園芸塾
園芸塾2010総集編へ
目的
日本産業の発展に寄与してきた団塊の世代の方々を対象に、須坂園芸高校の施設や圃場を開放し、農業の基礎的な知識と技術を学びながら、栽培・管理・収穫等の実習から農業の持つすばらしさを体験してもらう。
又、農産物の栽培方法を学ぶということだけにとどまらず、我々の命を支える「食糧」やその基盤となる「農業」「農村」の重要性を広く市民の方に知っていただき、これからの須坂の農業・農村の在り方を考えていこうというものである。
そして、須坂市民農業大学校園芸塾を卒業後は、農業を志す塾生に対して、市内の遊休農地を斡旋しながら、農業に従事する人材を育成することを目的とする。
主催
須坂市農林課 須坂市農業委員会 須坂園芸高校
授業形態
授業の形態については、地域住民の方が生徒と一緒に授業を受ける「オープン授業」で実施する。
@授業日に講座を開講し、授業時間内に生徒と共に受講する。
A開講する科目については、中心となる農業科目を設定しながら展開し、「ものづくり」を体験できるような講座も組み入れる。
B塾生は、1年間のまとめとして活動発表を行う。
月3回の授業を開講する。
計38時間
園芸塾の取り組み
卒業式 | 2012年 1月25日
今日で園芸塾の授業はすべて終了し、卒業式が行われました。須坂市からは市長、市議会議長、農林課長、農業委員会長に出席していただきました。本校からは、授業に携わった職員が出席しました。
卒業式では、塾長の学校長から塾生1人ひとりに卒業証書が手渡されました。その卒業証書は、塾生自らが漉いた竹紙でできています。そこに本校と交流のある絵手紙作家の上岡ひろ子さん(群馬県伊勢崎市)に野菜の挿絵を描いて頂きました。
園芸塾の卒業証書にふさわしい世界に一つだけの卒業証書です。塾生代表のあいさつは、「初心者から経験者までいろいろだったが、それぞれに応じて勉強になった。」というものでした。
本校代表生徒からは、「私たちが疑問に思わないことを塾生が疑問に持ち、いろいろな角度から学ぶことができた」とともに学べた喜びに満ちていました。
園芸塾の皆さんには、これからもますますお元気で農業を楽しんでほしと思います。
お知らせ
2月3日(金)に須坂市のメセナホールで行われる課題研究発表会で園芸塾の発表があります。
「卒業証書」を竹紙で漉こうA | 2011年12月16日
平成23年度園芸塾も来年の1月25日に卒業式を迎えます。10名の塾生の皆さんご苦労様でした。野菜を中心に学び、12月からは園芸塾「ものづくり体験」講座を開催しています。 前回から環境工学コースの2年生と一緒に「卒業証書を竹紙で漉こう」という目的で、紙漉体験をしていただきました。今回はいよいよ仕上げです。 世界に一枚しかない手作りの卒業証書ができあがりました。漉いた竹紙は、群馬県伊勢崎市在住の絵手紙作家上岡ひろ子さんが描く、絵手紙卒業証書として塾長の西澤和平校長先生よりおひとりおひとりに手渡されます。 「園芸塾」に対する思いが込められた個性ある卒業証書です。
「卒業証書」を竹紙で漉こう@ | 2011年12月 7日
園芸塾生8名が、造園科環境工学コース2年生の指導のもと紙漉き体験を行いました。 紙漉きの目的は、平成23年度園芸塾の卒業証書を自分たちで紙を漉き、世界に1枚しかない手作り卒業証書を作ることです。 今回は、材料にハチクの外皮を使いました。材料の煮込みから潰しまでの作業から初体験の紙漉きを行いました。 生徒手作りの紙漉きの板を使い、水槽に溶かしたハチクの繊維を5回水に通して漉きあげます。ハチクの繊維が板から流れるなど大変苦労していました。 しかし、授業の後半になると世界に1枚しかない手作りの竹紙が漉けるようになりました。
いよいよ次回は「卒業証書」を漉きます。
レンコンの収穫(第14回) | 2011年11月16日
