子回路のハンダ付けの実習を行いました。左はLEDライトの電子回路にハンダ付けを行うところ、右は電線の先端を処理して、スイッチに取り付けてたところです。


物質化学科
今年はめっき処理の実験、炎色反応の実験を体験しました。めっき処理は銅板にニッケルのめっき処理をおこない、銀色のブローチに変身させる実験です。炎色反応の実験では金属イオンの成分を知るために5種類の試料を高温の炎に入れて炎色を観察する実験です。左がメッキ処理をする溶液です。右はストロンチウムの炎色反応のです。赤い色が鮮やかでした。


情報工学科
左は元の画像を処理し、背景を変えたり、余計なものを消したりする画像処理を体験しました。右はAIについて実際に手書きの数字をAIが判別できるか体験する実習でした。情報工学科ではAI学習のために特別に導入したコンピュータが導入されており、AIを学ぶためには最高の環境です。


土木工学科
土木工学科では鉄筋の強度を知るために機械で鉄筋を引っ張り、どの程度の力で鉄筋が切断するのか実際に行ってみました。左は13mmの鉄筋を上下に引っ張っているところです。右は切断された鉄筋です。鉄筋が切断されるときにはバーンと音がして、その威力を実感できました。


建築学科
建築物のミニチュアをクラフト紙で制作する実習、製図機とCADを使った製図の実習を行いました。模型の制作には日本を代表する建築家安藤忠雄氏の「光の教会」(大阪府茨木市)を用いました。右は完成したペーパークラフトで、みごとに光の十字架が投影されています。

