2009年の活動
全日本ジュニアテニス選手権 U-18・U-16 東北信予選
5月2日(土)~5日(火)
南長野運動公園
東和田運動公園
シングルスで男子5名、女子6名 計11名が県大会進出
【男子シングルス】
冨澤慎太郎 片桐 亮 湯本 峻 市川翔平 渡辺文也
【女子シングルス】
藤沢奈美子(予選免除) 安田美森 竹内優美 滝沢つかさ
中村理保 下田さや香
ダブルスで男子3ペア、女子3ペアが県大会進出
【男子ダブルス】
冨澤慎太郎・湯本 峻 萩野翔也・興津健太郎 渡辺洋平・内山晃太
【女子ダブルス】
藤沢奈美子・竹内優美(予選免除) 安田美森・中島瑛里
下田さや香・中林未来
県大会は、6月27日(土)・28日(日)、シングルス64ドロー・ダブルス32ドローで行われます。
※詳しい結果は、長野県テニス協会のHPをご覧ください。
高校総体北信予選(シングルス)
5月8日(金)~9日(土)
南長野運動公園
藤澤奈美子 優勝(2年連続) 安田美森5位 渡辺文也8位 が県大会進出
高校テニスの頂点を目指す戦い・・・“高校総体”の北信予選が8日・9日の個人戦シングルスを皮切りに始まった(団体戦、個人戦ダブルスは翌週)。8人の県大会出場枠を目指す熾烈な戦いが繰り広げられた。今年度の特徴は、男女とも1年生のいわゆる“ジュニア選手(高校入学以前からの硬式テニス経験者)”が各ブロックのシード位置にいたことだった。高校から硬式テニスを始めた選手が多い中野西にとっては、苦しい戦いが予想された。
そうしたなか、女子では、藤沢奈美子が2年連続の優勝を果たした。3月に手首を負傷し、4月中はほとんどボールを打てずにいたため大会直前まで相当な不調に苦しんだ。しかし、本番では以前の強さをほぼ取り戻し、2回戦6-0、3回戦6-2、4回戦6-1、順位戦1回戦6-2、準決勝6-1、決勝も6-2と圧巻の強さを見せての優勝だった。また、安田美森がジュニア選手をひとり倒して5位に入る健闘を見せた。8人の県大会出場枠をジュニア選手5人が占めるなか、優勝を含め2名の選手が県大会への出場を決めた。
男子では、渡辺文也の健闘が特筆される。他校も含め3年生のノンジュニア組が、県大会出場を決めるブロック決勝でジュニア選手に相次いで倒れるなかで、長野高校のジュニア選手を6-4のスコアで撃破し、県大会への切符を手に入れた。2回戦でも篠ノ井高校のジュニア選手を破っており、ガッツあるプレーが好印象でもあった。8人の県大会出場者のうち、5人がジュニア選手(うち1年生が3人)という状況で、ノンジュニアでしかも2年生は渡辺文也のみ。高校から硬式テニスを始めた多くの選手に勇気と希望を与える活躍だった。
※詳しい結果は、北信高校テニスのHPご覧ください。
高校総体北信予選(団体戦・ダブルス)
5月8日(金)~9日(土)
南長野運動公園
女子団体 優勝!(3連覇) 男子団体 準優勝
【男子団体戦】
男子は、第2シードからのスタート。2回戦で立志館高校に2-0で勝利したあと、県大会出場を決める準々決勝で長野吉田高校にストレート勝ちしてベスト4入り。準決勝はライバル篠ノ井高校との対戦となった。昨秋の新人戦でも準決勝で対戦していた。3面展開で行われた試合。シングルス1の冨澤慎太郎が1-6で敗れたが、ダブルスの湯本 峻・市川翔平が6-3で快勝し、勝敗の行方はシングルス2の片桐 亮に託された。ゲームをお互いに取り合うシーソーゲーム。力の差は互角。ポイントも片桐と篠ノ井の選手との間を行き来する息詰まる試合展開。中野西の生徒も篠ノ井の生徒も、固唾を飲んでの応援・・・そんななか、デュースが何度も続いた第11ゲームを取り、6-5で先にリーチをかけたのが片桐だった。第12ゲームは片桐の気迫と集中力が相手選手に勝っていた。篠ノ井の選手がネットにボールをかけた瞬間、中野西の勝利が決まった。
決勝戦の相手は、長野日大。メンバーすべてをジュニア選手で固めた優勝候補。やはり3面展開で行われた試合は、最初にシングルス1の冨澤が1-6で敗れたものの、その時点でダブルス(湯本・市川)が4-1のリード、シングルス2の片桐も日大の1年生選手に食らいつく健闘を見せていた。このままダブルスが押し切れれば、勝敗の行方も分からなかったが、じりじりと片桐も追い込まれていき、結果的に4-6で惜敗。長野日大を相手に健闘はしたものの0-2で敗れ準優勝に終わった。しかし、準決勝での篠ノ井高校との激戦は、見ている者に感動を与える好ゲームで、伝統校同士の戦いにふさわしい内容だった。
【女子団体戦】
女子は、第1シードからのスタート。2回戦(市立長野高校)、3回戦(長野西高校)にストレート勝ちして難なく県大会出場を決めた。3面展開で行われた準決勝。対戦相手は、2人の1年生ジュニア選手を擁する屋代高校。苦戦が予想されたものの、シングルス1の藤澤奈美子が6-3、安田美森・竹内優美のダブルスも6-3で勝利(その時点でシングルス2の下田さや香も5-3リード)し、危なげなく決勝戦に駒を進めることができた。決勝戦の相手は、長野吉田高校。昨秋の新人戦準優勝校篠ノ井高校を準決勝で破っての決勝進出。勢いを持っているだけに侮れない相手だった。3面展開で行われた決勝。シングルス1の藤澤奈美子は6-1で快勝したものの、シングルス2の下田が、吉田高校の選手に自分のテニスをさせてもらえずに1-6で敗退。安田・竹内のダブルスに勝敗がかかる形になった。しかし、吉田高校のひたすら拾いつなげるテニスに対して、安田の強弱織り交ぜた配球と、竹内のボレー・スマッシュの決定力が勝っていた。最後は6-3でダブルスをものにして、中野西の優勝が決まった。これで目標としていた3連覇を達成し、県大会へ向けた大きな弾みができた。
藤澤奈美子・竹内優美 優勝 片桐 亮・市川翔平 3位
