通信制教育は、昭和23年に「より多くの人に教育を受ける機会を」という理想のもとに誕生しました。さまざまな理由で毎日登校することが困難な人でも、学習に対する意欲さえあれば「だれでも」入学でき、「いつでも」学びたいときに「どこでも」学びたいところで勉強することができるシステムです。
高校の3つの課程
- 全日制 … ”フルタイム”で学ぶ(中学校と同じように昼間の時間帯に授業を行う)
- 定時制 … ”パートタイム”で学ぶ(昼間や夜間の定められた時間帯に授業を行う)
- 通信制 … ”通信の方法”で学ぶ(通信添削を中心に学習する)※毎日通学する必要はありません。
※ 通信制は、全日制や定時制と同じ高校です。学び方は異なりますが、条件を満たせば、高校卒業の資格を得ることができます。
通信制での学習の流れ
レポート
教科書・学習書などを参考にしたり、わからないところを先生に質問したりしながら自主学習を進め、レポートを作成します。科目ごとに提出すべきレポートの枚数が定められています。
授業
レポートの完成に向けて授業を受けます。科目ごとに出席すべき授業時間数が定められています。
テスト
レポート提出、授業への出席を満たすとテストを受けることができます。テストは、各学期1回実施します。
卒業するには(卒業の3つの条件)
- 1.必履修科目(※1)を含め、74単位以上修得
- (編入学・転入学の場合は、前に在籍していた学校で修得した単位も認定されます)
- 2.特別活動(※2)に30時間以上出席
- 3.高校に3年以上在籍
- (編入学・転入学の場合は、前に在籍していた学校での在籍期間も含まれます)
- ※1 … 必ずとらなければならない科目
- ※2 … 学校行事など