今回の園芸塾が野菜の最後の授業です。須坂市農林課の方も参加されました。雪で山が白くなった寒いこの日。最後の授業は、貴重な体験をしてもらおうとレンコンの収穫を行いました。 「園芸でレンコン作っているの?」と思われますが、今年から試験的に作り始めました。すべてが初めての体験です。野菜担当の私も実は作ったことがないのです。 初体験し、収穫の大変さが身にしみました。塾生も感じたようです。でも、園芸の生徒たちは楽しそう。きれいに掘れると塾生も笑顔に(苦笑いかもしれませんが・・・)。 寒い中での収穫は意外と寒くありませんでした。それだけ重労働なのです。水をジャバジャバかける収穫方法ではなく、スコップで1本ずつ収穫。重労働です。 塾生の中には、レンコン掘りは大変だ。だから、作らない方が良い。と結論付けた方もいらっしゃったようです。農家の苦労がわかっていただくのも勉強ですね。お疲れ様でした。 ところで、高校生はというとドロいじりが好きなだけかもしれません。レンコンのほかに冬眠中(?)のドジョウが出てきます。レンコンとドジョウを掘って喜んでいる姿が妙に幼く見えた筆者でした。
タマネギ苗の植え付け(第13回) | 2011年11月 2日
今回の園芸塾の報告は、タマネギの苗取りと植え付けです。11月2日(水)にいつもの園芸塾でタマネギの苗取りを行いました。 大量のタマネギの苗を取らなければいけないので「時間内に終わるかなぁ」と心配しましたが、逆に予定より早く終わってしまいました。徐々に実習に慣れてきているのかなぁと感心しました。
ところで、園芸高校のタマネギは、須坂市内の小・中学校の学校給食に使われています。というわけで、急遽11月7日(月)に補習(?)ということで、お隣の森上小学校の5年生64名とともにタマネギ苗の定植を行いました。 もともと小学生とのタマネギ苗の定植は決まっていたことなので、そこに園芸塾を便乗させてらったというわけです。(まぁ、定植は急だったので塾生の参加はあまりよくありませんでしたが・・・) 塾生、小学生、本校生徒で総勢約80名のタマネギ苗の定植は、一気に苗が一列植え終わっていくので「手数が多いってすごい」と感じました。
それにしても子どもたちは元気です。昨年もそうでしたが、この寒い中半袖のTシャツの子がいました。「子どもは風の子」といいますが、ちょっと見ている方が寒い…。 さて、無事育ってくれるか収穫が楽しみです。でも、来年の6〜7月が収穫になるので塾生はわからないのですよね。残念です。
ネギの収穫(第11回) | 2011年10月 5日
お空とインターネットの天気予報と睨めっこ。雨が降るのか降らないのか。少々の雨なら強行しよう。雨でもやらねばならないことがある時には、農作業はやるのだ。
というわけで、小雨降る中、今日はネギの収穫をしました。塾生が集まるころは小雨で、「実習の時間だけは降らないでくれ」と思いながらネギ畑に移動したら雨足が少し強くなり、
掘りはじめて10分後に本格的に降ってしまい、実習は中止。生徒はびしょ濡れになり、塾生は雨具を準備していたのでそれほど濡れることはありませんでした。
収穫実習後は、調整作業を行いました。ビニールハウスの中でネギの根を切り、枯れた葉を取り除き、乾燥させる。
こうしないとネギが腐ってしまうのです。たくさんのネギに囲まれ、ネギの臭いが鼻を刺激します。しかし、徐々に気にならなくなり、服に臭いが付いていることも分からなくなります。
ネギの臭いをまといながら生徒も塾生も帰って行きました。
ちなみにこのネギは、10月16日(日)に行われる園芸祭で販売します。皆さんお楽しみに。
村山早生ゴボウの収穫(第9回) | 2011年 9月 9日
爽やかな秋晴れ、絶好の収穫日和。というわけで今日は村山早生ゴボウの収穫をしました。園芸塾の皆さんはこれでレポートを書くことになっています。
