◆午前中の白馬フォーラムに続き、午後からは、本校１年生が糸魚川高校の１年生との交流学習に臨みました。１グループ10人で、２グループずつ７教室に分かれてのグループワークです。
　緊張を解きほぐすアイスブレイクに続いて、ブレーンストーミングとKJ法で互いの地域の魅力や課題を出し合って整理し、そこから「何ができるか」をグループで考えました。まとめと振り返りということで、７つの教室をZOOMでつなぎ、それぞれの会場から成果を報告し合いました。
　どのグループからも、白馬にも糸魚川にも魅力はたくさんあるけれど、どちらも人口減少をはじめ多くの困難な課題を抱えていることの指摘があり、それに対する生徒なりの解決策が提案されました。
　教室には、日ごろから本校の探究学習を支えてくださっている、岩岳リゾート・太田悟様、八方尾根開発・倉田保緒様、シェラリゾート白馬・内海二郎様、白馬東急ホテル・吉野良平様、しろうま荘・丸山俊郎様、白馬インターナショナルスクール・草本朋子様、信州大学教職支援センター・荒井英治郎様がそれぞれアドバイザーとして入ってくださり、生徒たちに今後に向けたアドバイスをしてくださいました。皆様のご協力に心から感謝申し上げます。
　22日には糸魚川高校で探究学習発表会があり、今度は本校の生徒（代表2名）が参加させていただくことになりました。今後もこうした交流を通して学びを深めていきたいと思います。

◆『白馬フォーラム』の開催は２年ぶりです。あいにくの雨模様（その晩から待望の大雪になりました!!）で、会場となったウイング21までの移動（徒歩20分ほど）はちょっと大変でしたが、底冷えのする体育館で震えながらやるのとは大違いで、暖かな会場でゆったりと発表を聞くことができました。
　当日は、本校生徒に加えて、文科省の「地域との協働による高校教育改革推進事業」が縁で、新潟県立糸魚川高等学校の１年生と先生方120人が一緒に参加してくれましたので、大きな会場もほぼほぼ埋まり、発表者にとってもやりがいのある会となりました。
　また、白馬インターナショナルスクール代表理事の草本朋子様、しろうま荘のご主人・丸山俊郎様、視察に来てくださった軽井沢高校の先生方、県教委学びの改革支援課の卯之原智也様、糸魚川高校の先生方にはコメンテーターをお願いして、発表した生徒たちに励ましと多くの示唆を与えていただきました。コロナ禍ということで広く村民の方にはご案内いたしませんでしたが、白馬村・下川村長様、小谷村・中村村長様、白馬村公民館長・横川秀明様ほか数人でしたが地域の方にもご参観いただくことができました。皆さん、お忙しい中ありがとうございました！
◆生徒発表では、本校から８組のべ28人、糸魚川高校から３人が、今年の探究的な学びの実践報告をしてくれました。トップバッターを務めたのは、２年生の太田硫斗君（白馬村出身）・松井遥暉君（神奈川県出身）のコンビです。「白馬村のおいしい水」にもっと親しんでもらい、飲料のペットボトル削減につなげようという「ウォーターサーバー・プロジェクト」について発表してくれました。いま校内にある４台の自販機の削減をはじめ、地域にあるカフェとも連携して経済の活性化につなげようとの狙いもあり、プロジェクトの今後が楽しみです。
　HLAB小布施サマースクールで大学生や高校生らとの充実した交流の様子を報告してくれたのは、３年生の関根くるみさん（神奈川県出身）です。すでに県外の公立大学に進学が決まっている関根さんは、街づくり（による地域活性化）に興味があり、大学進学後も同じテーマで研究に取り組みたいとのことでした。この他、高校生ホテル、デュアル実習、岩岳SKYフェス、総合学習やPBL学習部での活動の様子について発表がありました。
　学びにとって大切なのは、「自分なりの切実な問題意識」と「ワクワク感」だと思います。途中で上手くいかないことがあっても、それが「好きだから」とか「面白いから」とか「役に立ちたいから」とか、どうしてもやり遂げたいという強い気持ちがあれば、失敗も前向きのエネルギーとなって、学びを続けることができます。生徒たちには、自らの「好奇心」をどんどんと発揮して、本当に自分の心が動くものを見つけてほしいと思います。

◆日本最大級の学びの祭典（昨年度全国で4,905プロジェクト13,743人が参加）である、「マイプロジェクト（My Project Award 2021）」の長野県Summitが開催され、県内23校43組の発表の中から、吉村さんの「白馬高生主催！　地域応援SKYフェス」が、見事『県知事賞』を受賞しました！！！
　吉村さんは、3月25日（金）～27日（日）に開かれる全国Summitに長野県代表として出場します。（全国Summitについてはこちら）

　コロナ禍で停滞を余儀なくされている地域の皆さんを「元気にしたい！」という強い思いからこのプロジェクトは始まりました。場所探し、クラウドファンディングによる資金集め、出演・協力者集め、FES宣伝…と、吉村さんたちにとってはすべてが初体験でしたが、大勢の方のご支援とご協力により、イベントは大成功となりました！　会場の借用を快諾してくださっただけではなく、会場準備にもお力添えいただいた、岩岳リゾート（株）の和田寛社長をはじめ、関係の皆様にあらためて御礼申し上げます。

