長野県長野西高等学校長 小金 典子

 春を待ちわびていた丘の上の桜は、目にも止まらぬ速さでその蕾を開き、その勢いに押されてか、様々な樹木も目覚めたかのように色とりどりに開花を始めています。
 長野県長野西高等学校通信制のホームページをたずねていただき、ありがとうございます。令和4年度4月に学校長として着任いたしました 小金 典子 です。よろしくお願いいたします。
 歴史を紐解きますと、1948年(昭和23年)に本校と松本第二中学校(現松本県ヶ丘高校)の二校が長野県通信教育のスタートを切りました。当初150名の入学生で始まった本校通信制の卒業生は、すでに5,300名を超え、2016年(平成28年)には創立70周年を迎えることとなりました。1949年(昭和24年)には、全国に先駆け「信友会」という生徒会組織が発足しました。「友達を信じる」「信頼できる友人」に由来し、現在でもその名称で、各種委員会が活動し、体育祭や弦月祭(文化祭)等の諸行事、クラブ活動、学習会活動を、通信制単独で運営しています。
 通信制課程の特色は、いつでも、誰でも、どこででも、学べることです。全日制や定時制とは違って、毎日朝から夕方まで時間が拘束されることはありません。自分のライフスタイルに合わせて、自分の決めた計画でレポートを作成提出し、スクーリングに出席して、学習を進めます。また、ここまで他の高校に在籍していた皆さんは、これまでの修得単位数を本校の卒業単位数として含めることができます。中学校からの進学、他の高校からの進路変更、社会人になってからの学ぶことへの再挑戦など、どのルートからでも、「学びたい」気持ちをもっている皆さんは、まずは本校通信制の門をたたいてみてください。私たち教職員は、そんな皆さんの学びが結実できるように、寄り添いサポートをしていきます。不明な点、不安な点等がありましたら、いつでもお気軽にご相談ください。