2012年の活動
全日本ジュニアテニス選手権東北信予選
5月3日(木)・4日(金)
南長野運動公園
東和田運動公園
シングルスで男子5名、女子7名 計12名が県大会進出
【男子シングルス】
小林稜平 赤塩 望(予選免除) 荒井和貴 岩本 陸
阿部大輝
【女子シングルス】
中川あかね 元田彩貴 草間美来(予選免除) 青木優里
永沢明日香 池田愛美 青木優樹
ダブルスで男子4ペア、女子4ペアが県大会進出
【男子ダブルス】
小林稜平・人形和輝 岩本 陸・荒井和貴
大塚壮史・岩下将也 徳竹 翔・赤塩 望
【女子ダブルス】
中川あかね・草間美来(予選免除) 元田彩貴・永沢明日香
青木優里・池田愛美 山崎優海・竹内成美
県大会は、6月23日(土)・24日(日)、シングルス64ドロー・ダブルス32ドローで行わ
れます。
※詳しい結果は、長野県テニス協会のHP をご覧ください。
高校総体 北信大会
5月12日(土)・13日(日)
19日(土)・20日(日)
南長野運動公園
女子は圧倒的な強さで優勝・・・男子は惜しくも県大会出場ならず
【団体戦】(12日)
男子は、第4シード2回戦からのスタート。初戦の相手は、屋代南を下して勝ち上がってきた須坂東。中野西は、D:荒井和貴・岩本 陸、S1:赤塩 望、S2:人形和輝というオーダーで試合に臨んだ。初戦だけに硬さが心配されたが、難なく3-0で下し2回戦を突破した。次の3回戦はベスト4入り=県大会出場をかけた最初のハードル・・・しかも相手は、1番手にジュニア選手を擁する長野日大。中野西は、ダブルスに荒井・岩本、S1に赤塩、S2に小林稜平という最も堅く試合を進められるだろうオーダーをしいた。2面展開で始まった試合・・・しかし、S1赤塩が相手ジュニア選手に先手を取られ続け、どんどんリードをつけられていく。さらにダブルスの荒井・岩本は、試合当初から見えないプレッシャーからか体が硬く、思うような試合運びをできず、つねに1ゲーム取られては1ゲーム追いつくという苦しい展開。そうこうしているうちに赤塩が2-6で敗れると、ダブルスの2人をさらなるプレッシャーが襲い、逆にS1の勝利で日大の2人は勢いに乗っていく・・・。結果的にダブルスも4-6で敗退。対戦成績0-2で中野西の敗北が決まった。
女子は、ダブルスに草間美来・池田愛美、シングルス1に中川あかね、シングルス2に元田彩貴という不動のオーダー。県大会でも充分に上位を狙える戦力を持って本大会を迎えることができた。結果的に、決勝含めた3試合すべて3-0 or 2-0のストレート勝ち(2回戦:篠ノ井、準決勝:市立長野、決勝:長野日大)。他校を寄せつけない圧倒的な強さで優勝することができた。昨年秋の新人戦から2大会連続の優勝。ただ、昨年のこの大会は3位に終わっただけに、今年の優勝は選手たちにとっては感慨深いものになったはずだ。
女子1位・2位、男子3位・4位!
【個人戦ダブルス】(13日)
個人戦ダブルスは、団体戦の翌日に行われた。各校男女それぞれ6ペアの出場枠のうち、中野西は女子の2ペアが決勝で対決、男子も3位決定戦を同校同士で戦うことになり、男女ともベスト4の半数を中野西勢が占めた。
女子 優勝:中川あかね・草間美来 準優勝:元田彩貴・永沢明日香
男子 3位:小林稜平・人形和輝 4位:荒井和貴・岩本 陸
男子2名、女子3名が県大会へ!