個人戦ダブルス・・・藤澤奈美子・竹内優美ぺアが、決勝戦を含めた5試合分でわずか4ゲームしか落とさない圧倒的な強さで優勝をはたした(決勝も6-0、時間にしてわずか20分ほどで終了)。これで藤澤奈美子は、シングル・スダブルス・団体戦の3冠を達成した。また男子では、片桐 亮・市川翔平のペアが、準決勝で敗れたものの3位決定戦は6-4で勝利し、堂々の3位入賞を果たした。
4日間にわたる高校総体北信予選。男女とも中野西らしい戦いぶりと結果だった。6月5日(金)~7日(日)南長野運動公園で行われる県大会でも、勇気と感動を与える試合を見せてくれるはずだ。選手たちの健闘と活躍を期待したい。
※詳しい結果は、北信高校テニスのHPをご覧ください。
5月23日(土)・24日(日)
南長野運動公園
23日は、松商学園を招いて強化練習試合を行った。県大会前であるだけに、高いレベルのなかで有意義な練習試合になった。また、24日は、北信高体連主催の審判講習会。こちらもまた、県大会で活躍する審判補助員のための講習ということで、試合をやりながらの審判講習・・・テニス技術の練習としても意義ある1日となった。
5月30日(土)
木島平高原で、長野吉田高校、信大附属中学(男子のみ)と練習試合をしました。2年生中心の新チームによる初めての練習試合。選抜大会(新人戦)に向けたモチベーションアップという点で有意義な練習試合になりました。
高校総体長野県大会
6月5日(金)~7日(日)
南長野運動公園
【男子団体戦】
初戦の対戦は、伊那弥生ケ丘高校。ドローの位置としては、初戦にさえ勝てば準決勝の松商学園戦に負けても、3位決定トーナメントにほぼ回れるドローであったため、まずは1回戦の戦いが非常に重要だった。1面展開で行われた試合・・・最初に試合に入るダブルスの勝利が大前提であったが、湯本 峻・市川翔平のペアに固さが見られて思い通りのテニスができずに3-6で敗退。シングルス1の片桐 亮、シングルス2の冨澤慎太郎も勢いに押される形でともに2-6で敗退。結果的に0-3で初戦敗退に終わった。
【女子団体戦】
女子は、第3シードからのスタート。初戦の相手は軽井沢高校。男子同様1面展開で行われた試合は、ダブルスの下田さや香・中島瑛里が6-2で完勝してまず1勝。続くシングルス1藤澤奈美子、シングルス2竹内優美ともに6-2で勝利して3-0で1回戦を突破(ベスト8)。ベスト4入りをかけた2回戦の相手は岡谷東。ここ数年間ライバル関係にあるチームでお互いに手の内を知り尽くしている仲。中野西は、ダブルスに安田美森・竹内優美、シングルス1藤澤奈美子という形で3年生をおき、シングルス2に2年生の下田さや香を布陣して、ダブルスとシングルス1で勝利を手に入れる作戦だった。これは、岡谷東のダブルスが2年生・3年生ペアであることが想定されたからだ。しかし、2面展開で始まった試合・・・ダブルスの安田・竹内の歯車が合わず、序盤に相手ペアにリードを許してしまいそのまま押し切られてまさかの敗退(2-8)。隣のコートでは、藤澤が苦しみながらも8-4で勝利し、勝敗はシングルス2の下田さや香に委ねられた。対戦相手は、練習試合でも勝ったことのある選手だったが、低い弾道で飛んでくる相手選手のストロークに苦しみ、序盤でリードを許してしまい、そのまま押し切られる形で敗退(3-8)。昨年の新人戦(全国選抜)に続く北信越大会出場の目標が、夢に終わった瞬間だった。
【個人戦シングルス・ダブルス】
片桐・市川ペア、藤澤・竹内ペア がベスト8入り!
シングルスには、男子1名(渡辺文也:北信予選8位)、女子2名(藤沢奈美子:北信予選1位、安田美森:北信予選5位)が出場した。このうち、藤沢奈美子が最後の高校総体でどこまで勝ち上がるか期待していたところだったが、初戦の相手に本来のテニスが全くできずに大苦戦・・・タイブレークの末まさかの敗退。他の2名も松商の選手に初戦で敗れた。
ダブルスには、男女1ペアずつ(片桐 亮・市川勝平、藤沢奈美子・竹内優美)が出場。片桐・市川の初戦の相手は、中信地区2位で県大会に出場してきた第4シードの松商ペア。1年生・2年生ペアではあったためか、序盤から相手ペアに固さが見られ、片桐・市川が終始ゲームをリードした。片桐・市川は、そのままの勢いを保った相手ペアを押し切り6-3で勝利。大金星を挙げてベスト8入りを果たした。ベスト4をかけた2回戦の相手は、岡谷東の2年生・3年生ペア。序盤4-1までリードをしたものの中盤に逆転を許して4-5ダウン。その後はゲームをお互いに取り合う展開のままタイブレークへ。タイブレークも5-1までリードをしたものの、その後6ポイント連取されてまさかの敗退。ベスト4直前で惜敗した。
藤澤・竹内の初戦の相手は、上田西の3年生ペア。初戦は6-0で完勝。2回戦の相手は、松商の1年生・2年生ペアだった。学年の違うペアのためか、序盤は相手ペアのミスが目立ち3-3までは互角の展開。しかし、徐々に相手の歯車が合い始めて終わってみれば3-8で完敗。後半まで互角のまま試合が進めば分からなかった内容だけに悔しい敗戦となった。
※詳しい結果は、長野県高校テニスのHPご覧ください。
6月14日(日)
伊那弥生ケ丘高校のコートで練習試合を行った。男子は2年生を中心に選抜大会を想定したメンバーで、女子は2年生の選抜メンバーに加え、3年生も交えて試合をした。伊那弥生ケ丘は、昨年同様、新チームにとってもライバルの学校。お互いに刺激を受け合あえる関係であり、とても良い練習試合になった。
全日本ジュニアテニス選手権 U-18・U-16 長野県予選
6月27日(土)~28日(日)
浅間温泉テニスコート
藤澤奈美子、6位入賞・・・北信越大会への出場を決める!
