上田染谷丘高等学校 国際教養科 International Cultural Studies
         
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卒業生の声

 卒業後に様々な分野で活躍するOBOGを、毎年国際教養科より輩出しています。その多くは、本校在学中に経験した様々な国際交流活動、日々の授業、クラスメートと共に刺激を与え合う生活を通じ、卒業後の進路を明確にし、そして次なるステージで更なる活躍をしています。


2017年度卒業 南澤 まどかさん (国際基督教大学教養学部在学/ESS班)

 中学の頃の私は自分の意見をなかなか発信できず、英語の授業中でさえ他人のリアクションを気にしすぎて人前で大好きな英語を話すのがいやになっていました。しかし高校ではそんな自分を変えようと決意し、入学後初めてクラスの前でやった英語での自己紹介で、全部暗記し自分ができるベストのスピーチをやりました。発表後、達成感と不安とでドキドキの私に、クラスのみんなが「いい発表だった!」と受けとめてくれました。この時から、自分を表現し全力でチャレンジしていこうと思えるようになりました。

 国際教養科では教科書の上だけでない学びによって活きた知識、思考力、表現力が身につけられました。授業ではもちろん普段の友達との会話でも世界で起きている問題(例えば貧困、紛争、国内外の教育など)についてたくさん考えました。時には、フィリピンでボランティアをしてきた友人と話しているうちに他の人にも広めたいと思い、一緒にプレゼンテーションコンテストに応募し賞を頂いたこともありました。さらに、授業やESS班でのプレゼンテーションやディベート活動などを通じて、論理的思考力、そして日本語・英語問わず相手に「伝わる」表現力を磨くことができました。、

 高校生活を通し、熱心に支えてくれる先生方、努力して英語力を伸ばしていくクラスメートに囲まれて、気づいたら夢中で英語を学んでいました。その結果、以前は考えもしなかった英検1級を3年次に取得できました。

 学びの集大成として自分の興味を追求し一つの卒業論文を作り上げるうちに、将来のビジョンが具体的になり、進路選択にも繋がりました。現在私は国際基督教大学(ICU)教養学部生として、学問の垣根を越えて自分のテーマを追求して勉強しています。授業では常に意見を求められ、レポートやディスカッション、英語開講のクラスでの発言も積極的に取り組んでいます。日々、高校での経験がとても役立っていると感じます。

 国際教養科生として3年間、他人だけでなく自分の個性を大事にできるのびのびとした環境で思いっきり自分の可能性を伸ばせたと実感しています。全力でチャレンジしてみてください。きっと想像以上の自分にワクワクするはずです。
  


    2017年度卒業 胡桃澤 美月さん (信州大学人文学部在学/弓道班)

 国際教養科といえば、英語が得意、英語がペラペラ、帰国子女・海外経験のある人ばかり---このページを見ている未来の教養科生、ひょっとしたら在校生も含め、国際教養科に対してそんなイメージを持っている人も多いのではないでしょうか。実際、私がそうでした。
では実際はどうか。

 国際教養科に入ったからと言って英語が上達するなんてことは絶対にありません。

 しかし、上達させるチャンスは間違いなくたくさんあります。
アクティブな英語の授業、様々な国との国際交流、台湾修学旅行や語学研修…。1日1回は必ず英語に触れる機会があり、毎日がチャンスの連続でありながら、実際に海外に行って五感全部で世界を感じる機会もある。そして周りにいるのはとっても個性的でやる気にあふれた友人たち。言ってみれば英語に興味がある人・自分を高めたいと思っている人にとっては最高の環境です!

 そして、この科は英語科ではなく、国際教養科。目指すのは英語の習得ではなく、英語をつきあってどうするかという、ただの英語力を超えたその先の力です。
 コンテストやプレゼン、卒業論文の執筆では文献や新聞、ときには自分でアンケートを取って情報を集め、それをわかりやすくpowerpointやwordを使ってまとめ、最後は話し方やジェスチャーを工夫し、人に伝わる発表ができる力を身につけることを目指します。実際大学生2ヶ月目の今既に、レポートやプレゼン作りでパソコンの技術は役立っているし、教養科の経験のおかげで大規模な授業でも戸惑うことなく挙手したり、グループワークに活発に参加できたりしています。また、3年間で吸収した知識や海外で見て聞いて感じた経験は本当に様々な場面で自分の糧になっています。

 必要なのは英語が得意なことでも、海外経験でもありません。(英語が苦手なのを得意にしたくて教養科に入学した友人を私は知っているし、私は教養科に入るまで海外経験なんて一度もありませんでした。)大事なのはちょっとの勇気とたくさんのやる気!

