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学校長あいさつ|スクールミッション|3つの方針

学校長あいさつ

下高井農林高等学校のホームページにようこそお越しくださいました。校長の早川清志と申します。よろしくお願いいたします。

本校は、清らかな水と肥沃な大地に囲まれ、緑豊かな美しい風景が広がる北信州・木島平村に位置しています。
明治39年(1906年)に下高井郡立乙種農林学校として創立され、地域の人々に支えられながら、本年度で119年を迎える歴史のある学び舎です。 「農」と「林」の2つを柱にしながら、学科改編を重ね、現在は「地域創造農学科」の1学科で、2年次から「産業創造コース」・「環境創造コース」のどちらかを専攻し、専門的な知識や技術を学びます。

生徒たちは、教室で座学の授業に取り組んだり、農場で稲や野菜・動物の世話をしたりして、日々の学びを楽しんでいます。校歌に「功を急がす鋤鍬とりて齊しくおろさむ富強の種を」と謳われているとおり、地に足をつけ、様々な学習活動を通して「環境」と「食」の大切さを学び、自然の偉大さを実感しながら学校生活を送っています。
学校設定科目「北信州学」では、地域の風土・文化・産業について探究することで、地域の特性と魅力を見出し、地域の課題を自分ごととしてとらえ、解決策を考察し、地域に提案していきます。また、様々な学びから得たものを、地域の幼稚園・保育園・小学校・中学校の皆様と「農業交流」を通して伝えています。

このように、地域から学び、地域から支えられ、地域とともに歩む学校づくりを推進しております。本校の卒業生たちが北信州を担う人材となるよう、教職員一同、精一杯取り組んでまいります。皆様方には、今後ともご支援くださいますようお願い申し上げます。

長野県下高井農林高等学校 校長 早川清志

スクールミッション|期待される社会的役割

農林業及び環境への理解、農作物の栽培管理や地域文化の継承を基礎に、地域と協働して北信州の豊かな資源を最大限に活用した探究的な学びを展開し、地域に活力を与え、北信州の産業振興と持続的発展を支える人材を育成します。

グランドデザイン

3つの方針

1 生徒育成方針

地域の拠点校として北信州の未来を支える人を育て、地域や上級学校に送り出します。

「新たな社会を創造」するため、以下の力を身に付けます。

・学び直しや各種資格取得に挑戦する中で、基礎学力を身に付けます

・インターンシップやデュアルシステム等に参加する中で、礼儀・マナー・人間力を身に付けます

・地域連携や伝統産業の技術の伝承に取り組む中で、表現力・コミュニケーション能力を身に付けます

2 教育課程編成・実施方針

職員・家庭・地域が一体となって生徒を支え、以下のような教育を提供します。

少人数できめ細やかな指導を実施します。

・普通教科と1年次の農業科目はクラス単位(27 人以下)での授業

①数学と英語は少人数(20 人以下)の習熟度別

②専門科目は、2年次からは 20 人程度→基礎学力の保障、個に即した丁寧な指導を実現

地域連携や課題研究に主体的に励み、将来の目標の実現に結びつく学びを展開します。

・1年次の北信州学で、地域の環境・文化・産業に関するキャリア等の探究活動を実践

・2年次以降の特色ある科目や専門科目等で、「地域を学びのフィールド」に学習を実施

①2年次のマーケティングで、地域資源の掘起しと活用に関する実践的な学習

②専門科目で、地域に出向いての連携事業や農場等を活用した交流活動

働くことの意義や喜びを実感し、地域を支えるチーム力を身につけるための学習を展開します。

・各コースでの実践的な学習や地域の課題解決にコース一丸となって挑戦

①課題研究では、地域の課題に対して科学的な観点で解決策を検討

②活動を通じて社会で使える知識・技能を習得して進路実現

③個々の力を集結することで一人ではできないことを実現

3 生徒募集方針

農林業を主とする「地域」に特化した探究的な学びについて興味・関心があり、生徒会活動や部活動において意欲的に活動し、入学後も学業との両立を目指す以下のような人の入学を待っています。

・授業や資格取得等に全力で取り組み、基礎から探究力を身につけたい人。

・動物の飼育や活用、農作物の栽培や技術の普及、森林資源の活用や環境保全等について前向きに取り組み、全力で地域の発展を支えたい人。

・食品開発や普及、地域資源の活用、地域の伝統産業に関する技術の伝承等について積極的に地域と協働し、関連産業の発展に貢献したい人。