岡谷工業高等学校

環境化学科
 

課題研究

 3年生になると、全員が課題研究に取り組みます。これまで学んだ化学の知識・技術を活かし、生徒自らが研究内容を決め、1年間通して研究を行います。

研究テーマ (令和6年度)

グループ名 概要
諏訪湖班 【テーマ】湧昇ポンプにかかわる研究

 現在の諏訪湖の問題点として、地球温暖化による上下攪拌不足がある。この問題を解決する方法の1つとして湧昇ポンプという逆止弁を備えたパイプを使う方法があるがその有効性を確認する方法は確立されていない。そこで各種センサーを用いて湧昇ポンプの動作確認ができないか検討した

 
 
諏訪湖生態系班 【テーマ】諏訪湖における生態系の調査および資源活用

 長野県内最大の湖である諏訪湖では、ヒシの大量繁殖やワカサギの減少が問題となっている。その要因の一つに、諏訪湖の生態系が深くかかわっている。我々は諏訪湖の新たな可能性や魅力を模索するべく、周辺の自然環境に目を向け、学校の設備で取り組みが可能な調査を行った。

 
 
人工宝石班 【テーマ】アルミ缶から人工宝石をつくる

 環境問題の一つであるリサイクルをテーマに、アルミ缶から人工宝石の原料である酸化アルミニウム(アルミナ)を取り出す。取り出したアルミナと他の薬品を混合し、電気炉で2日間焼成を行い人工宝石の結晶の合成に挑戦する。

 
 
銘水分析班 【テーマ】銘水の分析

普段利用する水は、地中に触れているため一時的にミネラル成分であるCa2+、Mg2+が含有する。その水に含まれる Ca2+、Mg2+の量は出来上がる製品や利用過程に大きく影響する。そこで銘水に含有するミネラル(金属)等の成分分析と硬度及びpH、DOを測定し、「美味しい水」について検証した。また、一般にMn・Feの入った水はどのような影響を及ぼすのか考察した。更に地下水・水道水に含有する難分解性有機フッ素化合物(PFAS・PFOS)について文献調査した。
 
   

発表会の様子

【諏訪湖班】
【諏訪湖生態系班】
【人工宝石班】
【銘水分析班】