 長い人生の中でたった3年間の高校生活。
 どうせなら国際教養科で楽しくとことんやりきる3年間を送ってみませんか。


 2016年度卒業 中村 美空さん (長野県看護大学在学/染谷祭実行委員長/ESS班・写真班)

私は高校3年間を国際教養科で過ごしました。高校時代は人生の中で一番輝かしい時代。そのキラキラした時を染谷の国教で過ごせて本当に幸せだったと、大学生になった今も感じています。
国教(国際教養科)は生徒一人ひとりが個性的で、様々な国の文化を経験してきた子も多くいます。なので、毎日の生活の中で異文化を感じられ、世界には“当たり前”は無い、自国の文化が正しいという考えは間違っているという事に気づかされます。
授業では英語でプレゼンや自分の考えを発表するという事が多くありました。更に国際交流では海外の高校生と自国を紹介し合い、より日本の事を調べ学ぶようになりました。これらの意見発表や人に何かを伝える学習は卒業した後に必ず強みになります。
私は国教で過ごし、英語力はもちろん、コミュニケーション能力が成長しました。そしてより世界への興味が湧き、今は世界で活躍する看護師になるために勉強をしています。一歩教室に入ると沢山の文化、言語が待っている国教にあなたも足を踏み入れてみませんか。


  2016年度卒業 白倉 麻衣さん (立命館大学在学/舞踊班副班長)
「国教に国境は無い」
国際教養科、通称「国教」は、「国境」が存在しない自由で明るい学科です。
(1)   国教の良さ
 私が一番良いなと感じるのは一人一人が皆いい意味で個性的で、またクラスの雰囲気がその個性を包み込んでいるところです。国教ならではの明るさや団結力、向上心は、その個性がひとつになることで生まれていると思います。
(2)   国教でやったこと
 色々な国の高校生と交流して、様々な違い、共通点など新しい発見がありました。そして一年生の冬にあるEnglish Camp!これで私のクラスは一気に仲が深まり、素でいられる関係になりました。恐るべしEnglish Camp。最高でした。
(3)   成長したこと
 外国人に話しかけることや英語を話すことに抵抗がなくなりました。文法や単語がわからなくても相手に伝えたい、伝えよう、という気持ちを常に持つようになり、自分から積極的に話せるようになったということは自分の中で大きな進歩だと感じています。
     
 
 2013年度卒業 清水 みのりさん (東京外国語大学在学/学友会副会長/ESS班)

 勉強に班活動に遊びにどれも全力で取り組む生徒が多い染谷での3年間は、お互いに良い刺激を受け合う環境の中で過ごした楽しく充実した時間でした。勉強面においては、面白い先生が多く、いつも楽しく授業を受けていたことを覚えています。国際教養科は特に英語や国際交流に力を入れており、オールイングリッシュの授業や、イングリッシュキャンプ、海外の高校生との交流などを通して実践的に英語を学ぶことができました。3年次には友人たちと励まし合い受験勉強に励んだことが心に残っています。
 班活動はESS班に入り、英語スピーチコンテストやディベート大会への参加など活発に活動をしていました。チームメイトたちと一生懸命準備して臨んだ2年次のディベート県大会優勝し、全国大会に出場したことは忘れられない思い出です。
 その他にも学友会運営に携わったり、東北ボランティアに参加したり、クラスメイトと全力で体育祭や球技大会に臨んだりなど様々なことに挑戦した思い出でいっぱいです。
 高校卒業後は大学で国際経済学のゼミに入り、特に発展途上国で生産される一次産品の価格決定から流通・加工・消費に至るまでの過程に興味を持ち勉強をしています。それ以外にも英語科教員免許取得を目指して教職課程の勉強にも励んでいますが、現在は休学し、オーストラリアに留学しています。
 これからも高校時代に培ったチャレンジ精神を活かして様々なことに挑戦し続けていきたいです。

