【土木工学科・建築学科】土木と建築の女子生徒が地元建設業に従事する女性の方と座談会をもちました

12月21日(水)に本校の会議室を会場に長野県建設業協会長野支部および長野市建設業協会の女性部会の方々と土木工学科および建築学科の1年生、2年生の女子生徒との座談会が開催されました。

少子化による人材不足は建設業界も深刻な課題となっています。そこで、建設業界への女性の入職と活躍が求められており、いち早く専門を学ぶ本校の女子生徒へ期待が寄せられています。建設業の分野は男性的なイメージが他の産業より強い印象ですが、近年、労働環境も変わり多くの女性が就労しています。しかし、割合的にはまだまだ少なく、業界として多様な働き方と適性に応じた仕事があることを学生に知ってもらうことが大切との考えから、専門を学ぶ本校においても交流の機会を設けて頂いております。

座談会の前にものづくり体験でお互いの距離を縮める場面をということで、講師の先生にアドバイスをもらいながら、木片を利用したカメラのオブジェづくりをしました。普段からものづくりに関心のある生徒達は久し振りの工作に熱中し、器用に道具を使いこなし、手際よく可愛いミニチュアカメラを作り上げていました。

  

その後、4つのグループに分かれ、フリートーク形式で座談会がもたれました。ひと言で建設業といっても、会社ごとに業務は多彩で、それに準じて会社内での仕事の内容も多種多様です。普段の仕事は? 女性社員はどのような働き方をするの? 女性の立場は? 人間関係は? 職場環境は? 苦労することは何? 働きがいはどんな点? などなど、女性の観点から建設業界で働く場合の生の声を聞かせてもらいました。1時間半ほどの交流でしたが、2年生にとっては進路の方向性を決める時期とも重なり、現実的に将来を見据えて考える際の貴重な情報を得る場面となりました。また、1年生にとっては専門での学びを活かして活躍できる職場が地元に存在し、地域の暮らしを支える仕事に多くの女性が従事しており、今後より一層求められていることを知った座談会でした。