　今年のマイプロはオンライン開催で、私はYouTube配信で発表の様子を見ていましたが、発表中の吉村さんは終始笑顔で、「本当に楽しくて仕方がない」というオーラが全身からあふれていました。発表の仕方も最近では定番のパワーポイントではなく、手書きの「紙芝居」形式だったのも新鮮で素晴らしく、吉村さんの温かな人柄を感じることもできました。吉村さんは、すでに大学進学が決まっていまして、進学後は、寂しくなった地元の商店街を蘇らせるプロジェクトを立ち上げたいそうです。

◆本校では、国際観光科を開設して以来、地域の多様な資源を活用して実践的な学びを拓き、地域に貢献できる主体性を持った生徒を育成することをめざして様々な活動に取り組んでいますが、2019年度は白馬村の気候非常事態宣言発出につながった「気候マーチ」、2020年度はSDGsに対する興味関心を深めた「断熱改修プロジェクト」、そして今年の「岩岳音楽FES」と、生徒の思いが地域の皆様に支えられ大きな活動として結実する様子を見ることができ、とても感激しています。
　これからも本校の生徒たちへの応援をよろしくお願いします！

　◇岩岳マウンテンリゾートホームページ（SKYフェス案内）はこちら
　◇本人のTwitterはこちら

◆国際観光科 ２年生 22 人が、白馬八方温泉の「しろうま荘」様 と「丸金旅館」様のご協力をいただき、１泊２日のおもてなし実習に取り組みました！　初回は 2018 年に今回と同じ「しろうま荘」様にて、2019年の第２回は、「シェラリゾート白馬」様にて開業させていただきましたが、昨年はコロナ禍のため実施を断念、今回が３回目の開業となりました。
　準備段階（⇒「白馬高の日常」のページをご覧ください）ではたどたどしくハラハラする場面もみられましたが、本番に強い(?)生徒たちで、開業当日にはしっかりとした声でお客様をお迎えし、笑顔でお世話することができており、その成長ぶりは驚くほどでした！
　私も、生徒の様子を見に来てくださった白馬村の下川村長様と小谷村の中村村長様と一緒に「丸金旅館」で夕食をいただきました。生徒たちがタイミングよく運んできてくれる宿自慢の料理と食後のコーヒーサービスで、幸せなひと時を過ごすことができました。

◆今回の授業公開は、今年度本校に赴任した英語科・浅野教諭の初任者研修を兼ねたもので、総合教育センターの樋口先生をはじめ、校内外10 人の先生と一緒に私も参観しました。
　教材は、南米ペルーの世界遺産・マチュピチュ遺跡を扱った文章です。生徒たちは、本文の内容を理解した後、ペアになってリテリング（再話）に挑戦しました。
習熟度別の上位クラスの生徒たちですが、太陽の神殿や日時計、正確に切り出された石を綺麗に積み重ねて作られた建造物等々、謎深い天空都市の様子を英語で説明するのはちょっと難しいのでは？と思ってみていましたが、それは全くの杞憂で、先生の合図で一斉に説明が始まり、生徒の声が教室の中で飛び交っていました。
　もちろん、何も見ずにではなく、事前に自分で内容をイラストと英文でまとめたシートを使いながらですが、イラストを指さしながら一生懸命に伝えようとする生徒、その説明に顔を近づけて聞き入る生徒、どちらの姿も素晴らしく感動しました。生徒もリラックスした雰囲気で、テンポよく授業は進み、最後のまとめの時間には、この授業で「何ができて、何ができなかったのか」、どの生徒もしっかりと振り返りができていましたから、それぞれにとって充実した時間だったのだと思います。
　保護者の皆様にも、（コロナウイルスの感染状況が今のような感じなら）いつでも学校の様子を見に来ていただけますので、遠慮なくどうぞ。お待ちしています。

◆ユニバーサルツーリズムをテーマに白馬村で活動していらっしゃる、（一社）白馬スポーツ・自然振興協会主催のパラスポーツ体験学習会に、本校の生徒たちが参加させていただきました。当日は、長野大学の学生とともに競技用車いすに乗り、障害をお持ちの方々とスポーツを通じて交流を深めることができました。
　障害のある子どもの能力や可能性を最大限に引き出し、同世代の子どもとの交流を通じて、積極的に社会での活動に参加し生活を豊かなものにしていく「共生社会」の実現にむけた「インクルーシブ教育」の重要性が学校教育でも強調されています。
　今回のような障害を持つ方々とともに学び合う機会は、今後、本校の生徒たちが責任ある社会人として自立していく上で、本当に貴重な経験となったと思います。このような機会を与えてくださった関係の皆様に改めて感謝申し上げたいと思います。あわせて、自主的に参加してくれた生徒の皆さんの温かい気持ちを称えたいと思います。
　掲載の写真は、協会事務局長の栗田力様とこの学習会を後援した白馬五竜観光協会の佐藤文生様からご提供いただきました。ありがとうございました。
　今後もこういった機会を通して生徒の成長につなげていきたいと考えています。

