上田染谷丘高等学校 国際教養科 International Cultural Studies
         
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学校長の語る教養科の魅力

           教養教育(リベラル・アーツ)の精神

                                      校長 根橋 悦子

 本校は、明治34年開校以来、学校目標として、深遠な知性・強靱な心身・豊かな情操、いわゆる知・徳・体の調和のとれた、社会形成に資する有為な人材の育成を掲げてきました。その建学の精神を土台にしつつ、平成13年に国際教養科が設置されました。学科名に「教養」と冠したこの特色学科の教育理念は、実践的な外国語コミュニケーション能力の養成とともに、豊かな教養教育(リベラル・アーツ)の確立です。
 グローバル社会において、国境や文化、言語を越えて、多面的な交流が急速に進んでいます。情報が瞬く間に世界に拡散し、その真偽や是非の判断が常に求められます。情報に流されず、自らの知見と洞察に基づいて、多様な価値観を認め合いながら、他者と協働する関係を築いていかなければなりません。
 こうした時代を見据え、本校の国際教養教育が目指すのは、幅広い知識と視野を学び、コミュニケーション能力を身に付け、答えのない諸問題を解決するために思考し、平和で幸福な社会の創造に寄与する人材を育成することです。
 そして、この教育目標は、ユネスコが掲げる、「持続可能な開発のための教育(ESD:Education for Sustainable Development)」に通ずるものです。ESDは、人類がこの地球で生きていくことを困難にするような問題について考え、立ち向かい、解決するための学びであり、持続可能な社会の担い手を育む教育です。まさに、「国際教養」こそ、これからの社会で普遍的に通用する力なのです。
  “Dream can do,Reality can do”(夢を思い描くことができれば、それが現実にできる)
 これは、アメリカのNASAの門に刻まれている言葉です。思っていればそれが現実にできる、「思うは招く」ということです。「思うは招く」とは、なりたい自分をあきらめないこと、創り上げたい社会をあきらめないことです。
 本校HPを通して「国際教養」の学びとは何かを知っていただき、そして、生徒も教師も「学び合う」学校、上田染谷丘高校で、未来を切り拓く力を育ててみませんか。


国際教養科の特色

1. 豊富な専門科目 - 外国語学習と異文化理解のために様々な専門科目が用意されています。
  • 世界と日本の文化やその違いを学び、異文化理解を深めたり、自国に対する新たな視点を養います。
  • マルチメディアを活用した授業では、情報検索能力やプレゼン能力を養いながら、パソコンソフトを用いて海外の高校生へ情報を発信します。
  • ALT主導のALL Englishで行われる授業を通し、世界で起こっている様々な問題について英語で考え、英語で情報を発信する力を養います。
  • 英語の他に第2外国語(フランス語、スペイン語、中国語、韓国語から選択)を学び、各文化圏との交流に役立てます。
2. 実践的な語学力獲得
  • ALTによる授業を通じてコミュニケーション力だけでなく「視点」「発想」「考え方」を体得します。
  • 語学力だけでなく、その語学力を基に情報を的確に発信するための「プレゼンテーション能力」全般を養います。そのための「生きた」発表の場が多数用意されています。
  • イングリッシュキャンプ、ディベート、スピーチ、ドラマなど様々な外国語によるコミュニケーションの場を経験し、実践力を鍛えます。
  • 海外の時事ニュース、TV番組などを教材として「生きた英語」の吸収をすすめます。
  • 「速読力」「英訳力」「和訳力」を高め、ディベート、英文リポート、翻訳、通訳などの場面に生かします。
3. 世界との交流
  • 海外の高校生と直接交流します。姉妹校との相互交流や学校訪問の機会を持ちます。
  • 各界の講師や留学生、在日外国人講師を招いて特別講座を開講します。
  • 関連する大学や機関、アメリカンスクール、日本伝統文化施設などの見学や研修を行います。
    

豊富な課外活動

様々な課外活動に参加することで、授業だけでは得られない経験を通じ、グローバル人財としての素養を身につけ、卒業後の進路設計に大いに役立てる事ができます。自らの意思で積極的に参加することにより、多くの在校生、卒業生がグローバルマインドを養い、卒業後の更なる学びへと繋げていきます。

