第2回 物質化学科3年 Aさん、Iさん


物質化学科は本校のあゆみのなかで、長く工業化学科と称していましたが、学ぶ範囲が工業化学だけに限らず環境分野やバイオテクノロジーの分野なども含まれてくるため、今日の学科名にかわりました。SDGsにも深くかかわる分野なので注目の科といっていいでしょう。それではAさんとIさんにどんなリケジョぶりか聞いてみましょう。

<インタビュー>
ーー今日はリケジョプロジェクトに協力してくれてありがとうございます。
物質化学科は中学生にとって何をしているのかイメージしにくいと思うけど、この学科を志望した理由を聞かせてください。
(Iさん)私は中学の時から理科が好きだったからです。(Aさん)わたしは実験をやりたかったからかな。中学ではあまり実験をやらなかったので、もっと実験をやりたいなと思っていました。長工の物質化学科の体験入学に参加して、中学ではできない実験を体験してこの科に絞りました。

ーー入学した時に男子が多いから不安だったのでは?
(Iさん)もっと女子が少ないのかと思っていました。もともと、女子は少ないと覚悟していたのでまわりに女子がいて、ちょっと安心しました。(Aさん)私は環境に順応できるので、あまり気にしていません。今は普通に男子とも話をしていますし、いい仲間に出会えたなと思っています。

ーー物質化学科は実験が多いよね。実験はおもしろいですか?どんな実験が印象に残っていますか。
(Iさん)アセチルサリチル酸の合成で実際に粉末ができた実験かな。普通にアスピリンとかバファリンとかで呼ばれている身近な医薬品に使われていることもわかって、印象に残っています。(Aさん)私はベンゼンからの誘導体の一つであるオレンジⅡを合成した時の実験ですね。なぜ印象に残っているかというと、オレンジⅡは色素で、染料に使われているのですが、実験の最中にビーカーを割ってしまい、オレンジⅡが白衣に飛び散り、機器にもかかって大騒動になってしまったためです(笑)。(白衣がオレンジ色に染まってしまったのか・・・!)

ーー学校生活について聞かせてください。コロナ禍で2年生まで学校の行事も制限がきつくて大変だったけど、何かいい思い出はある?
ありますよ。一番は修学旅行かな。修学旅行は京都へ行ったのですが、私たち女子グループは自由行動であちこち行きました。なかでも嵐山はよかったですね。渡月橋~竹の小径はまた行きたいです。行程の中に着物の着付けもいれて、ちょっと京美人に挑戦しました(笑)。
ーー修学旅行の時の写真はないの?
(Iさん)ありますよ。見ます?

(左 インタビュー中のAさんとIさん)

(右 京都へ修学旅行 着付け後) 

ーー最後に物質化学科の良さをアピールしてください。
(Aさん)先生方が皆、いい先生です。おもしろいことを言うし、ダジャレも好きですね。わからないことは丁寧に教えて下さるし、授業以外のことでも色々と相談に乗ってくれます。物質化学科でいろいろ実験をやり、リア充の学校生活が送れています。

インタビューを終えて
Iさん、Aさん、リケジョインタビューありがとう。最初は「えー」と戸惑っていましたが、最後は修学旅行の写真まで提供してくれてとてもありがたかったです。インタビューをすすめていくうちに話が弾んで、あっという間の時間でした。
第2回長工リケジョ2023シリーズはいかがでしたでしょうか。次回をお楽しみに!