秋の避難訓練

 10月11日に、秋の避難訓練がありました。地震及び地震後の校内火災を想定し、防災に対する認識を高めることが目的です。今回は、避難訓練の他に消火訓練があり、更に保健室使用生徒を担架で運ぶ訓練もありました。

 消防署の方からは、火事では煙が一番怖く、吸うと一酸化炭素で体が動かなくなってしまうこと、煙は縦方向に秒速3~5m横方向に秒速0.5~1mの速さで進むので、避難の際にはかがんで身を低くし、口をハンカチ等で抑えできるだけ煙を吸わないようにし、横方向に逃げると良いこと等を教わりました。

 消火器について、①消火器は重くて硬いので、運ぶ際には底を持ち両手で運ぶ、②消火器には液体と粉末があり、粉末の場合は風向きによる影響があるため逃げる方向を背にして使用する、③噴射距離は5m程なので、火元に近付いて使用すること、等の扱い方を教わりました。

 又、消火器使用の際は、「火事だー!」と大声で叫び周囲に知らせた後、①黄色い安全ピンを抜く、②ホースを構える、③握って消火する、の順で使用することを教わり、実際に各学年の代表生徒達が消火訓練をしました。生徒達は、大きな声で火事を知らせ、しっかり的に当てることができました。

 副校長の講評では、実際に火事や地震、河川の氾濫等が起こった際には、慌てず焦らず平常心を持って行動することが大事で、日々何かあった時のことを想定しておくことの大切さを、教わりました。

 普段から防災意識を持ち、備えておくことの大切さを実感した、避難訓練でした。

 

 

 

2023年10月12日