学校紹介

学校長あいさつ

 長野県松川高等学校のホームページをご覧いただきありがとうございます。
 
 本校は、1985年(昭和60年)4月、「上下伊那郡境のこの地に公立高校を」との地域の強い願いにより、当地松川町上片桐で二十有余年の歴史を重ねてきた私立高校を継承する形で当時の飯田下伊那20市町村の組合立高校として開校、1987年(昭和62年)4月に県立に移管された稀有な経歴をもつ全日制普通科高校です。県立となって三十余年、「創造・自律・誠実」の校訓のもとに学びを修め学窓を巣立った卒業生は6,000名を超え、私立時代の5,800余名に及ぶ卒業生の皆様方とともに地元をはじめ県内外各地のさまざまな方面で活躍されています。
 松川町は県内有数の果樹の産地として知られる地ですが、本校も東に南アルプスの高峰を一望し西に中央アルプスの氷河地形を仰ぎ見る、果樹園の広がる美しい丘の上にあります。そんな眺めの良い学び舎で三百数十人の生徒たちが学業、生徒会活動や部活動に励み、今日も元気な歓声が風光明媚な丘に響いています。

 現在の本校の特色のひとつは、「エリア」と呼ぶ、生徒の進路希望に応じた教科科目群を揃えたカリキュラムです。本校に入学した生徒は2年進級時に自身の卒業後の進路を見据え「人文科学」「自然科学」「課題探究」「商業経済」の4つのエリアのいずれに進むかを選択します。3年次はそれぞれのエリアに精選して配置された教科・科目で進路実現のための学びを深め、大学・短大等の入試や公務員試験・就職試験に臨みます。就職から進学まで多様なニーズに対応した教育課程を編成し、地域のオールラウンドな高校としてきめ細やかな進路指導を実現しているのが私たちの松川高校です。
 また、学校生活のルールを生徒が自主的に定めるなど、生徒が主体的に取り組む生徒会活動が近年の松川高校の大きな特色となっています。本校生徒会では数度にわたる全校討論等を経て令和元年(2019年)に「松高スマホルール」を決議・制定しました。令和2年度にはこの取り組みがNHK Eテレの全国放映番組に取り上げられました。学校生活の中でのスマートフォンの使用規定を生徒が自ら定め、SNSの使い方についても自分たちの経験から自主的にマナーの確立に挑戦している活動が評価され、この経験が生徒会役員はじめ本校生徒全員の自信と誇りにつながっています。こうした活動を通じて次代の担い手たる若者に「新たな社会を創造する力(~自ら課題を発見し仲間と協働し解決策を見つける~)」を育む学びを実践しているのが私たちの松川高校です。

 本校は開校時の「地域の願い」を常に原点として見つめ直しながら、「地域の期待に応える地域に根差した教育」とは何か、を自問しつつ日々の教育活動を展開しています。今に満足して立ち止まることなく、より良い学びの場を創造するための深化と進化を図り、生徒と教職員が手を携えて未来に向けた歩みを進めていく学校でありたいと考えています。
 中学生の皆さん、松川高校で私たちと一緒に世界や地域の未来創りに挑んでみませんか。
 志を高く持った皆さんの入学を心から期待します。
 また、日頃より本校の教育活動に対してご理解とご協力をいただいている皆様、心より感謝申し上げます。これからも松川高校をよろしくお願いいたします。

令和3年(2021年)4月  第16代校長 宮澤 直哉