先輩の話を聞く会

 12月12日に、「先輩の話を聞く会」がありました。昨年度、本校を卒業して就職した先輩が二名来校し、近況を語ってくれました。

 一人の先輩は、山で生活し暮らしたいという夢の実現のため、山に関わりのある林業を選び、長野県森林組合に就職したそうです。毎日、山に入って木をチェーンソーで切ったり、ワイヤーで木を吊って引っ張ったり、切った後に木を植えたりしているという事でした。朝が早く、少人数での作業の時は寂しく感じる事もあるが、景色の綺麗さや茸を見つけたり動物に会ったりすると嬉しく、年上の先輩の中で、色々教わりながら頑張っている様子が伝わって来ました。

 夏は朝早く、冬は少し遅く始まり、午後には終わるというスケージュールで、天候による休日もあり、安全研修もしっかり受けているそうです。

 もう一人の先輩は、工業系の仕事に就き、早くお金を稼ぎたいと思い、新光金属工業に就職したそうです。仕事では、換気扇のフードや、大きいものだと育館の屋根を作ったりしています。フードの大きさや重さが大変だが金属加工時にピッタリ溶接できたりきれいな断面ができるとうれしい事等、仕事の大変さややりがいについて語ってくれました。仕事においては、自分の力でできる事は自分で、出来ない時は協力する事が大事、ありがとうとごめんなさいが言える事が大切だ、と教えてくれました。

 高校生活では、生徒大会での発表や強歩大会が思い出に残っているそうです。高校時代は、バイト等に挑戦し、精神的にも肉体的にも強くなってほしい、とメッセージを 伝えてくれました。

 他にも福利厚生や休日についての話もあり、在校生の皆さんの就職や進学の際に、非常に役立つ「先輩の話を聞く会」になりました。

 

 

 

2024年12月13日