土木科3年生が実践的な学びに取り組んだ『裾花川ウォーキングロード』補修工事が終了

昨年11月25日付で本校ホームページに掲載の外部連携学習についての続報です。

長野県は県下各地で地元高校生を対象に「建設技術実践プロジェクト」を実施しています。このプロジェクトにより、本校では近くを流れる裾花川の左岸に長野県が管理するウォーキングロードの整備に関わる諸課題をテーマとし、4年前より授業「課題研究」のなかで実践的な学びを行っています。本年度は、土木科3年生12名が“設計班”と“施工班”の2つのグループに分かれ、“設計班”は長安橋ーあやとり橋間の整備計画について、“施工班”は長野保健所前凹部の改良補修工事について取り組みました。

(改修前) 歩道が凹んでおり増水時に泥が堆積していた

 

(改修後) 歩きやすくなった平らな歩道

 

各班の取り組みの成果については、1月21日に行われた土木科課題研究発表会にて報告され、1、2年生を含めた土木科・土木工学科の生徒に学びが共有されました。

そして、2月5日(水)には今回の改良補修工事を通して実践的な技術指導と体験学習のご協力を頂いた方々から、記念プレートを施工現場に設置して頂きました。実践的な学習の様子も踏まえ、工事の経過を紹介します。

補強のワイヤーメッシュを敷き、結束線で連結

生コンの入ったバケットをクレーンで吊り下げ現場に投入

密なコンクリートになるよう振動を加え締め固める

締め固めた生コンの表面をコテを使い平滑に整える

平滑にした表面をブラシをひいて粗面に仕上げる

施工が計画通りであるか計測して確認

施工班メンバーとご指導頂いた土木技術者の原山様

施工記念に設置されたプレート

地元の高校生が実践的な学びの場として関わりを持ちながら『裾花川ウォーキングロード』の整備が進んでいます。利用しやすくなったウォーキングロードを多くの方が歩き、健康増進と豊かな信州の自然に触れる憩いの機会としていただくとともに、ぜひ記念プレートをご覧下さい。