食品化学科NEWS
No.011 イチゴジャムの製造
  6月中旬
 1年〜3年までの「食品製造・総合実習」の時間でいちごジャムの製造を行いました。
使っているイチゴは喬木村でとれた地場産物です。


まずは、作業の手順を聞きます。ゼリー化の原理も一緒に学びました。


次に、砂糖・ペクチン・クエン酸を量ります。
砂糖のうち1/3と、いちごを一緒に鍋に入れて煮立てていきましょう。
この際、いちごの果肉をつぶしながら攪拌していきます。


あく取りを忘れずに!

残りの砂糖の半量を鍋に加えます。
その後、残りの砂糖とペクチンを混合したものを加え煮ます。
焦げないようによくかき混ぜましょう!

 
煮立てた後、一旦火を止め糖度を計測します。
糖度が55%になれば次のステップに移ります。


糖度55%に達した後、クエン酸を添加します。
かき混ぜる際に、ジャムのアントシアニンが酸と反応し赤く変色します。
観察できたかな?


ゼリー化が済んだジャムを、鍋から取り出しジャム瓶に充てんします。


瓶の肩くらいまでジャムを入れましょう。
 
 
ジャムを分注した後、フタを瓶にしっかり密着するようにかたく締めます。
かなりのパワーが必要かな?

 
ジャム瓶ごと二重釜で加熱し、殺菌を行います。
キャップシールをつけ、これにて下農イチゴジャムの完成です。