【クリックすると該当項目へジャンプします】
    台湾修学旅行   語学研修   English Camp   English Days   国際交流活動   校外研修
    講演会   文化祭クラス発表   外部検定試験への取り組み

    台湾修学旅行
 2年次の修学旅行では、3泊4日の日程で海外への修学旅行を行っています。ここ7年間は毎年台湾を訪れ、現地でしか吸収することのできない異文化を学ぶと共に、姉妹校提携をしている国立華僑高級中学校との交流事業も行っています。
 交流事業では、互いに自国の文化や自校の様子をプレゼン発表、グループになっての交流、共に現地を散策し異文化理解を深めるなど、現地の高校生との交流を行うことで、外国への旅行以上のものを学び、異文化体験と共に国際理解を深めることができます。

      

         

     

         

    語学研修
  毎年3月に、希望者による海外語学研修を行っています(普通科の生徒も参加できます)。昨年度は普通科1年14名、国際教養科1年21名の計35名生徒が15日間の日程でオーストラリア(ブリズベン)での研修を行いました。
 ホームステイでは現地ホストファミリーと共に生活をし異国の家庭生活を体験すると共に、ネイティブの方々と深い絆を結ぶことができます。平日は現地高校で語学の授業や生徒との交流活動などを行い、同世代の高校生の生のスクールライフを体験することができます。また、校外研修としてダウンタウンでのショッピングや現地大学での日本人留学生との座談会、小学校や老人ホームを訪問しての文化交流なども行います。
      

             

      

2018年度 語学研修の様子はこちら

2017年度 語学研修の様子はこちら


2016年度 語学研修の様子はこちら

    English Camp
 1年次の冬、毎年2泊3日の日程で行われる宿泊研修です。この研修は全て英語で行われ、生徒も研修中、食事中、部屋での自由時間など、あらゆる場面において英語しか話すことができません。上田市内外から8名程のALTが講師として参加し、毎年様々な活動に取り組みます。ALT講師による異文化体験、異文化理解のレッスンをはじめ、ディベート、スピーチ、脚本から作る英語劇の発表など、その年のメインテーマに沿って英語力、情報発信能力の向上に努めます。また、食事や入浴、自由時間といった「生活の時間」を英語を使って過ごすことで、アカデミックな英語を学ぶとともに、生活に根付いた「コミュニケーション英語」を経験することができます。
 英語だけで全て行われる研修に、最初は戸惑ったり苦労している様子の生徒たちですが、研修が進むにつれて自然と英語を話し、英語だけで学び、生活することのやりがいや成就感を育んでいきます。
             

            

     

2018年度 English Campの様子はこちら

2017年度 English Campの様子はこちら
 
     English Days
 2年次には1年間かけて英語での卒業論文執筆に取り組みます。テーマ設定、そこに至るまでの日常の思索、知識を積み上げるための読書、様々な情報を吸収することで行うブレインストーミング。それらをもとに少しずつ執筆をはじめ、草案から完成に至るまで、少なくとも5回はALTによるネイティブチェック(添削指導)が行われます。
 また、この卒業論文は執筆だけでなく発表も兼ねています。その集大成とも言える発表会が、2年次の終わりに2日間かけて行われるEnglish Daysです。発表は自らの作成するパワーポイントスライドを用いて行い、校外のALTの方々も審査員としてお招きします。みな1位を目指し、論文の推敲、パワーポイントスライドのクオリティの向上、プレゼンスピーチを何度も練習し、この日を迎えます。
 この活動を通じ、語学力だけではなく、世界中、または身の回りにあふれていることへの問題提起、批判的思考力を養い、それを英語で発信する能力を養います。また、パソコンを用いての執筆とスライド作成を通じ、今後外部検定試験や上級学校で求められるパソコンのソフトを用いた文章作成能力、パワーポイントを用いた発信力のある視覚素材の作成といったスキルも大幅に向上させることができます。
 更に、自らの意見をどのように聞き手に届けるのかといったプレゼンテーションやスピーチのスキルも身につけることにより、今後社会で必要とされる情報発信能力を養う貴重な経験を積むことができます。