◆今回講師をお願いしたのは、白馬村在住の本校OGで、2010年バンクーバーオリンピックにスキークロス種目で出場した福島のり子さんです（ちなみに、福島さんは、オリンピック日本チームで最初のスキークロス選手だそうです）。
　現在、3児の母でもある福島さんは、実家のロッジ「やまじう」の切り盛りをされる一方、アウトドアビジネスの会社をご夫婦で経営されるなど、地元白馬で大活躍されています。本校には「アウトドアスポーツ」という学校設定科目がありますが、そのSUP実習もご指導いただいているところです。
今日の講演は2部構成で、前半は、自分の強みを生かして、白馬の豊かな季節感を感じながら、地に足をつけて生活している福島さんから、ご自身のこれまでの歩みとその中で培われた人生観、白馬への熱い思いなどについて、映像を交えながらお話いただきました。途中で拝見したオリンピックでの滑走シーンは迫力があり、思わず全身に力が入ってしまうほどでした！
後半は、日頃から大変お世話になっている白馬インターナショナルスクール代表理事の草本朋子さんの進行で、登壇した3人の生徒と福島さんとの対談という形で進めました。自己の将来像や白馬への思いを自分なりに何とか表現しようとする生徒の姿勢にも感心しましたし、それに対して温かな励ましやアドバイスをくださった福島さん、草本さんに大変感謝しています。
最後に、福島さんから、「スキーでも勉強でも絵を描くことでも何でも、自分の好きなことを突きつめてやっていくとその後の人生が豊かになっていく。何でもいいから突き進むことが大切だ。そして、皆さんの力で白馬を盛り上げてほしい！」とのエールをいただいて講演会は終了となりました。
私は最前列に座っていたので後ろの生徒の様子はわかりませんでしたが、教頭先生から「生徒たちも良く集中して聴いていました！」との報告を受け、それもうれしいことでした。生徒たちには、自分の人生、自分の力でしっかり切り拓いていける力を本校での生活で身につけてほしいと思います。
みんな、がんばれっっ！！！

◆先週の授業公開に続き、中学生やその保護者の皆さんに本校の様子を知っていただく機会として「学校説明会」を開催したところ、朝早くから、地元白馬・小谷をはじめ県下各地から30人の中学生とその保護者の方20人ほどが集まってくださいました。
　全体会では、本校の特色である観光・環境（SDGs）・国際理解・アウトドアスポーツなどに関わる授業内容、進路状況、新年度からの新教育課程、スキー部やPBL学習部などの課外活動の様子に加えて、来年度から始めるBYOD方式による一人一台タブレット導入について説明させていただきました。
また、生徒からの学校紹介として、2年生の太田君が、実際の授業での取り組みやその感想のほか、自分がいま取り組んでいる「白馬の水アピール＆ウォーターサーバー設置プロジェクト」について、生徒会新執行部の刀谷会長と深澤、大島両副会長の3人が、しろうま祭をはじめとする学校行事について動画やパワーポイント資料をもとに説明してくれました。
　全体説明に引き続いて、公営塾や学生寮の見学、学校生活やスキー部の活動についての個別相談会を行いましたが、その頃には冷え込んだ朝とはうって変わり、青空と温かな日差しが戻っていました！
　来春入試では大勢の中学生に志願してもらい温かな春を迎えられるように、これからも情報発信を続けていきますので、皆さんよろしくお願いします！！！

◆このところコロナの感染レベルが落ち着いていることもあり、9月10日から延期していたクラスマッチをようやく実施することができました。
　本校の体育館は手狭なため、歩いて15分ほどのところにあるウイング21という施設のアリーナをお借りして、まる1日、バレーボールで盛り上がりました。ウイング21のアリーナは、バレーボールが3面とれる広さがあり、生徒たちも率先して感染予防対策をとってくれたことから、比較的安心して競技を進めることができたのでとてもよかったです。運営にあたってくれた生徒会の皆さんと先生方に感謝です！
　男子ブロックは3年B組、女子ブロックは1年B組がそれぞれ優勝、そしてなんと、総合優勝は職員チームがいただきました。
　明日23日（土）は学校説明会があります。中学生の皆さんに会えるのが楽しみです！

◆今回の講座はオンライン開催で、エチオピアにあるアフリカ連合日本政府代表部・特命全権大使の堀内俊彦氏（長野市のご出身だそうです）が現地で講師を務めてくださいました。エチオピアと日本との時差は6時間あります。
　堀内氏からは、フランスをはじめ5か国での様々な体験の紹介とそれを通じて培った働く際の大事な考え方3点についてのお話がありました。日本の人口は減少を続けやがて1億人を割り込むと予想される一方で、国連経済社会局の「世界人口推計」によれば、世界の人口は2050年段階で今より20億人以上増加するといわれています。堀内氏のお話は、貧困や環境問題がより深刻化する懸念がある中、グローバル世界でどういった視点が今後必要になるのかを考える良い機会となりました。
　「世界の台所紹介」では、土で固めたかまどしかない月収3,000円の家庭から豪華なシステムキッチンを備えた月収数十万円の家庭の台所の様子が写真で紹介されましたが、その格差というか富の偏在は一目瞭然で、生徒たちにも強く印象に残ったようです。月収数十万円として紹介されたのはエチオピアの家庭でしたが、『ハンガーマップ2020（国連世界食糧計画）』によれば、エチオピアの栄養不足人口の割合は15～24.9％となっており、ここにも格差の問題がみてとれました。生徒たちも現代社会の授業で学んでいるようですが、さらに理解を深めてもらうために、『なぜ世界の半分が飢えるのか』（スーザン・ジョージ／朝日選書）、『食べ物から学ぶ世界史』（平賀緑／岩波ジュニア新書）、『人新世の「資本論」』（斎藤幸平／集英社新書）ほか、飢餓や貧困、格差問題を考えるための書籍を紹介したいと思います。

