食品化学科 NEWS
No.002 チオ硫酸ナトリウム溶液の標定
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4月中旬
3年生の食品化学で、酸化還元滴定の練習としてチオ硫酸ナトリウムの標定を行いました。

1/120 mol/L 二クロム酸カリウムを10ml採取し、三角フラスコにいれます。
安全ピペッターの使い方をおさらいしながら、取り組めました。

 次に、濃塩酸を2ml加えます。
危険な物質のため、ドラフトの中で気を付けて採取しました。
 10%ヨウ化カリウム5mlを加え、でんぷん指示薬を数滴加えます。
ヨウ素でんぷん反応によって液の色が紫色になります。

 この溶液を、0.05mol/Lチオ硫酸ナトリウムで滴定します。
溶液の色が薄くなるまで続けます。

 薄い青紫色になった後、もう一度でんぷん指示薬を数滴加えます。
溶液の色が明るい緑色になるまで滴定します。
 
以上までの本試験の他に、「空試験」を行います。
これは、同じ操作で試料を用いないで実施する試験で、
今回は二クロム酸カリウム溶液を蒸留水に変えます。
こちらは、液体の色が無色透明になるまで滴定します。
 
実験が終わった後は、計算を行います。
 久々の実験となりましたが、とても手際よく取り組めました。