2017度優勝者の論文はこちら パワーポイントスライドはこちら

2016度卒業生の論文はこちら パワーポイントスライドはこちら

           


    国際交流活動
 毎年、不定期に海外高校生が本校に交流に訪れたり、日本語を学んでいる近隣の留学生との交流を行います。同年代の海外学生と自己紹介や意見交換、異文化交流を行ったり、英語以外の科目授業を一緒に受けるなどの交流を通じ、英語力を高めるとともに異文化理解も深めます。
【2018年度】
・ラグビー イタリア代表チーム
・インドネシア シンガポールインターナショナルスクール
・MANABI外語学院
・台湾 国立華僑高級中学校

【2017年度】
・アメリカ ジョージワシントン大学
・オーストラリア マルーチドア・ステート高校

・MANABI外語学院
・台湾 国立華僑高級中学校

 【2016年度】
・オーストラリア BlakeHurst HS
・インドネシア サイム高校

・オーストラリア マリスト・サイオンカレッジ
・韓国 梅香女子情報高等学校
・MANABI外語学院
・台湾 国立華僑高級中学校

【2015年度】
・インドネシア サイム高校
・イギリス セント・ポール高校ラグビーチーム
・MANABI外語学院
・台湾 国立華僑高級中学校

        

        

            

        

    校外研修
  学校の枠組みを超えた様々なプログラムに、毎年多くの教養科生が自らの意思で積極的に参加しています。これらの意欲的な取り組みにより、英語を通じた学びをさらに深め、高校卒業後の進路設計にも多大な影響を与えます。また、他校生からの刺激も多いに受けることができます。

【2018年度】
・カナダへの短期留学(1ヶ月)1年生2名
・軽井沢こどもG20サミット(軽井沢プリンスホテル) 2年生1名
・東御市アメリカホームステイ事業(11泊12日)2年生1名
・ハローアルソン・フィリピン 医療ボランティア派遣(3泊4日マニラ)教養科5名普通科4名
・中高生模擬国連(ISAK軽井沢) 2年生1名参加
・東南アジア国際フォーラム(2泊3日マレーシア)2年生1名
・PDA高校生即興型英語ディベート全国大会(東京大学) 教養科普通科3名
・清泉女子大学主催長野県高校生スピーチ・レシテーションコンテスト 2名本選参加
・長野県高校生英語ディベート県大会 教養科普通科16名
・高校生英語ディベート甲信越ブロック大会 教養科普通科14名
・日韓高校生交流事業(5泊6日韓国)2年生1名
・フランスへ1年間交換留学 2年生1名
・H-LAB OBUSE 2018 English Camp(6泊7日小布施) 2年生1名
・長野県高校生即興型英語ディベート交流大会 3名
・小学生英語活動ボランティア(1泊2日上越) 教養科4名普通科2名
・信濃毎日新聞学生記者派遣事業にてアメリカ派遣(6泊7日) 1年生1名
・長野県高校生レシテーションコンテスト 教養科普通科10名
・長野県高文連英語専門部主催English Camp(1泊2日) 教養科普通科35名
・上田城千本桜まつり 英語ガイドボランティア 教養科8名、普通科5名

【2017年度】
・桜美林大学 グローバル・イングリッシュ・プログラム(2泊3日)1年生2名
・坂城町タイ国研修事業(4泊5日)2年1名、普通科1年1名
・東御市アメリカホームステイ事業(11泊12日)2年生1名、普通科1年生1名
・ハローアルソン・フィリピン 医療ボランティア派遣(3泊4日)1年生2名、2年生1名、普通科2年生1名
・まちなかキャンパうえだ国際講座
・上田市インターナショナルクリスマスパーティーボランティア 1年生3名、普通科2年生2名
・未来塾ながのin the Philippines派遣(5泊6日)普通科1年生1名
・日韓文化交流基金 韓国派遣事業(5泊6日)14名、普通科7名
・在住外国人日本語教室(みのりの会)ボランティア 3年生1名
・獨協大学プレゼンテーションコンテスト 2年生全員、うち1名本選出場
・清泉女子大学主催長野県高校生スピーチ・レシテーションコンテスト 1年生全員、うち2名本選参加
・日韓高校生交流派遣事業(5泊6日) 2年生1名
・小学生英語活動ボランティア 1年生1名、3年生5名
・グローバル人材育成事業 グローバルマインド育成講座(JICA青年海外協力隊駒ヶ根)(2泊3日) 3年生1名、普通科3名
・神戸女学院大学絵本翻訳コンクール応募 2年生5名3年生7名
・H-LAB OBUSE 2017 English Camp(6泊7日) 2年生1名参加
・信濃毎日新聞学生記者派遣事業にてアメリカ派遣(6泊7日) 2年生1名
・大東文化大学スピーチコンテスト 1年生全員
・上田城千本桜まつり 英語ガイドボランティア 1年生2名、3年生6名