U-18・16合わせて男子でシングルス6名、ダブルス3ペア、女子でシングルス6名、ダブルス3ペアが出場した。初日の男子シングルスと女子ダブルスは、2回戦(ベスト32)止まりで終わってしまったが、2日目には、女子シングルスで藤沢奈美子がベスト8に入った。その後の順位戦では、1回戦で岡谷東の選手と長時間の激闘を制し(7-5)、2回戦に進出した。2回戦は、前の試合の体力的な消耗を回復することができず松商の選手に完敗したものの6位入賞を果たし、6人が進出できる北信越大会への切符を手に入れた。昨年の同大会は、順位戦の1回戦で敗れて涙をのんでおり、藤澤にとっては「今年こそ」という思いがあった。それだけに念願の個人戦での北信越大会への出場を果たした。
国体北信予選
7月11日(土)・12日(日)
南長野運動公園
東和田運動公園
男子3名、女子1名が県大会の出場を決定
男子7名、女子6名という県大会出場枠は、数ある大会の中でも少なく、県大会への切符を最も難しい大会のひとつ。女子4名がブロック決勝まで進んだものの、決勝で3名が惜敗した。ただ、昨年の国体予選では、予選免除の藤沢奈美子以外誰も県大会に進出できなかったことを思えば、今年は大健闘だったと言える。特に、男子は7名中3名が中野西の選手となった。選抜室内、新人戦に向け大きな弾みとなる結果だ。
県大会出場者・・・渡辺文也、萩野翔也、渡辺洋平、中島瑛里
※詳しい結果は、長野県高校テニスのHPご覧ください。
7月19日(日)
豊科南部テニスコートで、松本第一、長野日大、伊那弥生ケ丘、松本県ケ丘、屋代などと合同の練習試合を行った。選抜大会を想定したリーグ戦。全国的な悪天候で天気が心配されたが、それほどの影響を受けることなく、よても良い練習試合になった。また、当日は、福井県で藤沢奈美子の北信越大会(全日本ジュニア)も行われた。初戦で富山県1位の選手と対戦したが、善戦むなしく敗退となった。
中野市市民テニス大会
7月26日(日)
一本木テニスコート
地元中野市の市民大会に出場。女子では下田さや香・中島瑛里ぺが優勝。
のんびりした雰囲気のダブルスのローカル大会であり、勝敗はさておきテニスを楽しんだ1日となった。
8月1日(土)・2日(日) 木島平のテニスコートで、男子は魚津工業高校(富山県)と中越高校(新潟県)、女子は金沢伏見高校(石川県)を招いて練習試合を行った。新チームになって初めて行う県外校との練習試合。悪天候のため実質的には1日半しか試合ができなかったが、お互いに良い刺激となった。
ながのサマージュニア大会
8月3日(月)~5日(水)
南長野運動公園
男子は3日・4日でシングルス、5日ダブルス。女子は4日シングルス、5日ダブルス。U-18のカテゴリーには2年生が中心に、U-16のカテゴリーには1年生が中心に出場した。U-18の男子シングルスでは、渡辺文也がベスト8入り。女子シングルスでは、下田さや香と中島瑛里が3位に入った。U-16のシングルスでは、女子で佐藤麻絵と有賀 菫が3位に入った。また、ダブルスでもU-18の女子で、下田さや香・中島瑛里が準優勝。U-16で佐藤麻絵・滝沢あずさが3位に入った。翌日から始まる全日本ジュニア選抜室内東北信予選を占うという点では、男女ともそれぞれの選手がまずまずの活躍をすることができ翌日への弾みとなった。
全日本ジュニア選抜室内東北信予選
8月6日(木)・7日(金)
南長野運動公園
東和田運動公園
男子は南長野運動公園、女子は東和田運動公園を会場に行われ、1・2年生の部員全員(男子23名、女子17名)が出場した。県大会への出場枠は男女それぞれ24名。40名の参加者のうち、県大会出場者を決めるブロック決勝に進んだのは、出場校中最多の男子8名、女子10名。このうち男子は、萩野翔也、市村彬光、渡辺洋平の3名が、女子は、関谷明音、中島瑛里、下田さや香、丸山妃都美、佐藤麻絵の5名が県大会への切符を手に入れた。
※詳しい結果は、長野県テニス協会のHPをご覧ください。
強化合宿
強化合宿Ⅰ
8月9日(日)・10日(月)
部員全員参加の強化合宿を軽井沢塩沢で行った。9日は終日みっちり練習。サマージュニア、選抜室内と大会・試合が続いていたため、基礎的な部分も含め、しっかりとボールを打つ練習に主眼をおいた。特に男子はダブルスの技術力アップを目指し、午後のほとんどの時間をボレーとスマッシュの練習に費やした。最後のトレーニングまで1日みっちり足を動かしたため、練習後の表情はみなグッタリ・・・。10日は、同じ日程で軽井沢で合宿をしている松本第一や屋代、県ケ丘、岡谷南と練習試合をする予定でいた。しかし、残念ながら雨にたたられ練習試合は中止。雨が止んだ午後に1時間半程度の練習をして合宿Ⅰは終了した。
8月11日(火)・12日(水)
強化合宿Ⅱ 男女9名ずつの選抜大会メンバーでの強化合宿Ⅱ。白馬グレイスランドで合宿をはっている富山県の水橋高校の合宿に1泊2日で合流する形で行った。前日まで軽井沢で強化合宿をしていたため、11日は少し遅めに学校を出発し、到着後の午後、みっちり練習をした。12日は水橋高校と終日練習試合。シングルス・ダブルス合わせて1人1日5試合~6試合or7試合の試合をこなすことができ、好天にも恵まれとても良い練習試合になった。
8月17日(月) 南長野運動公園テニスコートで練習試合を行った。男子は、中野西、伊那弥生ケ丘、篠ノ井、上田西、上田東の5校、女子は、中野西、伊那弥生ケ丘、上田西の3校が集まった。来月5・6日に行われる各地区の選抜大会予選(新人戦)を前ということもあり、どのチームも大会を意識したオーダーで熱の入った練習試合になった。
8月22日(土) 軽井沢町塩沢のコートと軽井沢高校のテニスコートを使って、軽井沢高校、岩村田高校、埼玉県の早稲田大学本庄高等学院(早稲田本庄)で練習試合を行った。中野西、岩村田、早稲田本庄の男子は、選抜大会形式で2チーム分の参加となり、それぞれのAチームと女子が塩沢のコートで、Bチームは軽井沢高校のコートで試合をした。やはり関東の学校のレベルは高く実力の差を実感したが、とても良い経験をすることができた。
