令和7年度 新任式、始業式

1学期 始業式
4月3日(木)、令和7年度の新任式と始業式がありました。いよいよ新年度のスタートです。
新任の先生方をお迎えし、心機一転、気持ちをあらためてスタートです。

新任式の後、学校長の講話がありました。講話の中で、昨年急逝された田村浩啓先生がPTA会報に残された記事を引用され、「学ぶこと」の意義を問いただしました。以下引用
 「人はなぜ学校に行くのだろうか。集団生活のルールを学ぶため、知識・技能を身につけるため。将来、仕事に就く準備をするためなど、つまり成人として自立するために学校は必要だということです。ただし、学びの場は学校だけではないのです。家、街中、自然の中などどこでも学べます。また本、テレビ、ネットでもどんな形でも学べます。学んだことが何の役に立つのかわからないこともあります。それなら自分の興味のあることだけ勉強したらいいのにと思うかもしれません。けれど、そのためには勉強の仕方を勉強する必要があるのです。実はそれも学校に行く目的の一つなのです。」
 要はあなた自身が社会で生きていくためのものなのです。
 勉強は学校だけで完結するものではなく、一生続くものです。受け身ではなく視野を広く見ると、現在起こっていることの本質も見えてきます。
 みなさんは、アメリカのトランプ大統領の政策が世界を動かしていることを知っていますね。ウクライナの戦争についても知っているでしょう。なぜ、トランプ大統領は高い関税をかけてまで、国内の製造業を立て直そうとしているのでしょうか。ウクライナの戦争は隠れた米露の戦いなのに、アメリカはすでに兵器製造で後れを取ってしまっています。そこで見直されているのが工業なのです。このような世界情勢を知って、あらためて工業を学ぶ意義を考えてほしいと思います。