学校概要

長野吉田高校戸隠分校とは

 定時制戸隠分校は発足当時より、戸隠地区の農業に従事する青年たちが意欲的に勉学、スポーツに打ち込みさまざまな活躍をしてました。人数が減少していく中でも、特に男子バレーボール、スキー、野球は全国大会に出場を果たしたり、カワシンジュガイの研究が表彰されるなど、さまざまな分野で活気を見せていました。

 時代の変遷とともに、特に平成に入ってからは地元生徒の入学が減少し、当時の戸隠村が長野市に合併されてからは、長野市内より通学を希望する生徒が大半を占めるようになりました。

 平成19年4月から学校教育法の一部改正により、特別支援教育が制度化され、すべての高等学校において特別支援教育を行うことが規定されるようになり、多岐にわたる要素を持った生徒が分校にも入学するようになりました。

 そのような現状の中、平成21年・22年には特別支援教育指定校になるなど研究をしてきた経緯もあり、小中学時代に不登校を経験した生徒や、さまざまな障がいのある生徒の学びの場として、生徒を受け入れるようになりました。

 戸隠という自然豊かな地域にある学校として、この自然と地域の特色・観光・産業を活かした体験的な学習を通し、地域との連携と、学校経験の少なかった生徒たちの自己有用感を高め、自己形成を促すことを学校目標として設定しています。

 特に「総合的な探究の時間」を学校教育の柱に据え、生きる力を養う重要なキャリア教育として位置づけています。