　「働く際の大事な考え方3点」については、この講座の校内担当をしてくださった先生が感想を寄せてくれましたので、あわせて紹介します。
　①「たて（歴史に学ぶ）」…今、高校ではその基礎となるものを学んでいるのだと、生徒たち皆にわかってほ
　　　しいなあと思っていました。フランスのことわざ「変われば変わるほど同じ」は印象に残りました。
　②「よこ（他の国や地域に学ぶ）」…「日本の当たり前は当たり前ではない」「フランスでは男女ではなく女
　　　男」「世界の台所」の紹介も興味深いものでした。
　③「そろばん・・エビデンスに基づき考える」…医療水準の指標となる乳幼児死亡率を減らすためには道路の
　　　改善が有効だというデータがあるということでしたが、自分では乳幼児死亡率と道路の改善は、すぐにむ
　　　すびつきませんでした。こういうところに目をつけて研究した人がいるということで課題は解決に向かっ
　　　ていくのだと思いました。

◆国際観光科１年生の授業「観光Ⅰ」外部講師として、地元選出の県議会議員・宮沢敏文先生をお招きして、急激なグローバル化・情報化が進む一方、今後人口減少という難局に向かう現代社会において、地域を豊かにする視点から「ブランド化」についてのお話をお聞きしました。
　先生は終始にこやか、リラックスした雰囲気で、生徒一人ひとりの様子を確かめながら、映像や図表、身近なエピソードを交えてわかりやすく話してくださいました。今年は生徒からいくつも質問が出され、それに対しても一つ一つ丁寧にお答えいただきました。
　講義の中では、生徒たちに向けて「3年間の高校生活、自分にしかない独自の物語を創ろう！」とか、「自分を大事に、そして他人も大事にすること。自分と他人は『違う』のが基本。他人と違う部分を楽しみながらまずは行動しよう。一歩踏み出すことが大切だ。」など、数々の激励の言葉もいただきました。生徒が意気に感じて今後の高校生活に励んでくれることを期待したいと思います。

◆朝の肌寒さから打って変わって、体を少し動かすと汗ばむような陽気の中、午後から１、２学年の生徒と職員で校舎内外の環境整備作業を行いました。時折山から吹いてくる風が心地よく、生徒たちもよく頑張ってくれました。
　２年生は、①教室・廊下壁のペンキ塗り、②体育館南側の空き地の砂利入れと整地、③正面玄関横の花壇整備、１年生は、グラウンド＆テニスコート整備の担当です。ペンキや刷毛、砂利など必要な資材は県からいただいた予算を活用しました。作業は１時間半ほどで終了。おかげであちこちがスッキリと片付きました。皆さんお疲れさま！
　生徒や職員が頑張っているので「私も何かやろう」ということで、先生方が作業で出はらっている間に、校長室からその隣の職員室までのワックスがけをやりました。ある先生が「私が来てから職員室のワックスがけはやった記憶がない」とおっしゃっていましたが、なるほど、モップにたっぷりと浸したはずのワックスがみるみる木床に吸い込まれて、あっという間に乾いていきました。校長室の方で重ね塗りし過ぎたせいで職員室の方は少しワックスが足りず（ごめんなさい！）、薄塗りになってしまいました（ので、ワックスがけに気づいていない先生もきっと多いと思います…）。
◆今月は、この後も薬物乱用防止研修、北アルプスブランド特別講義、外務省国際理解講座、クラスマッチ、中学生向け学校説明会、グローバル講演会（講師は本校OGで、2010バンクーバー冬季オリンピックに出場、現在は地元白馬で活躍中の福島のり子さんです！）などたくさんの行事が予定されています。随時、様子をお伝えしていきますのでお楽しみに。
職員のブログも始めましたので、そちらもご覧ください！

◆9月24日から延期していた強歩大会、コロナ禍で久しぶりの行事です。コースは、八方尾根スキー場上の黒菱駐車場折り返しで全行程約22㎞、往路は結構な山登りとなります。
　台風16号の影響も心配されましたが、天気アプリの情報を信じて6時30分に関係職員で実施を決定。9時10分、私の号砲を合図にまず3年生がスタート。出発時の混雑緩和のため、その後3分間隔で1年生、2年生がそれぞれ出発しました。持ち物は関門チェックカードのみという走る気満々の生徒から小ぶりのリュックにお菓子と飲み物を詰め込んだ生徒までいろいろですが、みんないい顔をして出かけていきました。
　男子全体の1位は３Bの利部旬悟君で、記録は1時間47分51秒。女子全体の1位は同じく３Bの鎌倉春音さんで、記録は1時間56分58秒でした。ちなみに2年生の1位は、1時間49分16秒で２Bの津野尾広大君、1年生の1位は、1時間55分32秒で１A丸山海翔君という結果でした。やはり、スキー部の面々は力があります。スキー部以外では、バドミントン部の２Aの宮田琉翔君と３Aの宮下和也君が早かったです。
　ゴール地点（学校体育館）では、PTAのお母さん方が、帰ってきた生徒たちにおにぎりと飲み物を渡してくださいました。忙しい中のご協力に感謝です！
　午前中は何とか天気ももちましたが、その後小雨が続いて来たことから、残念ですが12時30分で途中打ち切りとしました。最後尾の生徒も折り返し地点まではたどり着いたということで、こちらも良くがんばったと思います。途中の生徒はマイクロバスに分乗して帰校、1時45分にゴール係が全員の帰着を確認しました。…いま外は本降りの雨です。予報ではこんなはずではなかったのですが…。
先導、関門、立ち番、後走、巡回、救護等の各係にあたられた先生方もお疲れ様でした！

