電気科
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学習内容 および 資格取得

 電気・電子系技術の各分野について、基礎から応用まで高校生のレベルに合せて順次学習していきます。 また、学年進行に併せて資格や検定を紹介し、取得をすすめていきます。

授業科目と学習内容

  • 1年 ・・・ 主に電気の基礎理論の学習、情報技術の基礎学習を行います。
  • 2年 ・・・ 電気の基礎理論に加えて、電力技術や電子技術の学習を行います。
  • 3年 ・・・ 選択科目も含めて電力技術や電子技術の応用など、より深い内容について学習します。
          また、課題研究ではそれぞれの希望するテーマに従った研究を行い、学習を深めます。
  科目名 1年 2年 3年 主な学習内容
共通
基礎
電気回路   電気に関する基礎理論
 (直流回路、ジュールの法則、磁気、静電気、交流回路、三相交流など)
電気製図     設計図面の書き方
 (線の用法、第三角法、機械設計図、電気・電子設計図、3DCADなど)
電力
技術
電気機器   電力機器類の理論や構造
 (トランス(変圧器)、直流電動機(モータ)・発電機、交流電動機・発電機)
電力技術   発電、送電、変電、配電の技術
 (水力発電、火力発電、原子力発電、送電・配電技術)
電子
技術
電子技術   半導体、電子回路、電子機器
 (半導体素子、ダイオード、トランジスタ、増幅・発振などの各種回路理論)
電子情報技術     選択 制御技術、情報通信
 (コンピュータなどによる制御技術、光ファイバ網などの情報通信技術)
情報
技術
工業情報数理     コンピュータのハードウェアとソフトウェア
 (2進数、16進数、論理回路、C言語、アプリケーションソフトなど)
通信技術     選択 ハードウェア
 (有線通信、無線通信、通信に関する法令 等)
実験
実習
工業技術基礎     電気・電子・情報に関する様々なテーマについて、実験・実習により体験的に学習
実   習  
総合
学習
課題研究     各自で決めたテーマを研究し発表
 (4月:テーマおよびグループ決め 5~12月:研究 1月:発表)

資格・検定取得について

  • 専門的な資格は、知識や技能を身に付けないとなかなか合格できません。本科では、学習の進度に合せて資格や検定を計画的に取得できるよう指導しています。
  • 本科は、「第2種電気工事士」および「第3種電気主任技術者」の認定校となっています。卒業後に一部受験免除や特定の就業の下に資格の認定が受けられます。
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  資格名 分野 資格の内容 試験 備考
国家
資格
第2種電気工事士 電力 一般家屋など(一般用電気工作物)の電気配線工事が行える資格
(本科卒業により筆記試験免除)
筆記
実技
2年~
第1種電気工事士 電力 高電圧で受電する施設など(自家用電気設備)の電気配線工事が行える資格 筆記
実技
2年~
第3種電気主任技術者 電力 工場など50kV未満の電気工作物の保安・監督を行える資格
(本科卒業後、既定電力設備の管理業務の勤務経験により認定取得)
筆記 3年
工事担任者 第2級デジタル通信 電子
通信
ブロードバンド回線をはじめとする通信ネットワークと、利用者設備との接続工事を行える資格 筆記 2年~
工事担任者 第2級アナログ通信 電子
通信
NTTなどの電話回線網と利用者設備との接続工事を行える資格 筆記 2年~
危険物取扱者 1~6類 危険物(火災の危険が非常に高く、消火が困難な物質)の取扱いや立会いが行える資格 筆記 1年~
技能
検定
電気工事施工管理技術者 電力 電気工事の実施にあたり、施工図の作成、工程管理、安全管理等を適確に行うための技術者資格
(試験に合格し卒業した後に与えられる)
筆記 3年
情報技術検定 2~3級 情報 情報技術に関する能力を確認する検定 筆記 1年~
計算技術検定 3~4級 技術計算に関する能力を確認する検定 筆記 1年~
ガス溶接技能 ガス溶接に関する技能を証明する検定 筆記 2年~
アーク溶接技能 アーク溶接に関する技能を証明する検定 筆記 2年~
その他の資格も意欲があれば在学中に取得ができます。