学校長あいさつ

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地域と密着した探究的な学び
 ~ 「環境・SDGs」「観光・まちづくり」「国際・異文化理解」「山岳・アウトドアスポーツ」 ~

 1951年(昭和26年)4月1日に設立された本校は、2023年4月、創立73年目を迎えました。
 各学年、「幅広い進路選択に役立つ総合的な学力を身につけた生徒の育成をめざす」普通科1クラスと「実践的な英語力を土台として、国際的な視野とホスピタリティの心構えを身につけ地元の基幹産業である観光をはじめ、様々な分野で活躍できる生徒の育成をめざす」国際観光科1クラスがあり、自然豊かな国際的リゾート地・HAKUBAをフィールドに、「環境・SDGs」「観光・まちづくり」「国際・異文化理解」「山岳・アウトドアスポーツ」を学びのキーワードとして、多様な学校設定科目を開設し、教科横断型の課題解決学習(PBL)に意欲的に取り組んでいます。令和元年度からは、文部科学省「地域との協働による高等学校教育改革推進事業(地域魅力化型)」の指定を受け(3年間)、地域の方と協働した学びのカリキュラムと評価の開発に取り組みました。
 地域をフィールドにした学習活動を推進する「白馬SDGsラボ」での活動を起点とした,2019年の気候変動マーチは,気候変動に危機感をもった生徒たちが地域と連携・協働して取り組んだ活動です。県内自治体では初となる,白馬村の気候非常事態宣言発出の契機となったこの活動は,環境省の令和2年版「環境白書」でも紹介されました。
 生徒たちの環境への関心は,2020年の断熱プロジェクト(PJ)へと発展します。ここでは生徒と地域の大人とが知恵と力を合わせて学びの空間を共創しました。教室の断熱PJは、現在も後輩に受け継がれています。2021年には、コロナ禍であえぐ地域を若者の力で元気にしたいとの願いから,地域応援SKYフェスが実現しました。自分の枠を超えて地域の大人と対話し,未知の課題を克服しながら自走し続ける生徒たちの姿はとてもまぶしいものでした。
 2022年は、地元ローカル路線であるJR大糸線の存続にかかわって、生徒たちが実際に大糸線に乗って糸魚川まで行き、地元住民や利用客へのインタビューなどをもとに大糸線再生プランの提案に取り組みました。また、新たに創設したインターアクト部が、地域のボランティアや国際交流行事で活躍しています。ぜひ、皆さんも本校で一緒に学びましょう!

スキー部活躍中!
 2023国体 少年女子大回転 2位 / 男子大回転 6位入賞
 2023高校総体 女子大回転・回転 3位 / 男子回転 3位 大回転 7位入賞
          女子距離15㎞リレー 7位入賞

 2022高校選抜 アルペン女子個人総合優勝、男子個人総合2位
 2022世界ジュニア選手権 女子ジャンプ団体 2位
 2021高校総体 クロスカントリー女子5㎞フリー 優勝

 学校創立当初から活動し、国内外で活躍するスキー部は、2022北京冬季オリンピックに出場した松田颯選手を加え、これまでに10人の冬季オリンピック選手を輩出しています。県内はもとより全国から集まった生徒が切磋琢磨して力をつけ、インターハイや国際大会で優秀な成績を上げています。
 地域の皆様に支えられて本校で学んだ生徒たちが、いつの日か地域のために恩返しができるように、全教職員が知恵と力を合わせて生徒の支援に取り組んでいきたいと思います。
 このホームページをご覧の皆様には、本校の教育活動の推進に、温かいご支援とご協力を賜りますようお願いいたします。
 

長野県白馬高等学校長   関 正浩