◆生徒会最大行事「しろうま祭」も、生徒たちの創意工夫により成功裡に終了、短い夏も終わりすっかり秋の気配となりました。毎年この時期に生徒会執行部も「代替わり」を迎えます。
　コロナ感染症感染拡大を受けた分散登校中ということで、２日に分けてオンラインによる立会演説会を実施し、その後、各クラスで投票を行いました。
　投票の結果、新生徒会長に刀谷利治君、男子副会長に深澤駿太君、女子副会長に大島ひなのさんがそれぞれ選出されました。３人ともスキー部所属の生徒であり、生徒会活動に加えて今冬の大会での活躍も期待されます。
１学期の終業式で校長からの話として、全校生徒に「白馬っ子の恩返しプラン」の企画を提案しました。地域の皆さんと生徒・教職員がより密接につながるために何ができるか、生徒目線でのいろいろな考えを期待しているところです。新執行部の皆さんには、初仕事として、この企画の取りまとめと全校生徒を巻き込んでの実施に取り組んでほしいと思っています。

◆まずは、第45回全国高等学校総合文化祭・軽音楽部門に出場する、３年生の野川爽良君、𠮷村未来さん、松下亜耶さん、橋本裕樹君の４人が、顧問の中井先生とともに校長室に来てくれました。もうおなじみの４人組ですが、あらためて野川君のマネジメント力の高さと、それにうまい具合にシンクロしてレベルアップを果たした３人の意欲と頑張りに拍手を送りたいと思います。数々のステージ経験を持つ彼らですが、「長野県を離れて演奏するのは初めて」とのことで、緊張するけれど「しっかり楽しんできたい」「都道府県代表のハイレベルな演奏を聴けるのが楽しみ」などと話してくれました。私からは、皆さんも県1位なのだから自信をもって自分たちのメッセージを伝えてきてほしいと伝えました。

◆日頃お世話になっている五竜観光協会の佐藤文生様からのご紹介で、日本国際交流センター（JICE）を介した国際交流が実現しました。
　こちらは１，２時間目（8:55～10:45）でしたが、時差（東海岸は夜8時から10時頃、西海岸だと夕方5時から7時くらい）の関係で、先方の高校生（32人）は皆、自宅から参加していました。（じつは、私、今週の月～金まで、全国から集まった校長先生方とオンライン研修受講中でして、教室の様子を見ることはできませんでしたので、以下は教頭先生から聞いた内容をまとめたものです。）
　
　～～今回は一人1台タブレットを使っての交流です。こちらからは、本校の学校紹介のほか、日本のアニメに関するクイズを出題しました。生徒は、あらかじめ準備した原稿をもとにEnglishでのコミュニケーションに一所懸命取り組んでいました。
　相手の高校生はというと、いずれも日本の文化や歴史に関心が高く、日本に関するクイズ大会「ジャパンボウル」に参加経験のある高校生たちということで、びっくりするほど日本語が流ちょうでした。本校の生徒の関心も「なぜそんなに日本語が上手なのか」という点に集中して、後半は「どうやって日本語を学んだのか」とか、「外国語を学ぶ時の秘訣は何か」という話題で盛り上がりました。
　本校の生徒たちには、日本語を流ちょうに使いこなす彼らがよほど刺激になったようで、その後の感想では、「英語をもっとしっかり学びたい！」「学ばないと！」という声がたくさん聞こえてきました。～～

この意欲をぜひ形にしてほしいですね。みんな、がんばれっ！！！

◆昨年はコロナウイルス感染症拡大の影響でやむなく中止とした「高校生ホテル」を、今年は秋に実施する予定で必要な準備を始めています。ありがたいことに、白馬東急ホテル様の全面的なご協力により、昨年実習が叶わなかった現３年生のうち、観光コースの生徒が9月の実習に参加できることになりました。
　今日は、その実習の事前学習です。白馬東急ホテル総支配人の吉野良平様、同管理支配人の角田功様がご来校くださり、グローバル観光という授業の中で、吉野様から東急ホテルの経営方針、ホテル業務全般、実習にあたっての心構えなどについて、吉野様、角田様それぞれからホテル業務の魅力についてお話をいただきました。
　「ホテルは人で成り立つ」、「いいリゾート、いい街には、いい人がいる」。
　これは吉野様の話に出てきた言葉で、学校にも同じことが言えると思います。東急ホテルでは一般社員のことをアソシエイトと呼んでいるそうですが、お客様と接する機会の多いアソシエイトを最も大切にする企業風土が東急ホテルにはあり、皆で褒め合い、協力し合う雰囲気が業務効率を高めているとのことでした。これは見習わなくてはいけません。
　最後に浅井先生から、「技術はプロの方には及ばないが、その足りない技術を補うのが、お客様をおもてなししようという心と清潔で誠実な感じを与える身なりだ」とのお話がありました。第１印象が重要というのはどこの世界でも同じですね。
　コロナ禍でどの程度のことができるのか不透明な部分もありますが、一つ一つ課題をクリアしながら、この実習をとおして生徒たちがどう育つのか、楽しみに見ていきたいと思います。　

◆１、2年生の「進路の日」（＝学校見学）にあわせて、3年生は白馬村役場での選挙出前授業に参加しました。村選管の担当の方から、長野県における投票率の現状や有権者としての心構えについての話をお聞きしたほか、授業の最後には（架空の）候補者の政策を比較・判断したうえで各自が模擬投票に臨みました。
◆選挙権年齢が18歳に引き下げられたのは2016年ですが、若者の政治離れには歯止めがかかっていないようで、今年行われた参院長野県区補欠選挙における18歳投票率は19.39％だったそうです。来年４月の民法改正により成年年齢が18歳に引き下げられることもふまえて、一人ひとりの生徒が責任ある大人としての自覚を深められるように様々な教育活動を通じて働きかけていきたいと思います。