【個人戦シングルス】(19日・20日)
個人戦シングルスは、2週目の土・日に行われた。中野西同士の対戦となった女子準決勝で、1番手の中川あかねが、3番手の草間美来に敗れるという波乱があった。草間美来はその勢いのまま決勝に進出。屋代高校のジュニア選手に敗れたものの、高校から硬式テニスを始めた選手としては、その活躍は大いに評価されるべきだろう。また男子では、小林稜平が7位で県大会への切符を手に入れた。小林以外の県大会出場選手はすべてジュニア選手であり、その活躍もやはり特筆されるべきものだ。
女子 準優勝:草間美来 3位:元田彩貴 5位:中川あかね
男子 4位:赤塩 望 7位:小林稜平
※詳しい結果は、北信高校テニスのHPをご覧ください。
高校総体 長野県大会
6月1日(金)~3日(日)
南長野運動公園
女子団体戦 3位! 北信越大会への切符をゲット!
【女子団体戦】(1日)
男子は惜しくも県大会出場を逃しており、女子選手たちは、男子の分まで頑張る意気込みで県大会に臨んだ。また、秋の新人戦(全国選抜長野県予選)では、北信越大会目前で敗退して涙を飲んだ。選手たちにとっては、その“リベンジ”を果たすための大会でもあった。
北信大会を優勝して進出した県大会は、第5シードからのスタート。重要な1回戦は、中心地区3位の難敵豊科高校との対戦だった。1面展開で行われた試合・・・ダブルスの草間美来・永沢明日香は、試合開始当初こそ硬さが見られたが、次第にリードするうちに本来の伸び伸びしたプレーを取り戻して6-3で勝利。シングルス1の中川あかねにつなげた。続く中川は、北信大会の頃から肩を痛めており、不安を抱えての試合だった。中川の持ち味である強打を押さ気味に試合を進めたため、長いラリーが続く試合になったが何とか6-4で勝利。シングルス2の元田も6-4で勝利し、対戦成績3-0で豊科高校に勝利した。
ベスト4をかけた2回戦の相手は、シングルス1と2にジュニア選手を擁した強豪校伊那北。伊那北は秋の新人戦で夢を砕かれた宿敵でもあるうえ、この2回戦で敗れると中野西の北信越大会出場そのものが夢の藻くずに消えてしまうという点で、本大会最初の高いハードルだった。2面展開で行われた試合。中野西は1回戦と同じオーダーで臨んだ。Dの草間・永沢は、試合早々エンジン全開のプレーで相手をどんどん突き放し、あっという間に8-1で勝利。S1中川も、秋の新人戦で苦労した相手とは思えないほどの試合内容で8-2で勝利。S2元田の出番を待たずに対戦成績2-0で伊那北を下した。
続く準決勝は、松商学園。楽しく思い切ってプレーしようと、Dに元田・草間、S1に永沢、S2に青木というオーダーを組んだが、永沢が0-8、青木が1-8で完敗して松商学園に敗れた。
ただ、松商学園が決勝戦に進出したため、自動的に3位決定トーメンとに回れることになった。3位決定トーナメントの初戦は、伊那北同様シングルス1・2にジュニア選手を擁した上田染谷丘。中野西は豊科・伊那北戦と同じオーダーを組んだ。3面展開で行われた試合・・ダブルスの草間・永沢は相手ダブルスをまったく寄せつけず6-0で圧勝。S2元田は、1年生の時には足下にも及ばなかった相手ジュニア選手を気迫あるプレーで打ち破り6-1で圧勝。その時点で中川は2-2だったが、対戦成績2-0で上田染谷丘に勝利した。
