食品化学科 NEWS
No.021 色素の分析
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12月
食品化学の授業で、色素について学習しました。
 色素は、食品の見た目に大きく関わっている物質です。
色素がどんな特性を持つか、定性実験を通じて学習を行いました。

色素の溶解性
ほうれん草の葉、茶葉、ブルーベリーの皮をそれぞれアセトン、水に加え溶媒の色を観察しました。

色素の特性@ タンニンの特性
お茶溶液に、炭酸水素ナトリウム溶液、硫酸第二鉄溶液、酢酸を加え、様子を観察しました。
(試験管:左から説明順)
 
色素の特性A アントシアニンのpHによる色の変化
ブルーベリー果汁を、塩酸(強い酸)、酢酸(弱い酸)、蒸留水(中性)、炭酸水素ナトリウム溶液(弱いアルカリ)、水酸化ナトリウム溶液(強いアルカリ)を加えて、様子を観察しました。
 
色素の特性B 色素の吸着
合成着色料と野菜色素を用いて、ウール100%の毛糸への吸着性を調べました。
 
クロマトグラフィーによる分離
ペーパークロマトグラフィーと、カラムクロマトグラフィーを用いて、それぞれほうれん草の色素を分離しました。また、ペーパークロマトグラフィーで分離した距離から、色素の種類を推測しました。