テーマは、「波板を用いたゴボウの省力化栽培について」です。内容はテーマと写真のとおりです。機械を使わず簡単に収穫。実に簡単に収穫できるのです。
高畝で栽培したゴボウの収穫は2m収穫するのに16分かかるのに対し、波板は3分。でも、収量がいまひとつなのです。塾生も「本当に簡単!」という感想と、「これだけしか収穫できないのか」との感想が・・・。
「うちで栽培したけど一緒だ」と言う塾生も。どうすれば収量が上がるのか、あれやこれやといろいろアイディアを出し合っていました。来年の参考にさせていただきます。
収穫したゴボウの大きさを測ってレポートの準備をしてもらいました。物差しの右が波板で栽培したゴボウで左が高畝で栽培したゴボウです。今年はどんなレポートが出てくるか楽しみです。
収穫したゴボウは全部塾生が持ち帰りました。おいしく食べてもらえたか、次回の授業が楽しみです。
ハクサイの定植・ダイコンの播種(第8回) | 2011年 8月24日
先週から昨日まで雨が降り続いて畑に入れるか不安でした。
ここで大根の播種をしないと塾生が大根を播く機会はなくなってしまいます。ハクサイの苗は大きくなり過ぎてしまい・・・。
なんとか天気がもってくれて、ダイコンの播種もハクサイの定植もできました。雨あがりの久しぶりのお天道さまでした。
だからそんなに気温が上がっていないのに妙に蒸し暑い。ハクサイの定植やダイコンの播種は中腰で作業を行うので意外と重労働なんです。畝の長さは短いもので18m。
長いもので30mくらいあります。ダイコンは1畝に3列播種します。それが何畝もあるんですから重労働です。でも生徒と塾生が協力して実習を行ったので予定以上に作業が進みました。秋の収穫が楽しみです。
ちなみに今日播いたダイコンの品種は、「耐病総太り」「聖護院」「前坂」です。「前坂ダイコン」は山ノ内町の伝統野菜です。
ジャガイモの収穫(第7回) | 2011年 7月25日
もう秋ですか?と思わせるような涼しい陽気。絶好のイモ掘り日和の今回の園芸塾です。予定では今日は座学だったのですが、急遽ジャガイモ掘りにしました。
そこに収穫適期を迎えたジャガイモがあったからです。土があまり硬くなっていなかったので簡単に掘れました。男爵、メークイーン、キタアカリ、アンデスの4種類です。
さてここで問題です。写真のジャガイモたち。どれがどの種類かわかりますか?
答えは、左からアンデス、キタアカリ、男爵、メークイーンです。アンデスは赤いからすぐわかりますね。ちなみに中身は黄色です。 メークイーンも長細いのでわかりやすいです。問題は男爵とキタアカリ。形はほとんど同じですが、芽がほんのりピンクになっているのがキタアカリ。そうでないのが男爵です。キタアカリも中身は黄色です。 塾生も園芸生も黙々と作業をしていました。何歳になってもイモ掘りは楽しい作業です。アンデスを初めて掘った時、「赤いっ!」「サツマイモ?」「すごーい」「何か美味しそう」などといろいろな感想がでてきました。 普通のジャガイモだと思って掘ればそれはビックリしますよね。そんな小さな驚きが皆にあった今回の園芸塾でした。
ニンジンの播種・八町キュウリと小布施丸ナスの新梢管理(第6回) | 2011年 7月 6日
この2時間で随分日焼けしました。塾生の皆さんも農家の顔に近付いてきています。さて今回は、ニンジンの播種です。すでに秋野菜の準備。 季節を先取りする野菜栽培です。そして同時に伝統野菜の管理もしました。八町キュウリと小布施丸ナスの新梢管理です。八町キュウリは親づるを1本に子づるを2本残して、 その他の子づるや孫づるは2節目と3節目の間で摘芯してもらいました。いざ作業にと思ったら、「これが子づる?」「ここで切って良いの?」なんて声がいたるところから・・・。 それで良いんです。わからないことを分からないままにしないでくださいね。そして、ナスの新梢管理のはずが、いつの間にか紐の結び方講習会に。 もやい結びを覚えようと一生懸命で新梢管理になかなか辿りつけない。なかなか結べなくてモヤモヤするからもやい結びなんて冗談を言いながらも皆さん結べるようになった頃には終了の時間。 それで良いんです。わからないことを分からないままにしないでくださいね。という園芸塾でした。