続く最後、北信越大会出場を決める大一番は、秋の新人戦(全国選抜長野県予選)で北信越予選に出場し、S1に強力なジュニア選手を擁する松本蟻ケ崎。それまでと同じS1中川のオーダーでは勝算が少ない。そこで、Dに中川・永沢、S1草間、S2元田というオーダーを採って試合に臨んだ。3面展開で行われた試合。D中川・永沢とS2元田は試合早々どんどんリードを広げ勝利目前。S1草間も1-4まで相手ジュニア選手にリードを許したが、その後ジリジリと追いつき3-4まで盛り返したした。しかし、相手選手がギアを上げると突き放され善戦したものの結果的に4-6で敗退。その間にD中川・永沢は6-1で勝利しており、勝敗の行方は5-2でリーチをかけていた元田に託された。5-0から2ゲーム連取され、少し嫌なムードが漂いつつあった第8ゲーム。しかし、それを振り払うかのような強気なプレーで握ったマッチポイント。相手選手の打ったボールが元田側のベースラインを大きく越えて試合終了。目標としてきた北信越大会出場を果たせた瞬間だった。コートに立った選手のみならず、それを支えた仲間たち、後輩たち、保護者・・・みんなの勝利だった。みな泣いていた。キャプテン中川は号泣していた。北信越大会の舞台で戦える喜び、キャプテンとしての責任を待たせた安堵感・・・色々な思いが一気に吹き出した涙だった。
【個人戦シングルス】(2日)
個人戦シングルスには、男子で小林稜平と赤塩 望、女子で中川あかね、元田彩貴、草間美来の5名が出場。このうち小林、赤塩、中川、元田の4名が、何と伊那弥生ケ丘高校の同学年の選手との対戦となった。手の内を知り合ったライバル校同士、同学年同士の対戦ということになった。試合は、小林、赤塩、中川の3名が勝利してベスト16入り。3回戦進出(ベスト8入り)は果たせなかったが、男子で2人以上がベスト16に入ったのは、松商学園以外では中野西と伊那北だけだから、大健闘だと言えるだろう。
【個人戦ダブルス】(3日)
個人戦ダブルスには、男子で小林稜平・人形和輝、荒井和貴・岩本 陸、女子で中川あかね・草間美来、元田彩貴・永沢明日香の4ペアが出場した。このうち、荒井・岩本が1回戦を突破しベスト16に入ったが、2回戦で敗退。中川・草間、元田・永沢は、2回戦も突破してベスト8入りを果たし3回戦で敗退した。女子の2ペアがベスト8に入るというのは、松商4その他高校1ペアずつだから賞賛に値する快挙だ。健闘を称えたい。
※詳しい結果は、長野県高校テニスのHPをご覧ください。
高校総体 北信越大会
6月15日(金)~16日(土)
新潟県南魚沼市大原運動公園
初戦突破ならず・・・1回戦 星稜高校(石川県)に敗れる
高校総体の北信越大会が、15日(金)から新潟県南魚沼市大原運動公園テニスコートで開催された。15日の金曜日は公式練習と開会式。開会式では、プラカードを持ってブラスバンドの演奏のもとで入場行進が行われ、選手たちはやや緊張した面持ちで行進していたが、初めての体験であり思い出深い開会式になったはずだ。
試合はというと、長野県3位での北信越大会出場であり、初戦から石川県1位の星稜高校という厳しい対戦となった。さらに、県大会ではダブルス要員として活躍した永沢明日香が、前々日から38度を越える高熱に冒され、出場を断念せねばならないというトラブルにも見舞われた。いずれにせよ、インターハイ出場を決めている星稜高校を相手にガチンコ勝負を挑んで見ても、勝てる見込みは少しもない。そこで、県大会松本蟻ケ崎戦同様、中川あかねをダブルスに回すオーダーをで臨んだ(D:中川あかね・青木優里、S1:草間美来、S2:元田彩貴)。
