【土木工学科】1年生が千曲川堤防工事の見学を行いました

12月16日(金)に1年生が千曲川の堤防工事に関する現場見学を行いました。工事に携わる(株)鹿熊組の技術者の方々より、小布施町、須坂市、中野市にかけて工事が進められている現場について、現場近くの中野市の堤防脇に用意して頂いた会場にて説明して頂きました。

  

工事が進められている箇所は、令和元年に発生した台風19号の異常出水により、堤防を川の水が越え、堤防の斜面が削られ、生活圏内に浸入し、周辺住民に多大な被害をもたらしました。一連の工事は、同様の被害を防ぐため、河川を管理している国土交通省が発注し、地元の建設会社が区間を分けて様々な工事を行っています。今回は、小布施町の「山王島地区堤防強化その3工事」、須坂市の「相之島地区堤防強化その2工事」、中野市の「立ヶ花狭窄(きょうさく)部河道掘削その1工事」について説明ブースを用意していただき、生徒達は順番に各ブースを周り、工事を担当している土木技術者の方から説明してもらいました。説明者の中には入社1年目の本校OBもおり、緊張しながらも堂々と説明する先輩の姿を見ることができました。
各工事の説明に続き、近年、土木工事のICT化が進められるなか、各現場に導入されている技術や機材について体験を通して学べるようにといいいうことで、「ドローン操縦体験」、「ICT掘削施工シミュレーター体験」、「現場内移動用電動車両乗車体験」の3つの体験をしました。初めて体験でしたが、技術者の方から操作方法を教わり、貴重な体験をすることができました。

 

 

地域の暮らしを守るために行われているスケールの大きな仕事について触れることの出来た見学であり、学校での学びの先にある土木の社会的な役割の重要性について学ぶことの出来た見学でした。