外部講師によるSSH連携講座の報告


■ 化学の公開授業「モルにチャレンジ」が行われました。詳細は以下のとおりです。

講 師 渋谷教育学園 幕張高等学校 講師  盛口 襄 先生
テーマ モルにチャレンジ
場 所 本校 化学教室
期 日

2003年5月23日(金)・24日(土)

参加者 @1年生ウ・エ・オ・カ講座 計164名(23・24日授業)、
A化学部・生物部・物理部生徒15名(23日放課後)
概 要

@公開授業 「モルにチャレンジ」
 (1)リン(マッチ箱の摩擦面を使用)を酸素中で燃焼させ、その様子を観察した。
 (2)リンの燃焼実験から化学反応式を手順に従い代表生徒に作成させた。
 (3)化学反応式を用いて物質量の説明をした。
 (4)チョークと塩酸の反応を利用し、質量変化からCO2の分子量・空気の平均分子量を求めた。

Aクラブ指導 「化学は研究」
 クラブ活動とはどう行っていったらよいのか、実体験をもとに説明していただいた。
  ・アイディア電池(実験)
  ・アッとアミノ酸(メタノールとアンモニアからアミノ酸の合成をする実験)
  ・手作り陰極線(演示実験)

講師のお話から 授業では「化学の基本は実験からスタートするのがよい、生徒の関心が高まる」とおっしゃっていた。
また、クラブ指導では、「研究は、運・鈍・根の3つが大切であり、疑問に思ったらとにかくやってみることが重要である」と生徒達に説かれていた。
生徒の様子 授業では、物質量・反応式を全く知らない生徒達であったが、発言をしたり、手を出したりする姿が見られた。また、クラブ活動では、自分が研究しようと思っていることを質問したりして、積極的に参加していた。

■ 盛口襄先生の講義風景

授業のはじめに、当番班を決める。 生徒全員を黒板に集めて講義される。
水上のコップの中で、燃焼により、コップ内の水位が上昇することを実験・確認する生徒達。 0.1モルの大きさの箱を手にとって説明される盛口先生。
懇談会の様子 化学部員を指導される盛口先生。

 


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