校歌・応援歌
長野県上田高等学校歌
作詞・上田中学校(現、上田高等学校)国漢科
作曲・岡野 貞一
- 1
- 秋玲瓏(れいろう)の空衝(つ)きて ゆふべ太郎の峰高し
春縹渺(へうべう)の末けむる あした千曲の水長し - 2
- 関(くわん)八州の精鋭を ここに挫(くじ)きし英雄の
義心(こころ)のあとは今もなほ 松尾が丘の花と咲く - 3
- 古城の門をいで入りて 不動の心山に見る
我に至高の望あり 挙世の浮華(ふくわ)に迷はむや - 4
- たふとき霊(みたま)血に承(う)けて 不断の訓(をしえ)川に汲(く)む
我に至剛の誇あり いざ百難に試みむ
応援歌 No.1(副題:千曲の流れ)
作詞・不詳
作曲・不詳
- 1
- 千曲の流れ絶間なく 浅間の煙つきやらず
栄ある歴史残しつつ 星霜ここに六十の - 2
- 松尾城頭学舎(まなびや)に 歓喜の声のみちみちて
をどる血潮湧きたちぬ ふるへやふるへ我が選手
ラ上田ラ上田上田 上田フレ
応援歌 No.2(副題:松尾城頭青嵐)
作詞・小川栄一
作曲・不詳
- 1
- 松尾城頭青嵐 昇る朝日の烏帽子山
をどる千曲の激流は 上田軍の意気と知れ - 2
- 清き歴史の我が健児 雪のあしたに霜の野に
鍛えし腕(かいな)今ぞいま 力にうなる晴れ戦
ラ上田ラ上田上田 上田フレ
応援歌 No.3(副題:伝統の花)
作詞・町田太郎
作曲・町田太郎
- 1
- 伝統の花れうらんと 松尾が丘は時じくの
春を誇れりいざやいざ 凱歌をあげて地軸をうたん
上田上田上田上田 勝利の上田 - 2
- ああ堂々の陣を張る 信濃の勇者我が上田
打てよ走れよ虹を呼べ 真田の血潮伝統に燃ゆ
上田上田上田上田 勝利の上田
応援歌 No.4(副題:立てよいざたて)
作詞・金沢明子
作曲・関 哲夫
- 1
- 立てよいざたて 信濃の勇者
同胞(はらから)共に 手をとりて
長き歴史の この旗のもと
いざや歌はん 勝利の歌を - 2
- 火を吹く浅間 躍れる千曲
我らの血潮 湧きたちて
緑もえたる 今日(けふ)ここに
つひに 来たりぬ 戦ひの日が - 3
- たゆまぬ努力 鍛へし腕
我らゆく道 敵あらず
光あふるる 太陽のもと
勇み進まん 勝利のもとへ
応援歌 No.5(副題:真田の勇士の)
作詞・矢島勝美
作曲・藤沢章彦
- 1
- 真田勇士の 血を継ぎし 上田健児の 底力
あふるる闘志 躍る胸 今戦ひの今戦ひの 陣を組む
ふるへ ふるへ ふるへ ふるへ上田高校 - 2
- 烏帽子の岳に 朝日はのぼり 若人の胸 希望(のぞみ) 燃ゆ
日頃鍛へし この腕 今戦ひの今戦ひの 旗樹てん
ふるへ ふるへ ふるへ ふるへ上田高校 - 3
- 太郎の峰の さかまく霧に 進軍の声 いさましく
その意気高く 天を衝く 今戦ひの今戦ひの 時きたる
ふるへ ふるへ ふるへ ふるへ上田高校
上田讃歌
- 1
- 悲しむ勿(なか)れ青春の 夢の双葉に霜あれど
われたくましき右手(めて)高く 燃ゆる希望のかがりあり
望み 望みあり 松尾台上
理想あり
上田 上田 上田 上田 - 2
- 憂ふる勿れ溷濁(こくだく)の 巷(ちまた)に荒風(はやて) 荒(すさ)ぶとも
われ駆(か)る白馬 雲けりて
銀のひづめの行くところ
光 光あり 松尾台上
正義あり
上田 上田 上田 上田
凱歌
作詞・吉村武生
作曲・不詳
- 1
- 夕日千曲の水(み)の面に 映えたる血潮輝きて
躍るや絶えぬ歓びの 流れにひびく陣太の音
聞けや胸血のたぎる声 誉れのかぶと我得たり - 2
- 黙示の色に溢れたる 浅間の峰の空高く
五色の旗のたなびきて 夕陽の四方を覆ふとき
見ずや誉れのこの旗を 永く我が手に保たなむ
寮歌
- 1
- 信濃の空に東風渡り 春の息吹をもたらせば
浅間の山もかすみこめ 千曲の流れ水ゆるし - 2
- 昔真田の城のあと 今は文よむ窓のうち
燈火の影に英雄の おもかげしのぶ春のくれ - 3
- 文よむまどに散る桜 雪とみまがふそれならで
信濃(みすず)の野(はら)にちる武者の 最後をうつすいさましや - 4
- 碓氷の山に時雨して 秋のおとづれさそふとき
紅葉の夕日にかがやけば 千曲の流れ錦なり - 5
- 昔松尾の城のあと 今は文よむ窓のうち
燈下のもとに英雄の おもかげしのぶ秋のくれ - 6
- 幾多の健児この寮に 自治の基をたてしより
朝経世の書をひらき 夕(ゆふべ)降魔の剣をねる - 7
- 朝日ににほふさくら花 夕日にはゆるもみぢばの
かがやく胸のうつくしや わが名をたてん末はるか