    


  2013年度卒業 吉村 紫苑さん (神戸市外国語大学在学/ESS班班長)
  

 中学での進路選択で国際教養科を志望したとき、高校から学ぶことをしぼってしまうのはどうか。と先生に言われました。しかし、国際教養科で学んだ3年間は、むしろ私に新しい視野を与え、自分の見ている世界の狭さを教えてくれました。さまざまなバックグラウンド、能力、考え方を持った仲間に出会い、先生方に英語を磨いていただき、多国籍の学生との交流でその拙い英語を一生懸命に使って、失敗して、でも新しい出会いが楽しくてまた学ぼうと思う。その素敵な環境のなかで、仲間と影響しあいながら異文化に触れあうための「基礎」を、知識としても感覚としても身につけていたのだろうと今振り返って思います。

 現在、私は高校2年生のときに受けたスペイン語の授業の影響と、英語以外の言語への好奇心から外国語学部のスペイン語学科で勉学に励んでいます。週に6コマの専攻言語の授業でスペイン語の文法やスペイン語を公用語とする国々の基礎知識を学び、選択授業でさらに知識をつけていきます。私は、2年生の後期に大学のシステムを使って、3か月のスペイン留学を経験しました。新しい文化と学び始めて1年半の言語での生活に、悪戦苦闘しながらも、そこに行かなければ出会えなかった人々との出会いのおかげでスペイン語が大好きになりました。さらなる経験を求め、1年間の休学を決め、今再び愛するスペインの土地で学んでいます。異文化って難しいけどほんとに楽しくて仕方がありません!


2013年度卒業 久保田 大輝さん (法政大学在学/2年次ルーム長/弓道班)

 様々な文化や価値観に出会う。そんな特別な経験ができたのが上田染谷丘高校の国際教養科でした。
 私は大学で国際政治学を学んでいます。簡単に説明するとトランプ政権やシリア情勢、北朝鮮問題など皆さんも一度は耳にしたであろう国際問題について様々な視点から研究をしています。なぜ私がこの学部に身を置いているかといえばやはり「国際教養科で学べた」からだと考えます。
 皆さんは「国際教養科」という名前から「英語」というキーワードを想像すると思います。実際私も英語を使いたいという思いで本学科に入学したわけですが、多くの外国の方との交流や異文化理解の授業、海外への修学旅行など本学科でしかできない学びの中で英語を使うという目的が手段へと変わっていったことを覚えています。英語は可能性を広げてくれるツールです。国際教養科ではただ英語を使うだけで無く、英語を使って何ができるかを教えてくれます。だからこそ今の私がいるのだと思います。
 

2012年度卒業 清水 梨花さん (横浜市立大学卒業/学芸委員会副委員長/ESS班)

~国際教養科で「よかった」!~
①英語力が伸びた!

 とにかく英語学習。座学のみならず、アクティビティや課外体験を交えた授業で、楽しみながら英語のスキルを磨けます!英語が好きな子・得意な子たちに囲まれて学ぶ空間は、刺激的かつ魅力的!
②実践的なスキルが身に付いた!
 英語によるディベートやプレゼンテーションなど、「人前で自己表現」をする機会が多くあります。英語力の向上はもちろんですが、この先、大学や社会人になってから、他と差を付ける技術を学べるチャンスです!
③海外交流ができた!
 アメリカやフランス、中国や韓国といった海外の学生との交流ができます。身に着けた英語を試す最高の機会になるでしょう!また、修学旅行では台湾に行けるので、海外に行ってみたい人にもおすすめです。 

~大学進学後のわたし~
 3年間で磨いた英語のスキルを生かし、「横浜市立大学」に進学。専攻は「言語学(統語論)」で英文法についてさらに専門的な知識を身に着けました。また、教職課程において英語の教員免許(中高)を取得しました(教育実習はもちろん染谷で、です!)。
 現在は、神奈川県内の学習塾で講師をしています。高校時代、支えてくださった先生方のように、子どもたちの未来に貢献できる先生になれるように日々精進しています!