【土木工学科】3年生が地元企業の技術者より土や構造物の調査・試験を学びました

5/30(月)に外部連携学習の一環で千曲市にあります(株)土木管理総合試験所の技術者を招き、土木構造物の構築や維持管理の際に行われるさまざまな調査や試験について実践的な学びをしました。

(写真1) ★地質調査 地面にボーリング孔をあけ、どんな地層・地質かを調べます

(写真2)地中から採取した土を観察し、土の種類、状態などを観察し判定します

当日は、実際に使われている大小さまざまな機材を持ち込んでいただき、建設現場で工事前に行われている地質調査や、工事中に作業段階に応じて土の状態を調べる試験、完成後の性能や施工の正確さを確認する試験や調査、使用中の構造物の状態を確認する試験などを間近で見学しました。

(写真3) ★現場密度試験 地面をくり抜き砂に置き換えて、土の締まり具合を調べます。

また、小型の機材については実際に調査試験を体験し、得られたデータをもとに集計および分析まで指導を受け報告書を仕上げていきました。(株)土木管理総合試験所では本科の卒業生も活躍しており、当日も講師として後輩達の指導にあたっていただきました。

(写真4)★鉄筋探査 レーダーを使い構造物を破壊せずに、内部の鉄筋の位置を調べます。

(写真5) ★強度推定調査 テストハンマーを使い破壊せずに、強度を調べることができます。

学校には無い器機を使い、かつ実際に現場で活躍されている技術者の方に教えていただくことで、より具体的に調査や試験について理解を深めることが出来ました。

また、活躍されている技術者の方に指導していただくことで、授業で学ぶ内容がどのように現場で実践されているのか、実感することができました。進路選択を控えた生徒にとって、社会インフラの整備に携わる土木分野の仕事の一端に触れる一日となりました。