8月30日(日) 男子は木島平で松本第一と、女子は小布施で松本第一、松本県ケ丘と練習試合を行った。男子は、ジュニアの1年生が主力を占める松本第一に対して完敗。特にシングルスで1ポイントは取りたいところだったが・・・。女子は、中野西だけA・Bチームを編成。Aチームは、松本第一にも県ケ丘にも力の差を感じないが、Bチームは苦しかった。
選抜の北信予選を1週間後に控え、他地区の強豪校との試合をと設定した練習試合であったため、結果はさておき良い練習試合になったと思う。女子の県ケ丘は、県大会で北信越を目指した戦いをすることになるかもしれないため、戦力分析の点でも有意義であった。
全国選抜大会北信予選(新人戦北信予選)
9月5日(土)・6日(日)
南長野運動公園
女子 優勝! 男子 準優勝! 全国大会めざしてまず一歩
【男子】
初戦(2回戦)から決勝まで、シングルス1渡辺文也、シングルス2渡辺洋平、シングルス3萩野翔也、ダブルス1市村彬光・興津健太郎、ダブルス2山浦 颯・藤沢靖也のオーダーで戦った。初戦の松代戦は、S1・D1・S2とも6-0で快勝、3回戦に駒を進めた。3回戦の相手は、屋代高校。S1の渡辺が6-4とやや手こずったものの、D1は6-2、S2も6-0で下してベスト4進出を決めた。準決勝の相手は、篠ノ井高校。S1とS2にジュニア選手を擁する難敵。3面展開で始まった試合では、S1が3-6で敗れたが、D1とS2が6-2で2ポイントを連取し、続くD2も6-2で取って3-1で翌日の決勝戦進出を決めた。そして決勝戦・・・決勝戦あたるであろう長野日大をいかに攻略するかが、夏休みを通じて課題として取り組んできたことだった。6日8:40から3面展開で始まった長野日大との決勝戦。S1が3-6で敗退したが、D1が6-0で快勝、S2の渡辺洋平も日大のS2を6-3で撃破して2-1でリーチをかけた。D2、S3の順番で試合に入ったが、S3が2-6で敗れて勝敗は2-2へ。D2の勝敗にすべてがかかる展開になった。そのD2も、ゲームを取られては取り返すシーソーゲームのままタイブレークへ。しかし、タイブレークに入ったとたん急に堅くなったのか、相手に0-5までリードを許してしまい、4-6まで追いついたものの最後は山浦がバックハンドで打ったボールが相手コートのベースライン越え、タイブレーク4-7で試合終了・・・。D2の勝利があれば、3-2で長野日大を下し、悲願の優勝ができていただけに惜しい敗戦だった。
【女子】
初戦(2回戦)の相手は、不戦勝で勝ち上がった長野南。S1に下田さや香、シングルス2に中島瑛里、シングルス3に関谷明音、D1に丸山妃都美・中林未来、D2に佐藤麻絵・宮澤亜季が出場した。初戦であっただけにどの選手にも硬さが見られ、第1・第2ゲームをあっけなく落としてしまう展開だったが、ゲームが進につれて本来の調子を徐々に取り戻し、結果的にどの試合も6-1or6-2で勝利して、3回(戦準決勝)に駒を進めた。しかし、準決勝の相手はS1とS2にジュニア選手を擁し、ダブルスも油断できない、今大会最大の強敵。準決勝が事実上の決勝戦となることは、選手たちだけでなく、顧問も含め誰しも思っていたことだった。中野西のオーダーは、S1に中島瑛里、D1に下田さや香・中林未来、S2に丸山妃都美、D2に関谷明音・滝沢あずさ、S3に佐藤麻絵という布陣をとった。ダブルス1・2を手堅くとり、S1~3のうちどれか1つをとる作戦。3面展開の試合。S2の丸山が1-6で敗れたが、D1が6-2で勝利、S1の中島もよく健闘し3-3まで行くもののそのまま突き放されて3-6で敗退。しかし、D2が6-4で辛くも勝利し、勝敗の行方は2-2のままシングルス3の佐藤に託された。その試合・・・延々と続く、行き詰まるようなラリーの応酬・・・試合時間も1時間半・・・佐藤が、しぶとく我慢のテニスをし続けて結果的に6-2で勝利。3-2で長野日大を下して翌日の決勝戦進出を決めた。勝利の瞬間、みな優勝を決めたかのような喜びの表情と、試合をしつくした、応援し尽くしたという歓喜の表情を浮かべていた。決勝戦は、屋代高校との対戦。S1に下田さや香、D1に丸山妃都美・宮澤亜季、S2に中島瑛里、D2に関谷明音・中林未来、S3に佐藤麻絵が出場した。決勝戦だけに全体に固さが見られたが、昨日ほどの固さは見られず、D1が4-6で負けたものの、S1とS2、D2が難なく勝利し(その時点でS3も5-2リード)、3-1で屋代高校を下して目標としていた北信制覇を成し遂げた。
男女に共通して言えることだが・・・北信予選はあくまで通過点。全国大会に向けた一歩が始まったところだ。まだまだ課題は山積み。しかし、北信予選を通して得た実感は、選手たちの成長とこれからの成長への期待感だ。“まだまだ伸びてくれそうだ。”そんな手応えを十分に感じさせてくれる北信予選だった。県大会まで2週間、選手たちの頑張りに期待したい。
※詳しい結果は、北信高校テニスのHPをご覧ください。
中野市長杯(ダブルス)
9月13日(日)
一本木テニスコート
9月13日(日)、一本木テニスコートで行われた中野市長杯(ダブルス)に参加した。男女1・2年生が全員参加。男子の部では、
技術と経験では大人のみなさんに勝てず、善戦むなしく
ことごとく敗戦。市村・藤沢ペアのベスト8が最高だっ
た。女子の部では、大人のテニスに対して、パワーとス
ピードで対抗した下田さや香・中島瑛里のペアが堂々の
優勝。昨年の藤澤奈美子・竹内優美ペアに続き、中野西
2連覇を果たした。
9月19日(土)
全国選抜の県予選を直前に控え、やまびこドームで練習試合を行った。県大会直前であったため、雨が降った場合に備え屋内での練習試合。中野西、豊科、岡谷東の県内校に加え、山梨県から北杜高校(女子は、甲府城西・北杜の連合チーム)が参加した。テストが終わったばかりだということと、滅多にやることがない屋内での試合ということもあり、当初は中野西の選手のみならず、みな“やりにくい”という感じでいたが、徐々に目と体が慣れてきて昼前後には普段通りのテニスができていた。県大会に出場する他校の情報交換および戦力分析という点でも意義ある1日となった。
全国選抜大会長野県予選(新人戦長野県大会)
9月22日(火)・23日(水)
浅間温泉テニスコート
女子 準優勝! 全国大会めざして2歩目 男子もベスト8!