◆白馬における「本物」の学びの一環として、本校では毎年、地元企業の皆様にご協力をいただき、本格的な企業実習を実施させていただいております。昨年はコロナ禍で中止を余儀なくされましたが、今年は、㈱岩岳リゾート様、㈱シェラリゾート白馬様、白馬東急ホテル様、パタゴニア白馬店様（※50音順）の温かなご配慮により、実習を希望した生徒6人が参加できることになりました。
　校内外における70時間の実習を通じて、各生徒が社会参画の意識を高め、自分自身のキャリアデザインをより具体的で確かなものにしてくれることを期待しています。秋には普通科生徒のためのデュアル実習も計画しており、実習の成果は、12月の学習成果発表会（村内のウイング21で開催予定）でそれぞれの生徒から報告してもらうことになっています。

◆7月下旬に実施予定の学年登山に向けた準備トレーニングで、八方池周辺までの山歩きに出かけました。ゴンドラとリフトを乗り継いで一気に1000メートルを登り目的地をめざしました。あいにく昼過ぎから不安定な天候となり雷の心配も出てきたことから、予定を切り上げて下山としました。本番では白馬岳からの絶景が見られることを願っています。

◆中信地区の高校生81人がそれぞれ1点ずつを持ち寄って展示した写真展が松本市梓川にある「梓川アカデミア館」１階ギャラリーで開催されました。昨年はコロナで中止。2年ぶりの開催です。
　どの学校もきれいな風景を収めた作品が多かったですが、ホッと癒される動物の写真や人物の自然な表情をとらえた作品もあり、高校生らしい感性や価値観に触れることができました。子どもさんの写真を見に来たのでしょうね、写真の前に立って、ニコニコしながら何かを話しているご夫婦の姿にも惹かれました。
　自分的には、「トラクターのボンネットに乗っかった猫」（作品名：今日は俺が働くよ）とか「リュックを背負った４人組の高校生の姿」（同：道）の構図が印象に残りました。
◆本校からは、2年生で部長の宮澤君の「やまぶき」ほか、幼い頃遊んだ思い出の場所でしょうか、黄色いすべり台のてっぺんから公園を見渡した2年生高野さん「大切な場所」、「この広い世界で」（1年遠山さん）、「アーモンド」（2年畠山君）、「栗（トチの実）」（2年石崎君）、全部で5点の出品がありました。7月のしろうま祭での展示も楽しみです！

◆初回となる本日のテーマは、台湾側の希望により「食文化」となりました。といっても堅苦しい話ではなく、双方のランチ（お弁当）を紹介しあうというものでした。今日は3つのグループがそれぞれ「家弁」「寮弁」「駅弁」を写真で紹介、具材や作り方、見た目の良さなどを説明したり、質問に答えたりしました。
　台湾学校の方は、コロナで学校が休業のようで、生徒がそれぞれの自宅から、ご当地おなじみの食べ物を紹介してくれました。もちろん内容に対する興味もあると思いますが、それ以上に、他国の学生とつながっていることそのものを楽しんでいる様子が見て取れて、今回の交流はとても意義のあるものになったと思います。積極性は台湾の生徒の方がやや勝っていましたが…。
　同校とは11日（金）に別のクラスが2回目の交流を行い、その後もしばらく継続する方向で話が進んでいます。生徒たちには、交流の回数を重ねるなかで、「伝える」技術や「伝えよう」という気持ちを高めてもらえればうれしいですね。
　今回の交流は、昨年度末に長野県観光機構様からご紹介いただき、今年度に入って本校英語科の先生方の協力で実現しました。まだリアル交流ができそうもないので、しばらくはこういう形の交流を続けていくつもりです。

◆お父さんに大会を見に連れて行ってもらったのがきっかけで体操競技が気に入り、5歳から始めたそうです。女子の競技は、ゆか、平均台、段違い平行棒、跳馬の4種目で競われます。本人が得意としているのは段違い平行棒で、今はパクとかマロニーハーフという技（定番の技らしいですが情報不足ですみません）を練習中とのこと。競技では8つの技を織り込むということを今日教えてもらいました。
◆私が体操競技で印象に残っているのは、1976年のモントリオールオリンピックで妖精と評され、段違い平行棒と平均台で当時は最高点だった10点満点を出して金メダルに輝いた、ルーマニアのナディア・コマネチですね。ちなみに、県総体での勝野さんの段違い平行棒の得点は13.40。優勝した選手とは0.1点差の2位でした。本大会での活躍を期待しています！

◆２、３年生には始業式ですでに話してありましたが、しろうま荘支配人の丸山俊郎さんから、「白馬高校生のために」という強いお気持ちとともに、4月1日の聖火リレーで使用したトーチを寄贈していただきました。
　2016年に「ラグジュアリー・トラベル・ガイド・アワード」の支配人部門で最高賞を獲得した、世界的にも有名なホテル支配人である丸山さんは、本校の教育活動のよき理解者であり、大切なパートナーでもあります。今年の「高校生ホテル」でもご指導いただける予定になっています。これからも地域の協力者の方々に支えられながら、いろいろな行事や企画を進めていきたいと思います。