トマトの芽かき(第5回) | 2011年 6月29日
暑い!でもハウスの中で実習です。今回の園芸塾はトマトの管理作業です。トマトの芽かきをしました。腋芽の除去のことです。 トマトの生育が旺盛になると腋芽の発育も旺盛になります。そこで、これを除去しなければなりません。 果実に行くべき栄養が腋芽に回ったり、風通しが悪くなり病気になりやすくなったりするからです。暑いからやらないということがないのがハウス栽培です。 おいしいトマトを作るために必要な作業です。でもさすが塾生の皆さんです。黙々と作業をされていました。頭が下がります。お疲れ様でした。
キュウリ棚の準備 | 2011年 6月 2日
いつ雨が降ってくるのか…。そんなお天気を気にしながらの園芸塾でした。今回はキュウリの棚づくりです。
キュウリはもちろん八町キュウリです。2年生も初めて。塾生も初めての実習です。ただ言われるまま、要領を得ないままパイプを組み立てていきます。
だんだん形が出来てくると「あぁ〜なるほど!」と納得してくる。知らないってそんなもんですよね。出来上がってしまえば「こんなもんか」という感じです。
こういうのもとても大切な体験だと思います。「習うより慣れろ」が農業だと思います。とりあえずやってみるってのも大事なんです。
さて、植え付け!というときに雨が…。塾生はハウスの中でキュウリとトマトの管理作業の説明を受けました。
作業に入ろうとしたら時間切れ。次回は管理作業をしてもらおうと思います。
ゴボウの播種 | 2011年 5月18日
今日は初めての園芸塾の実習です。‘村山早生ゴボウ’の播種です。波板トタンを用いて収穫の省力化を図るという方法を実践しました。
今回の先生は野菜科学コースの2年生です。1ヶ月前に2年生は経験済みです。ゴボウの収穫は大型の機械を用いて行いますが、これなら人力で可能です。
さてどれくらい簡単になるかは収穫する時のお楽しみ。
今回は初めて鍬を使う塾生を中心に畝立て、マルチ張りを行いました。これから色々な作業が入ってきます。
暑い中での作業が多くなりますが頑張ってほしいです。
入学式が開催されました | 2011年 5月 6日

須坂市農林課、須坂市農業委員会、須坂園芸高校が主催し、本年度も10名の塾生に応募いただき、園芸塾を開催することになりました。本校実践室にて、入学式が行われました。
園芸塾は、日本産業の発展に寄与してきた団塊の世代の方々を対象に、須坂園芸高校の施設や圃場を開放し、農業の基礎的な知識と技術を学びながら、栽培・管理・収穫等の実習から農業の持つすばらしさを体験していただきます。また、農産物の栽培方法を学ぶということだけにとどまらず、我々の命を支える「食糧」やその基盤となる「農業」「農村」の重要性を広く市民の方に知っていただき、これからの須坂の農業・農村の在り方を考えていくことを目的としています。
三木須坂市長よりご挨拶をいただいたあと、塾長である西澤須坂園芸高等学校長から大震災の被災地においてお米の播種が始まったというお話がありました。稲作の準備が始まることで、水田は日本人の原風景であることについて、改めて確認することができたとお話されました。その後、担当職員紹介があり、本年度も野菜栽培を主体とした学習が始まります。塾生の皆さん、須坂園芸高校の生徒とともに学ぶ1年が、実り多いことをご期待しています。