食品化学科 NEWS
No.011 醤油中の塩分の定量
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6月上旬
本日は、3年生の食品化学の時間で醤油中の塩分の定量実験を行いました。
今回は、 モール法で塩化物イオンの量を求め、そこから塩分量を定量します。
塩分の含まれる溶液に硝酸銀を加えることで生じる、色の変化によって定量が可能となります。
 
まずは、醤油を希釈します。
今回は試料として、九州醤油と薄口しょうゆを使用しました。
 
ホールピペットで醤油希釈液を10ml採取し、三角フラスコに注ぎます。
ここに、クロム酸カリウム溶液を0.5ml加えます。
この時、溶液は黄色になります。
 
硝酸銀で滴定します。
硝酸銀は光で簡単に分解してしまうため、褐色ビュレットを使いました。
 
溶液の色が、うすい赤褐色になったところで滴定を終了します。
見極めが肝心です。
 
実験が終わった後は、計算を行います。
薄口しょうゆの方が塩分が高いですね。
このようにして塩分を求めることができました。
3年生も、かなり多くの成分を調べられるようになりましたね。