◆前日の雨で、グラウンドのいたるところに水たまりやぬかるみができて、延期も考えましたが適当な代替日がないということで、朝6時に実施を決定。それから2時間、体育科職員と有志の生徒の皆さんとで砂入れ、整地作業を行いました。
　砂自体が水を含んでいて重く、生徒たちにはいい準備運動になったと思います。日ごろ運動不足の私は終盤ヘロヘロでしたが、おかげで作業後は体じゅうがスッキリ！　汗をかくということは大切ですね…。
　地元生、寮生、下宿生以外にも、大町から始発電で来てくれた生徒、自転車で50分かけて駆けつけてくれた生徒もいて最終的に50人での作業となりました！　しかもその半分は、自分たちの競技（体育館でバレーボール）には関係ない女子生徒だったというのもうれしい出来事でした。協力してくれた皆さんに感謝！感謝！
◆競技の方ですが、男子ソフトボール優勝は３年Ａ組、女子バレーボール優勝は３年Ｂ組、両種目とも2位だった２年Ｂ組が総合優勝！という結果でした。ちなみに、職員チームは（1回戦シードの恩恵を受けたおかげで）男女ともになんとか4位でした。1年生も元気によくやってました。
　体を動かしてしっかり楽しんだので、勉強にもきっと力が入ることでしょう。何事もメリハリが肝心！　明日29日（土）、３年生（希望者）は模擬試験です。

◆5月20日（木）は職員対象（2時間）に、5月25日（火）26日（水）は1年生を対象（2時間×2日）に、NPO法人「CAPながの」による、子どもたちの人権を守るための研修会をワークショップ形式で実施しました。寸劇を交えながら、すべての人が「安心して自信をもって自由に生きる権利」を持っていること、万一、その人権を踏みにじられる事態に直面してしまった場合の対処、SOSの出し方などについてお話していただきました。生徒の方も、講師の方の問いかけに、（多少ぎこちない感じですが）自分の考えやグループで相談した結果を伝えることができていました。

生徒の感想から（抜粋）
「…二日目は意外と身近なことだったので、とても勉強になりました。僕も彼女ができたら相手の思いを聞いてうまく付き合いたいです。
　次に、家族に暴力を振るわれた時は友達や先生に相談したいです。そして自分が父になった時は絶対に暴力を振るわないようにして、できるだけ話し合いで解決したいです。
　家族との会話も大事にしたいです。自分の意見をしっかり伝えてお互いに納得できるようにしたいです。…」
「…（大事だと思ったことは）自分の気持ちを相手に言いにくい時、ほかの誰かに相談するということです。私の家族は仲がいい方だと思います。色んなことを相談したり相談されたりするので、あまり悩み事がありません。今まではあまり意識していなかったけど、家に相談できる人がいることはとても恵まれていることなんだと、今回の研修で実感しました…」

　最近はコロナ感染症による差別や偏見も社会問題化しています。すべての人が、安心して、自信をもって、自由に生きる権利を持っていること、違う言い方をすれば、すべての人は、他人に迷惑をかけない（＝他人の人権を侵害しない）限りにおいて自由に生きることができるということを、これからの学びの中でもしっかり伝えていきたいと思います。

◆5月24日（月）、前庭の花壇（⇒4月19日に紹介）に、マリーゴールドとサルビアの苗が植えられました。軍手を真っ黒にしてせっせと苗を植えている生徒に、「自分も一株植えてもいいか」と尋ねたところ、「穴の半分まで土を入れる。苗を入れたら土をさらに入れて、根の周りに隙間ができないように押さえる。足りなければこの土を使って!」と、気持ちよくやり方を教えてくれました！　土いじりって気持ちがいいですね。
　それ以外にも、カボチャやトウモロコシの苗、それから変わったところでは、パクチーとかルッコラの種も一緒に蒔きました。賑やかな花壇になるのが楽しみです！　
　ルッコラはサラダが定番ですが、生ハムとかチーズと一緒にサンドウィッチにはさんでも美味しいですかね。

◆一人15分程度の短い時間ですが、順番で校長室に来てもらい、話を聞かせてもらっています。１日数人ずつなので、全員との話を終えるには来月中旬くらいまでかかってしまいますが…。ある人はニコニコしながら、ある人はいくらか緊張気味にですが、みんな私の目をちゃんと見て話してくれます。放課後が楽しみになりました。
　好きな事や頑張っていることのほか、困っていること心配なことも遠慮なく話してほしいと思っています。
　これとは別に、３年生と2年生からそれぞれ話を聞く機会がありました。話をしているうちに、こちらの想定以上のことが出てきたりすると嬉しいですね。生徒と話をするのは、とても楽しく、刺激的です。

◆昨年は書面開催となった総会ですが、今年はコロナ感染予防対策をとり、現地参加とZoom、YouTubeを活用したリモート参加を合わせたハイブリッド型でなんとか開催に漕ぎつけました。柴田会長の議事進行で令和2年度の事業報告・決算報告が、深澤新会長の議事進行で令和3年度の事業案および予算案がそれぞれ無事承認されました。総会の最後に、旧役員の方へ私から感謝状を贈呈させていただきました。コロナ禍でのPTA運営、お疲れさまでした！　
◆総会に先立って午前中に行われた公開授業には、あいにくの雨にもかかわらず、地元白馬中の生徒さんを中心に、保護者の方を含め50名ほどの方にお越しいただきました。たくさんの中学生の皆さんに白馬高校を選んでいただけるように、教育活動の充実に一層努力したいと思います。8月の体験入学にもぜひお越しください！！

◆この前ご紹介した花壇づくりの続編です。校舎と体育館へ向かう通路に挟まれた空き地を開墾しています。ここの土を掘り返すにはこの前よりも力が必要ですね。皆さん頑張っています！何が咲くかはお楽しみに。