【2016年度】
・ハローアルソン・フィリピン 医療ボランティア派遣(3泊4日)2年生3名 
・長和青少年黒曜石大使 イギリスノーフォーク州セットフォード派遣(9泊10日) 3年生1名、2年生3名、普通科1年生1名、3年生1名、計6名参加
・未来塾ながのin the Philippines派遣(5泊6日) 2年生2名
・獨協大学プレゼンテーションコンテスト 2年生1名本選出場
・清泉女子大学主催「長野県高校生スピーチ・レシテーションコンテスト」 1年生2名本選参加 長野県教育委員会賞受賞
・グローバル人材育成事業 グローバルマインド育成講座(JICA青年海外協力隊駒ヶ根)(2泊3日) 2年生2名、1年生1名参加
・H-LAB OBUSE 2016 English Camp(6泊7日) 2年生1名、3年生1名参加

【2015年度】
・ハローアルソン・フィリピン 医療ボランティア派遣(3泊4日)1年生1名 
・東御市姉妹都市マドラス市高校生ホームステイ派遣(10泊12日) 1年生1名 
・獨協大学プレゼンテーションコンテスト 2年生4名本選出場 2位
・亜細亜大学スピーチコンテスト 1年2名本選出場 優秀賞
・清泉女子大学主催「長野県高校生スピーチ・レシテーションコンテスト」 1年生2名本選参加 1位長野県知事賞受賞


         

            

         

              


  講演会

 国際理解やキャリア教育の一環として、国際教養科のカリキュラムにあった話をしてくださる著名な方々やOBOGを招いての講演会も年に数回行われます。講演者の経歴や体験談、職業人としてのやりがいなどを聴講し、また座談会によって様々な話を直接聴くことで、自らの将来のビジョンを明確にしたり、卒業後の進路についてのヒントを得ることができます。
             
【2017年度】
・元青年海外協力隊員(本校OG)
・外務省出前講座(外務省領事局外国人課課長補佐)
・グローバル講演会(東京オリンピックパラリンピック競技大会組織委委員会広報部報道担当課長)
・遠隔授業による長崎被爆者講演(オンライン通信)

        
       

    文化祭クラス発表
 染谷丘高校生にとって最大の行事である文化祭通称「染谷祭」では、例年教養科生が英語による劇を披露しています。衣装などの大道具準備から脚本やセリフ、キャスティングに至るまで、自分たちで作り上げます。全て英語での劇を作り上げることで、苦労も多い分クラスの団結力が高まり、またセリフを覚えることで語学力の向上にもつながります。人前で恥ずかしがらずに英語で発表を行う自己表現力も養います。
             

                          
 
   外部検定試験への取り組み
 高大接続入試改革に伴い、今後ますます大学進学における外部検定試験の果たす役割が大きくなっていきます。本校教養科生はそのような外部検定試験に向けた意識が高く、低学年時より積極的な挑戦を行います。
 大学入試における英語4技能全般の能力が評価の基準になっていく中、本校国際教養科では普段の授業からスピーキングやライティング能力を養うことに力を入れているため、検定試験においても好結果を残す生徒が少なくありません。また、そのような教養科生の姿勢は普通科の生徒たちにも大いに刺激を与え、普通科も含め本校生の外部検定試験に対する意識は年々高まりを見せています。
 また、GTEC for STUDENTSは普通科生も含め12月のOFFICIAL試験を全員が受験します。

外部検定試験の取り組み概況はこちら
                                   
                                                   
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