［選択科目関係］

• Ｑ１．「系列」とは何ですか？
  • Ａ１．「系列」とは、たくさんの選択科目がある総合学科において、科目同士のつながりが強いと思われるものをグループ化し、 進路選択の目安としているものです。
    現在、本校では５つの系列に分けて科目をグループ化しています。
• Ｑ２．「系列」はどのように選ぶのですか？
  • Ａ２．「系列」自体を選ぶわけではありません。
    「学科」や「コース制」の高校では他のコースから科目を選択することは困難ですが、本校では、複数の系列から科目を選ぶことで自分自身の視野を広げたり、同じ系列の中から科目を多く選択することで専門性を深めたりすることが可能です。
• Ｑ３．１4０もの選択科目が本当に開講されるのですか？
  • Ａ３．現在、すでに約１4０の科目が開設されています。
    また、生徒の希望状況などを踏まえ、年ごとに選択科目の組み替え等を進め、より生徒の希望がかなうような教育課程づくりを進めています。
• Ｑ４．選択科目は希望者が少なくても開講されるのですか？
  • Ａ４．生徒の進路実現のために必要不可欠だと考えられる科目等であれば、たとえ受講希望者が少なくても開講しています。
    本校では、希望者が少数であってもできる限り開講するようにしています （今年度は１０名程度を目安に開講していますので、他校に比べて少人数講座が相当多くなっています）。
• Ｑ５．一つの講座に希望者が集中した場合、全員が希望通り受講できるのですか？
  • Ａ５．選択者数が多い場合は、講座数を増やして、施設・設備の許す限り生徒の希望に応えて開講しています。
• Ｑ６．選択科目はいつ頃、決めるのですか？
  • Ａ６．１年生の時に学ぶ科目「産業社会と人間」や進路相談を通して、１年次の１０月中には２・３年次の選択科目をすべて決めるようにしています （ほとんどの総合学科高校が同じようにしています）。
• Ｑ７．本当に１年の１０月くらいまでに、生徒は自分の選択科目を全部選べるのですか？
  • Ａ７．そのために、総合学科高校では「産業社会と人間」を週２時間ずつ行って キャリア教育を進めています。さらに本校の場合は１年次では各クラスに正担任１名、科目「産業社会と人間」やキャリア教育を担当する担任１名、副担任１名の計３名の担任がついて、個々の生徒に寄り添った、ゆきとどいた指導を行っています。
• Ｑ８．２年生の途中で進路の希望が変わった時は、３年生の選択科目を変えてもいいのですか？
  • Ａ８．原則として、１年次に選んだ選択科目でその後の２年間を学びますが、２年生になって進路の希望が変わった場合は、担任とよく相談した上で、３年次の選択科目の変更を必要最小限行うようにしています （ただし、希望通りの変更ができない場合もあります）。
• Ｑ９．大学進学への対応はどうなりますか？
  • Ａ９．大学や短期大学への進学には入学試験が課せられ、学部や学科ごとに入試科目が異なります。したがって自分の志望する学部・学科の受験科目を調べる必要があります。普通高校と同様に、本校でも進学に必要な科目が用意されていますので、受験科目に該当する科目を選択し、受験に備えます。また、小論文対策指導や学習合宿、進学対策補習なども計画されています。
• Ｑ１０．指定校推薦の枠はどのくらいあるのですか？
  • Ａ１０．2012年度、本校は121大学（251学部・学科）、58短期大学（92学部・学科）、129専門学校（169コース）から指定校推薦の枠をいただいています。また、いくつかの大学において総合学科高校を対象とした推薦が設定されており、科目選択などの条件を満たしていれば出願ができます。
    
• Ｑ１１．就職希望者への対応はどうなりますか？
  • Ａ１１．本校には、中野実業高校と中野高校のバックグラウンドがあります。それぞれ百年に及ぶ伝統を有した学校でした。この財産を生かしながら地元就職に強い学校であることも本校の特徴です。また、工業科、商業科等の専門科の卒業生を対象とした就職先については、毎年春先に、進路指導係や３学年担任が中心になり、各事業所を訪問し、引き続き採用をしていただけるよう強い働きかけをしています。また、新たな就職先の開拓も行っています。
    現在、中野立志館高校になって新しく開設された科目に関連する就職先の開拓も行っています。早い時点で、３年生は就職希望者の約９割が内定をいただいています。

［資格関係］

• Ｑ１２．今までどおり資格取得はできますか？
  • Ａ１２．総合学科の場合、専門高校のようにその学科に属して学習していれば、卒業までに一定の資格が取得できるというようなことはありません。
    しかし、本校では、資格取得に結びつく科目を多数用意していますので、自分でその資格に関連する科目を選択することにより、資格取得が可能になります。また、難易度の高い資格の場合は、授業時間以外に補習や集中講義などを受けることが必要になり、そのための補講も行っています。例えば「全商簿記１級」や「第２種電気工事士」(国家資格)を取得した生徒も出ています。
    

［その他］

• Ｑ１３．他の総合学科との、違いは何ですか？
  • Ａ１３．総合学科高校は、一つ一つすべて違うと言われています。県内には現在、総合学校高校が５校ありますが、それぞれに個性があります。
    普通科の発展科目はもちろんのこと、それに加えて、工業系、商業系、福祉系、看護系の指導教諭やその施設も充実しています。
    さらに、本校には心理学の科目やユニークな芸術系の科目などもあり、「総合学科」という名にふさわしい実質を持っています。
    

※平成25年3月改定