◆以前ご紹介した(4月1日聖火リレー)しろうま荘の丸山俊郎さんとオーストラリア出身で白馬村在住のケリーさんが講師となって、地獄谷野猿公苑と善光寺を巡りながら、生徒たちにガイドの実際を教えてくださいました。
◆「易しくシンプルな表現を使っての説明で、生徒たちもメモをとりながら真剣に耳を傾けていた」（引率した先生談）とのことで、きっと生徒たちも十分理解できたと思います。
◆今度は、生徒たち自身が英語によるガイドツアーを考案し、実際に外国人の方を案内する番です。さてどうなりますか。おもてなしの心は伝わるでしょうか…？

◆暖かな日差しのもと、3年生の選択授業で、生徒たちが花壇づくりをしました。それぞれが鋤簾（じょれん）やスコップを手にして、土起しや草かき、苦土石灰と鶏ふんを土に混ぜる作業などに取り組み、無事第1段階終了です。
◆なれない農具に初めはおっかなびっくりの生徒もいましたが、鋤簾の使い方にも慣れてきて、だんだんと作業もはかどるように。なにより、生徒の笑顔が印象的でした！
◆白馬は、地温が低いため、直接土に種をまいてもなかなか発芽してくれません。このあと、あらかじめハウス内で発芽させた花の苗を植え付けます。7月のしろうま祭の頃、きれいな花を咲かせてくれるだろうと思います。皆さんも楽しみしていてください！

◆4月14日（水）ばんけいスキー場（北海道札幌市）で行われた「第41回全日本スキー選手権大会フリースタイルスキーハーフパイプ（全日本スキー連盟主催）」で、本校3年生の伊藤瑠耶君が見事「準優勝」に輝きました！　今朝、本人が記念のメダルをもって校長室まで来てくれました。
◆コロナウイルス感染症拡大の影響で次々大会が中止になる中、モチベーションの維持も難しかったと思いますが、ここ一番の集中力で、見事な結果を残してくれました。
◆彼の本職（？）はスロープスタイルスキー（滑降しながらコース上の障害物を使いアクロバティックな技を競う競技。2014年のソチオリンピックから正式種目とされました。）だそうです。身体能力もそうですが、なにより観客を魅了する演技をその場で創りだす感性も素晴らしいと思います。さらなる活躍を期待します！！！

◆写真は学校入り口にあるしだれ桜です。16日の朝、撮りました。昨年も同じ場所で写真を撮りましたが、日付を見ると４月27日となっており、やはり白馬でも季節の足取りはやや早いようです。
◆今週は、19日（月）1年生内科検診。20日（火）生徒会一斉委員会。21日（水）1年生身体測定。22日（木）歯科検診と続き、23日（金）は国際観光科2年生の皆さんが、地獄谷野猿公苑「スノーモンキー」にフィールドワークに出かける予定です。4月1日にご紹介した丸山俊郎さんからガイドツアーの実際について教えていただきます。どんな実習になるのか楽しみです。感染予防対策を十分に行って実施したいと思います。

◆3年生にとって、今年は、進路に関して重い選択と判断を迫られる重要な1年です。その重要性を理解し、決意を固めてもらうために、通常授業開始に先立って学年集会を開きました。
◆初めに、中村先生から、これまで2度本校で3年生の直接指導にあたった経験をもとに、進路選択に向けたしっかりとした情報収集と早期の目標設定が必要とのお話がありました。続いて、野口先生から、日常生活に関する注意と生徒会活動、特に、しろうま祭に向けた心構えについて、さらに公営塾・しろうま學舎担当の山下さんから進路実現に向けた学習支援について、最後に学年主任の鈴木先生から、進路を決めるためには「まず自分から行動を起こすことが大事だ」とのお話がありました。
◆３年生の皆さんには、強い意志と覚悟をもって進路実現に取り組んでほしいと思います。わからないことがあれば、遠慮なく、担任や進路指導係の先生に相談してください。

◆昨年度は、コロナ感染症拡大のため行うことができなかった入学式ですが、今年度は、来賓はお招きせず、参列の保護者の方も各家庭1名とするなど、規模を縮小した形で何とか実施することができました。
◆式辞では、「70周年の節目の年に入学した縁を大切に、常に一歩先、１ランク上を意識して「挑戦」を続け、本校での3年間で自分の夢を実現する土台を築くために全力で取り組んでほしい。」と話しました。
◆校歌は、コロナ感染症予防の観点から合唱はせず、生徒合唱の録音を聞いていただきました。実は、昨年赴任した私自身、これまで校歌を聞く機会もなく寂しい思いをしていました。新入生には早く校歌を覚えて、本校の一員としての確固とした気持ちを持ってほしいと思います。
◆本年度は、普通科23人、国際観光科25人、合計48人でのスタートとなりました。式場では緊張した表情を見せていた新入生たちですが、その後のホームルームでは、お互い初対面ながら、さっそく教室のあちこちで話に花が咲くなど、打ち解けた雰囲気も見られました。これからの彼ら彼女らの活躍を期待したいと思います。

◆白馬大橋からジャンプ台までを13人のランナーが聖火をつなぎました。
◆第1走者の丸山俊郎さんは、第1回高校生ホテルの会場となった「しろうま荘」の支配人で、本校の学校設定科目「観光コミュニケーション英語」でもガイドツアーの外部講師として大変お世話になっている方です。また、最終走者の上村愛子さんは、本校の卒業生で、皆さんご存知の通り、スキーモーグルのオリンピック選手として大活躍された方です。本校ゆかりのお二人が、地元を走る聖火リレーのランナーを務められたことは、本校にとってもうれしいニュースです。
◆さらにもう一つ、うれしいニュースが！　……これについてはまた改めてお伝えします。