食品化学科 NEWS
No.018 水質硬度の測定
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 9月
食品化学の授業で、水の硬度を測定しました。
硬度とは、水中に含まれているCa2+(カルシウムイオン)とMg2+(マグネシウムイオン)の量を、
Ca2+とみなして炭酸カルシウムの量で算出した値[mg/L]です。
今回は、指示薬をエリオクロムブラックTとして、キレート滴定で求めました。
 
まず、0.01mol/L炭酸カルシウム溶液を10mlはかり取ります。
 
ここに、pH10アンモニア緩衝液を1ml加えます。
 
0.01mol/L EDTA-2Na(エチレンジアミン四酢酸二ナトリウム)で滴定します。
溶液の色が、赤紫色から青紫色になるまで滴定を行いましょう。
 
つぎは、検水(今回はミネラルウォーター)を採取して、同様に滴定を行います。
このようにして、水の硬度も測定することができました。