1日目
【男子】S1:渡辺文也、D1:市村彬光・興津健太郎、S2:渡辺洋平、D2:山浦 颯・藤沢靖也、S3:萩野翔也
2回戦からのスタートとなった初戦の相手は、1回戦で須坂高校を3-2敗ってきた岡谷東。勝ち上がってきた相手だけに油断はできなかったが、S1が6-0、D1が6-2、S2が6-3、D2が6-2、S3も6-2と5-0で快勝することができた。そして、次の3回戦はいよいよ松商学園戦。自分たちの今の実力を試せる絶好の機会。スコア的には、S1が0-6、D1が1-6、S2が2-6、と対戦成績0-3で敗れる結果になったが、デュースにまで持ち込めるゲームがあり、また、松商の選手を相手に引けを取らないスローク戦もでき、翌日の第2表決定戦に向けて好感触を持つことができた。
【女子】
初戦の相手は、東信4位の上田東高校。中野西は、メンバー全員1年生という若いチームを、S1下田さや香、D1丸山妃都美・中島未来、S2中島瑛里、D2宮澤亜季・石井亜耶、S3関谷明音というオーダーで迎え撃った。結果は、D2がタイブレークまでもつれたが勝利し、5-0で上田東を下した。そして、次の相手は難敵松本県ケ丘高校。8月終わりの練習試合では、下田と中島がともに県ケ丘のS1、S2に負け負け、団体戦形式でも負けているだけに最初の山場となった。3面展開で行われた試合は、S1の丸山が0-6で完敗、S2の関谷も粘ったものの2-6で敗退。しかし、ダブルス1(下田・中林)は、6-1で勝って次につないだ。そして、D2の中島・石井が6-2で勝ち、最後はS3の佐藤麻絵が6-3で勝利して、対戦成績3-2で苦しいながらも県ケ丘を下すことができた。次の相手は、県大会で最も警戒していた岡谷東が長野日大を下して勝ち上がって来ていた。ジュニア選手を2人揃え、なおかつ昨年度の全国選抜経験者が2人いるというチーム。相手のオーダーを読みながら、S1:丸山、D1:下田・中林、S2関谷、D2:中島・石井、S3:佐藤という県ケ丘と同一のオーダーで試合に臨んだ。3面展開で行われる予定だったが、日没間近でボールが見にくくなり、サーブ練習をしたところで、ボールが見えにくいという訴えから、D1だけ照明があるコートに移動することになった。S1とS2の試合が始まった。S1はやはり岡谷東のジュニア選手との力の差が出て0-6で敗退。S2も試合途中でコートの変更があったりしたが2-6で敗退。照明があるコートで対戦成績0-2の状態から、D1、D2、S3の試合が3面展開で行われた。D2は6-0で圧勝して対戦成績を1-2としたものの、D1とS3は大接戦となった。しかし、S3が粘り強いテニスで相手選手を6-4で振り切って対戦成績を2-2とし、勝負の行方はD1次第となった。D1の試合は、互いにゲームを取りつ取られつのシーソーゲーム。一時は5-6から相手ペアにトリプルマッチポイントを握られる場面もあったが、5ポイントを連取して6-6タイブレークに持ち込んだ。タイブレークに入ったとたんまたもや1-4までリードされる展開となったが、再び5ポイント連取して逆に6-4のマッチポイントを掴んだ。次のポイントは落としたものの、最後は相手選手のボレーがバックアウトして勝利。薄氷を踏む展開を制した中野西が、対戦成績3-2で翌日のメインドロー決勝戦に駒を進めた。
2日目
【男子】
第2代表決定トーナメントの初戦。予想通り相手は上田東高校。ジュニア選手を何人も抱える強豪校で第2代表候補の筆頭。中野西としては、ダブルスを2つ取って、シングルス3本のうちの1本を何とか取らなければ勝ち目は無かった。3面展開で始まった試合。D1の市村・興津が6-2でまず勝利。その時点でS2の渡辺洋平は1-4で負けていたが、S1の渡辺文也が4-1のリード。その後S2渡辺洋平はじりじりと追いついてタイブレークまで持ち込んだが、逆にS1渡辺文也は5-5まで追いつかれ、目を離せない展開となった。その間にD2の山浦・藤沢の試合も始まったが、2-2までは互角の展開。中野西にとっては絶好の展開となっていた。しかしその後、S2渡辺がタイブレークで敗れ、S1渡辺も5-7で逆転負け。一気に厳しい展開になった。D2も2-2以降はなかなかゲームが取れなくなり、結局2-6で敗退。対戦成績1-3で打ち切りとなった。打ち切りとなった時点で、S3の萩野が3-2でリードしており、S1・S2・D2のどれかひとつが勝っていれば、勝敗の行方は分からなかっただけに惜しい敗戦となった。しかし、第2代表決定トーナメントに回れたということは、順位的には5~6位相当と考えてもよい。また、結果的に第2代表を射止めた上田東を最後の最後まで追い詰めたのは中野西だけ。上田東からすれば一時は敗退を覚悟せざるを得ない状況だったはずだ。そうした意味でも、選抜県大会でも男子チームの戦いぶりは評価に値するもので、今後のさらなる成長と活躍を大いに期待できる内容だった。
【女子】
2日目の初戦がメインドローの決勝戦。対戦相手は昨年同様の松商学園。中野西は、S1下田、D1関谷・中林、S2中島、D2滝沢・石井、S3佐藤で臨んだ。結果はやはり力の差があって完敗。しかし、試合後の選手たちは汗ダクで、松商を相手に本気でぶつかったことがよく分かった。“この勢いなら第2代表決定トーナメントの決勝もいける!”・・・そう思えた戦いぶりだった。そのころ、第2代表決定トーナメントの準決勝は、伊那弥生ケ丘と岡谷東が、S3勝負にもつれ込む大接戦を繰り広げていた。S3の試合も長く、どちらが決勝に進出してくるか分からない状態が延々と続いていた。結局、勝ったのは今大会初めての対戦となる伊那弥生ケ丘。勝てば北信越、負ければ選抜チーム解散。第2代表決定トーナメントの決勝は、3面展開で試合は始まった。S1の丸山は、他のコートの選手にも聞こえるような大きな声を張り上げながら、弥生ケ丘高校が擁するジュニア選手と奮闘。結局、0-6で完敗してしまうが、丸山の勇気に触発されたのか、S2関谷も元気なプレーで相手選手を圧倒して6-1で完勝。続くD1下田・滝沢も6-1で勝ち、対戦成績2-1でリーチをかけた。S1丸山の後のコートに入ったのがD2中島・石井。相手のダブルスは、岡谷東戦で勝って波に乗っているペアだけに気を抜けない相手だった。S2関谷の後のコートに入ったのがS3佐藤。相手のS3もやはり岡谷東戦で勝負を決めた選手。その勢いを保ったままコートに入られたためか、試合開始早々0-3までリードを許してしまった。D2は前半からよく攻め続けて徐々にリードを広げていた。S3佐藤も次第に持ち前の粘り強さを見せ始め、ゲーム差を詰めて一気に逆転。D2が6-3で勝利した直後にS3佐藤も6-4で勝利。対戦成績4-1で決勝を制し、昨年に続き第2代表の座を射止めることができた。
女子の選抜大会北信越大会は2年連続。昨年は北信越大会で敗れ、全国大会出場の夢は果たせなかった。その分だけ、今年の選手たちの気持ちは熱くなっている。その熱さが、北信越大会への切符につながったと思う。北信予選、県大会ともに厳しい試合ばかりだった。とりたてて強いジュニア選手がいるわけでない、高校から硬式テニスを始めたばかりの素人集団だから当たり前だ。しかし、大会をとおして感じたことは、勝利に対する熱さや、ボールやテニスそのものに対する謙虚さが、強みのひとつになっているのではないかということだった。これは、男子にも当てはまることで、男子の結果と戦いぶりは、やはりそれを裏付けているように思う。女子は北信越大会に向け、男子は総体に向け「まだまだ強くなってくれそうだ・・・」そう強く感じた県大会だった。
※詳しい結果は、長野県高校テニスのHPご覧ください。
9月27日(日)
全国選抜の北信越予選を前に、松商学園に胸を借りに行ってきた。やっぱり強かった・・・。シングルスは全く歯が立たず(当たり前といえば当たり前だけど)、ようやくダブルスで競った試合ができたという感じ。でも、ダブルスを中心に試合をしので、ダブルス陣にとってはとても有意義な練習試合になった。途中雨で中断したときには、松商の新校舎の中を案内してもらい、6Fから松本市内を一望。天気が良ければ北アルプスがきれいに見えるとのことだった。
10月4日(日)
北信越予選まで1週間ということで、長野日大にお願いして練習試合を組んでもらった。北信予選では準決勝で接戦の末に勝たせてもらった学校だけに、北信越予選直前にはピッタリの対戦相手。団体戦形式では試合をせず、個人戦形式でこちらの都合に合わせて試合を組んでもらった。強化を目的にした練習試合だったから勝ち負けは気にせず、とにかく早いボールや展開に慣れること、ねばり強い試合を心がけるようにした。天気も良くとても良い練習試合になった。
全国選抜大会北信越予選
10月10日(土)・11日(日)
福井市わかばテニスコート
全国大会にはわずかに及ばず・・・でも 7位 の 大 健 闘 !
3年生引退後、新チームがスタートして、男女とも全国選抜の全国大会出場を目標にこれまで頑張ってきた。男子は県大会で第2代表に決まった上田東に、第2代表決定トーナメントで惜敗してしまったが、女子は北信越予選という最後の、そして最も高いハードルを越えるチャンスを手に入れることができた。そして、とうとう10月10日土曜日、最後の戦いの日がやってきた。全国大会に出場できるのは6校。どの選手も緊張した面持ちで朝の公式練習をしていた。長い1日の始まりだった。
【10日】
9:00から始まった初戦の対戦校は、まさかの水橋高校(富山県の第2代表)。なぜなら、夏休み中に白馬で合同合宿をした学校だったからだ。合宿でおこなった練習試合では、全般的に勝てた試合が多く、相手校の戦力は想定できた。しかしその分、相手校にこちらの戦力が知られているということもあり、油断できない対戦相手だった。また、この初戦に勝たなければ、今まで目標にしてきた全国出場の夢はその瞬間に途絶えてしまう。大きな一戦だった。中野西はS1:下田さや香、S2:中島瑛里、S3:佐藤麻絵、D1:関谷明音・中林未来、D2:滝沢あずさ、石井亜耶というオーダーで臨んだ。水橋高校も、S1~S3までを強い順に出してきており、ガチンコの勝負になった。2面展開で行われた試合。まずS1が6-2で勝利し、D1も6-1で完勝。続くS2も6-3で勝って、まずは最初のハードルを越えることができた。結果的にD2も6-3、S3も6-2で勝って対戦成績5-0で圧勝。選手たちの顔にようやく安堵の色が広がった。しかし、まだ1勝目。あと1勝しなければ・・・。次の相手校は、新潟県優勝の長岡大手高校。新潟県ベスト8に入る選手が複数名いる強豪校(今大会も結果的に準優勝)。一気に高いハードルとなった。S1とS2には相手校のNo1、No2が出てくることが予想されたため、中野西はD1に下田・中島というこちらのNo1とNo2を組ませ、0-3で決着という最悪の展開を避けながらも、何とかS3の佐藤まで続ける作戦をとった(S1:丸山妃都美、S2:関谷明音、D2:滝沢・石井)。しかし・・・4面展開で始まった試合。やはり長岡大手は強かった。S1が1-6、S2が0-6、D2も3-6、D1の下田・中島さえも1-6で完敗。ただ、S3の佐藤は、新潟県でもシングルスでベスト8に入るという長岡大手のS3に、5-7まで食らいつく接戦を演じ、次の順位戦1回戦につながるゲームをした。そして、最後の峠、順位戦の1回戦。勝てば6位以内が確定して全国大会の切符が手に入る。試合は、福井の第2代表北陸高校と、午後2:20から始まった。北陸高校は、春の北信越総体でも3位に入った強豪校。今大会も、福井県予選からそのとき主力となった3人がS1からS3にそれぞれ出て、その3人がすべて勝って北信越大会に来ている。ただD1とD2はかなり力が落ちるため、S1からS3の誰かひとりが負けると敗戦というチーム。初戦では、石川県の星陵高校にS1が負けて順位戦にまわって来たのだ。中野西はS1に下田、S2に関谷、S3に佐藤、D1に中島・関谷、D2に滝沢・石井という布陣で臨んだ。4面展開で始まった試合。予想通り、相手校のS1・S2とD1・D2の力の差は著しく、S1・S2が0-6で落としたのに対し、逆にD1・D2は6-0で圧勝。対戦成績2-2のまま、勝敗の行方はS3の佐藤に託された。佐藤は、試合開始早々、あまり調子が上がってこない相手選手から、3ゲームを連取して3-0リードという最高のスタートをきった。相手選手の表情にも焦りの表情が見られた。しかし、少しずつ相手選手の調子も上向き始めると3-3まで追いつかれ、次は佐藤が取って4-3、その次は取られて4-4、どのゲームもデュースまでもつれる息詰まる展開となった。しかし、次を落として4-5と初めてリードを許すと、相手選手の表情にもゆとりが見え始め、前半のような凡ミスも無くなって、結局4-6で敗退。全国大会出場の夢は途絶えた瞬間だった。全員目に涙を浮かべて悔しがった。佐藤の気持ちは選手みんなにもよく伝わっていた。しかし、佐藤の試合は、試合を見ていたすべての人に感動を与える試合だったことに間違いはない。県内外の多くの人たちから賞賛の声をかけてもらった。みんな目に涙を浮かべながらも・・・「まだ、明日がある。明日につながっている。」そう思ったはずだ。明日は補欠の座をかけて7・8位決定戦に臨まなければならない。試合が終わって30分もすると、もう明日に向けた練習が始まっていた。
【11日】
7位(補欠)の座をかけた試合は、10:15から金沢泉丘を相手に始まった。金沢泉丘は、S1とS2にジュニア選手を抱えるチーム。そのため、中野西は、S1:丸山、D1:下田・中林、S2:関谷、D2:中島・石井、S3:佐藤という県大会での岡谷東戦と同じオーダーを組んだ。4面展開で始まった試合。相手校のS1、S2はやはり強く、S1:丸山は2-6、S2:関谷は0-6で完敗。しかし、逆にダブルスは、D1:下田・中林が6-1、D2:中島・石井も6-2で完勝し、勝負の行方はまたしてもS3:佐藤に託されることになった。北信予選から県大会、そしてこの北信越大会と、つねにS3として大事な場面を任されてきた佐藤。その経験値は他の誰にも及ばないものとなっている。7位を決定するこの大事な場面でも冷静さを失うことなく佐藤らしいテニスを貫いて6-3で勝利。対戦成績3-2で金沢泉丘を下した。
昨年の北信越大会は、1回戦で敗退。順位がつかないまま終わってしまった。しかし、今年は7位と大きく前進。確かに全国大会出場はならなかったが、その目前までにはたどり着いた。北信予選から選手たちはずっと成長し続けてきた。夏休み前を思い出せば、もの凄くたくましくなっている。今まで頑張ってやってきた選手たちに賞賛を送るとともに、今後のさらなる成長を期待したい。振り返ればわずか2ゲームの差。だが大きな2ゲームの差。この2ゲーム差を埋めることができるチームを目指して・・・。
※詳しい結果は、全国高校テニスのHPご覧ください。
秋季選手権北信予選
10月24日(土)・25日(日)
南長野運動公園
男女合わせて19名が県大会への出場を決める!
〈A級男子・女子シングルス〉
渡辺文也、萩野翔也、藤沢靖也、矢野 彰、渡辺洋平
下田さや香、中島瑛里、佐藤麻絵
〈A級男子・女子ダブルス〉
萩野翔也・興津健太郎、市村彬光・藤沢靖也、渡辺文也・山浦 颯
下田さや香・中島瑛里、関谷明音・林未来、石井亜耶・滝沢あずさ
〈B級男子・女子シングルス〉※B級の種目はシングルスのみ
内山晃太、小林世奈(北信準優勝)、有賀 菫、石田菜摘
※詳しい結果は、北信高校テニスのHPをご覧ください。
ながのオータムジュニア大会
10月31日(土)・11月1日(日)
南長野運動公園 先週の秋季選手権の北信に続いて、今週は“オータムジュニア”。秋季選手権の県大会を来週に控え、みな気合いを入れて大会に臨んだ。
しかし、カテゴリーがU-18だけで、しかも県協会主催のトヨジュニアの直前ということから、ジュニア(中学生)の強豪選手が多数参加しており、高校からテニスを始めた選手にとっては、上位進出を狙うには非常に厳しいドローとなった。
そんななか、シングルスでは男子で渡辺文也がベスト16、女子で下田さや香と中島瑛里がベスト8入り。ダブルスでは、男子で萩野翔也・興津健太郎ペアと渡辺文也・山浦 颯ペアが、女子で下田さや香・中島瑛里ペアと有賀 菫・鈴木陽菜ぺアがそれぞれベスト8に入った。
秋季選手権長野県大会
11月7日(土)・8日(日)
浅間温泉テニスコート
〈A級男子・女子シングルス〉
下田さや香・・・3回戦敗退(ベスト16)
渡辺文也 渡辺洋平 佐藤麻絵・・・2回戦敗退(ベスト32)
萩野翔也 藤沢靖也 矢野 彰 中島瑛里・・・1回戦敗退
〈A級男子・女子ダブルス〉
下田さや香・中島瑛里・・・3回戦敗退(ベスト8)
萩野翔也・興津健太郎 市村彬光・藤沢靖也 渡辺文也・山浦 颯
関谷明音・林未来 石井亜耶・滝沢あずさ・・・1回戦敗退
〈B級男子・女子シングルス〉※B級の種目はシングルスのみ
小林世奈・・・2回戦敗退(ベスト16)
内山晃太 有賀 菫 石田菜摘・・・1回戦敗退
※詳しい結果は、長野県高校テニスのHPご覧ください。
11月23日(月)
テストがあったために久々の練習試合を、岡谷東高校、豊科高校と合同で行った。ただ、、インフルエンザの影響で2年生の男子は参加させず(修学旅行直前ということもあり念のため・・・)、男子は1年生3名のみの参加とした。女子は、風邪・インフルエンザの生徒を除いて11名が参加。テストやインフルエンザ・風邪など体調不良で練習不足の生徒が多いなかではあったが、好天に恵まれ良い練習試合になった。
長野オープンジュニアトーナメント
11月28日(土)・29日(日)
南長野運動公園
女子シングルス 1位~3位を独占! 男子も2名が3位に!
男子は約140ドロー、女子は少なく約60ドローの大会だった。来週の土・日は1年生だけのダブルスの団体戦“チームダブルス”が予定されており、モチベーションを上げて行くにはちょうど良い大会となった。ただ、特に男子では、インフルエンザからの病み上がりの選手が多かったうえ、高校生の部といえども、北信地区の有力なジュニア選手(中学生)が多数出場しており、結果としては厳しいものとなった。そんななか、渡辺文也、渡辺洋平の2名が準決勝まで勝ち上がり、両名ともジュニア選手に敗れて決勝には進めなかったものの、高校生としては最高の3位になった。女子では、佐藤麻絵と下田さや香が決勝戦で顔を合わせ、佐藤がタイブレークを9-7で制して優勝を果たした。また、3位には関谷明音が入り、中野西が1位から3位までを独占することができた。
1年生チーム対抗戦
12月5日(土)・6日(日)
浅間温泉テニスコート
1年生によるダブルス3ペアで1チームの団体戦。今年は、他校との連合チームを含めて5日に行われた男子が42チーム、6日に行われた女子が20チームの参加で、インフルエンザの影響から、当日急に参加できない選手も多く、予定よりやや少なめのチーム数となった。例年12月の初旬に行われているこの大会は、1年生だけによる初めての団体戦という意味を持つと同時に、選抜大会でのシングルス3・ダブルス2というチーム構成に近い団体戦ということもあって、来年の勢力図を予想させる大会でもある。中野西からは男女でそれぞれ1チーム。また、男女それぞれ3人が他校との連合チームを作って大会に参加した。
男子のAチームは、第8シードからスタートし、2回戦で松本蟻ケ崎Aに3-0で勝ってベスト16。しかし、次の3回戦で松商学園Bに1-2で敗れてベスト8入りを逃した。順位戦1回戦では、初戦に長野南に3-0で勝利したものの、途中で天候が悪くなって5日分の試合はその時点で中止。9~12位という順位に終わった。長野吉田Bと合同チームを作ったBチーム(2人)は、初戦で上田東Bに1-2で敗れた。
女子のAチームは、第4シードからのスタート。2回戦で松本県ケ丘を、3回戦市立長野・長野西・長野吉田Bチームを、それぞれ3-0でやぶってベスト4入り。準決勝は同じ北信地区の長野日大との対戦となった。試合は、相手校の1番手・2番手がペアを組んだダブルス1に中野西のダブルス1が敗退、しかし、ダブルス2は快勝して勝敗の行方はダブルス3にかかった。しかし、そのダブルス3が4-1リードからまさかの逆転負け(4-6)。対戦成績1-2で決勝進出を逃した。続く3位決定戦の相手は、やはり同じ北信地区の屋代。3面展開で行われた試合は、ダブルス3が快勝したがダブルス2が敗退し、勝敗の行方はダブルス1にかかった。しかし、そのだダブルスが5-2リードからタイブレークにまで追いつかれて、準決勝に続いてまたしても逆転負け。
一昨年の同大会は、男子が3位、女子が準優勝。昨年は、男子の2チームがそれぞれ4位と5位、女子が3位。・・・ということで、目標としていた“昨年を上回る成績”を残せずに終わった。悔しさが残る結果となったが、“経験値の差”が勝敗を分けた部分もある。今後の奮起と健闘に期待したい。
※詳しい結果は、長野県高校テニスのHPご覧ください。
ヨネックスカップ長野県大会
12月19日(土)・20日(日)
予選トーナメント
12月23日(水)
決勝リーグ
浅間温泉テニスコート
豊科南部総合公園
女子団体 Aチームが準優勝! 男子団体もAチーム 4位
シングルス2・ダブルス1の総体形式で争う団体戦の大会。男子は64チーム、女子は58チームと県内のほとんどの学校が参加した。昨年は、女子Aチームが優勝、男子Aチームが7位になっただけに、選手たちも意気込みを持って大会に臨んだ。今年も男女とも2チームが出場した。
19日(土)に行われた男子の予選トーナメントは、積雪のため午後からショートセットで行われた。Aチームは順当に勝ち上がってベスト8入り。23日(水)の決勝リーグに駒を進めた。Bチームは、初戦で上田東Aチームに勝ったものの2回戦で伊那北Bチームに敗れた。
20日(日)に行われた女子の予選トーナメントでは、やはりAチームが順当に23日(水)に進出したが、Bチームは、初戦を突破するも2回戦で松本第一に敗退した。
23日(水)の決勝リーグ。男子は、19日分がベスト8止まりだったので、まず赤穂Aチームとのブロック決勝が朝一番で行われた。試合は、シングルス1を落としたものの残りを取って2-1で勝利。とりあえずベスト4入りを果たした。その後は、ベスト4に入ったチーム(中野西、松本第一、伊那弥生ケ丘、長野)によるリーグ戦。結果は、どの試合も1-2で競り負けて惜しくも4位に終わった。しかし、昨年の7位を上回る戦績にはなった。
女子は、中野西、松本県ケ丘、伊那弥生ケ丘、岡谷東の4チームによるリーグ戦。2試合が終わったところですべてのチームが1勝1敗となり、中野西は3試合目、岡谷東に3-0で勝利して対戦成績2-1とした。しかし、松本県ケ丘も伊那弥生に勝利して対戦成績2-1で並び、2試合目で中野西が松本県ケ丘に負けていたために直接対決の結果から、中野西は惜しくも優勝を逃して準優勝となった。松本県ヶ丘戦の敗戦が響いた形になったが、来年の総体につながる試合はできた。
※詳しい結果は、長野県高校テニスのHPご覧ください。
ニューイヤーカップ イン 白子
1月4日(月)~6日(水)
千葉県白子町テニスコート
新年あけましておめでとうございます
3日早朝に中野を出発。4日~6日の3日間、千葉県白子町で行われた“ニューイヤーカップ”に今年も参加した。関東や東北地区を中心に強豪校が顔をそろえ、やはりレベルが高い大会であった。長野県からは、中野西の他に、長野日大と上田西が参加していた。長野県の1月では考えられないような気候のなか(2日目は強風の中での試合であったが・・・)、1人5~8試合の試合数をこなせるというメリットもある。選手たちにとってはとても良い経験になった。
3日は、午後から久々に好天の屋外で練習・・・テニスの楽しさを実感できた。4日はダブルス2ペアによる団体戦、5日はシングルス2人による団体戦形式での大会。この他に個人戦形式の交流戦が両日ともに行われた。6日は終日個人戦の交流戦。多い選手で3日間で30試合弱の試合ができた。特に上位陣以外の選手にとっては、県外の強豪選手と戦う機会はそれほど多くは持てないため、こうした大会参加することで、普段できない経験を積むことが出来たと思う。また、上位陣にとっても、冬期間に下がりがちなモチベーションを上げるのに、絶好の機会になった。
群馬県リーダー養成研修大会
1月23日(土)・24日(日)
群馬県総合スポーツセンター
今年こそ、男女アベックで北信越!
昨年に引き続いて今年も、群馬県高体連主催の研修大会に参加させてもらった。長野県からの参加は、中野西の男子・女子だけ。長野県のレベルを物語ってしまう存在だけに、良い意味で緊張感を持って2日間を過ごした。大会は、1リーグ6~7チームに分かれ、総体形式(シングルス2、ダブルス1)での団体戦リーグ戦。中野西男子のリーグにいた学校は、甲府工業(山梨)、中央高等(群馬)、新潟選抜B(新潟)、新潟選抜D(新潟)、田村(福島)、須賀川桐陽(福島)。女子のリーグにいたのは、長岡大手B(新潟)、新潟選抜A(新潟)、太田東(群馬)、前橋女子(群馬)、宇都宮海星(栃木)の各学校だった。
どのチームも、秋の段階で各県のベスト4以内に入るだけあって実力校揃い。2日間の結果はというと、“勝ちを意識”したオーダーというよりも、冬期間でもあるため、“経験”を優先させるオーダーを組んだため、男子の勝敗は2勝4敗、女子は2勝3敗で負け越しとなった。ただ、手応えは十分にあった。より実践的な人選とオーダーでの試合であれば、男女ともあと2勝は出来ていたと思う。実力的には明らかに昨年のチームの上を行くようになった。やはり、選抜大会で北信越7位まで進めたという経験値が大きい。群馬で行われるこの大会への参加も3回目。一昨年、昨年、今年と順を追って勝ち数が多くなっている。これからの成長もまた楽しみだ。
女子チーム 全国選抜 出場決定!
2月5日(金)
“夢は叶う”
女子チーム 全国選抜 出場決定!
2月5日(金)、全国選抜テニス大会の実行委員会による選考委員会で、テニス部女子が選考委員会検討枠(4校)に推薦され、全国大会への出場が決まりました。選考委員会検討枠は、全国各ブロックの補欠校(9校)の中から選ばれるもので、選考理由として、「全国大会出場の経験がなく,テニスの強化が厳しい地域にありながら学校テニス(部活動)で実力をつけてきた。部員1人1人の目的意識が非常に強く,周囲の評価も高い。」(全国高等学校体育連盟テニス部HPより)ことが挙げられました。当然ながら、本校テニス部創設以来の初の快挙。放課後、全国大会出場を知らせると、みな一瞬のうちに泣き崩れました。夢を持ち、その夢と自分たちの力を信じて頑張り続ければ、必ず“夢は叶う”・・・そのことを身をもって確信できました。中野西テニス部の歴史に新たな1ページが刻まれました。そして、さらなる発展を遂げていきます。応援いただいている様々な方々に感謝申し上げるとともに、さらなるご支援を賜りますようお願い申し上げます。
それと・・・もう一度チャンスを与えてくれた“コートの神様”にも感謝です・・・。
2月14日(日)
南長野運動公園テニスコートで長野日大高校と男女で練習試合をしました。コートの関係で、午後のみの練習試合でしたが、天候にも恵まれ、スタンダートゲームで1人3~4試合をこなせました。久しぶりに屋外の人工芝コートで練習と試合ができて、良い半日になりました。やはり、テニスは外でるスポーツだなあ・・・と、みな改めて実感したことと思います。