夕方、3時半過ぎから1面展開で行われた試合。ダブルスの中川・青木は、最初の3ゲームほどは互角の試合運びだったが、中盤から中川が放つクロスへのボールが相手前衛のポーチにつかまりはじめ、相手後衛のボールに対しても青木の決定力がついていけず、徐々にリードを許して結果的に1-6で敗退。続くS1草間の試合は、前半こそサウスポーのサーブとミス無くつなげる草間のテニスに、明らかに相手選手はやりにくさを見せており、3-3までは拮抗した試合内容だった。しかし、後半は草間のテニスに相手選手のタイミングが合い始め、一気に押し切られて3-6で敗れた。続くS2元田も、前半は相手選手と互角のラリーの応酬を繰り広げていたが、1-3とリードされた4ゲーム目の途中から、元田の動きに急に切れが無くなりミスが増え始めた。理由は、右足のけいれん。後半は思うようなボールをまったく打てることなく1-6敗退。団体戦としては対戦成績0-3の完敗だったが、選手たちの顔からは、全国レベルのなかで戦えた喜びと、北信越大会のコートに立てた充実感を感じることができた。2年生全員がコートの外で大きな声で声援を送った。来年の自分たちの姿を、コートで戦う先輩たちの姿と重ねたはずだ。毎年、先輩たちの背中を見てそれを追いかけ、それを追い越しを繰り返しながら、中西テニス部の歴史が積み重なってきた。この日も中西テニス部の歴史に新しい1ページが加わる1日となった。
※詳しい結果は長野県高校テニスのHPから“全国高校テニス”のHPをご覧ください。
国体北信予選
7月7日(土)~8日(日)
南長野運動公園
東和田運動公園
男女1名ずつが県大会へ進出
多くの学校で3年生が引退し、ほとんどの選手が1・2年生ではあったが、県大会への出場枠は、総体が16、全日本ジュニア(東北信予選)が24人なのに対して、この国体予選はわずか7人。国体予選が実は最も県大会へのハードルが高い大会である。そんななか、男子では、7ブロックのなか北信最多の6人が各ブロックのベスト4にはいる健闘を見せ、赤塩 望が県大会への切符を手に入れた。女子では、3ブロックで4人がブロック決勝に駒を進め、池田愛美が県大会への出場権を手に入れた。池田愛美と永沢明日香がブロック決勝であたってしまい、中野西としては運の悪い組み合わせであったが、他のブロックでは1年生の元田彩瑛と佐藤紗花が、2年生を破ってブロック決勝に進出するなど大きな成果を得ることもできた。その他の1年生も活躍し今後の成長が非常に楽しみな結果となった。
※詳しい結果は、北信高校テニスのHPをご覧ください。
7月15日(日)
小布施町営コート 男子の上位陣(2年生男子と1年生男子4名)が、午後から小布施町営コートで須坂高校と練習試合を行った。また、急きょ須坂高校に合わせて1年生の女子3名も加わった。午前中はどんより梅雨らしい曇り空だったが、午後からは梅雨明け宣言が出て一気に夏空になり、午前からの湿気も伴って高温多湿の猛暑のなかでの練習試合となった。試合は団体戦(選抜形式)をメインに個人戦の試合も織り交ぜながら行ったが、何対戦か行った団体戦では、ジュニア選手を揃える須坂高校に負け越す結果となり、夏休みを目前に控えて多くの課題が浮き彫りになる内容となった。
中野市民テニス大会
7月16日(月)
一本木テニスコート
東和田運動公園(練習試合) 中野市一本木テニスコートで行われた中野市民テニス大会(ダブルス)に、1・2年生の女子と、1年生の男子が出場した。当日は、長野市東和田運動公園テニスコートで、長野高校との練習試合も計画されていたため、2年生の男子はそちらへの参加となった。市民大会のほうは、男女とも予選リーグが行われたうえで、各リーグの1位と2位が1位・2位トーナメントに、3位と4位が3位・4位トーナメントに進む形式で行われ、男子で1位・2位トーナメントに進出したペアは残念ながら無かったが、女子では池田愛美・永沢明日香、青木優樹・樋口 遥、太田桃加・森山佳菜の3ペアが1位・2位トーナメントに進出。このうち池田・永沢ペアが3位になった。
長野高校との練習試合は、前日同様の猛暑のなか団体戦(選抜形式)で何対戦かの試合を行った。須坂高校と同じようにジュニア選手を多く擁する長野高校。結果的には負け越しになったが、やはりたくさんの課題が改めて確認できた練習試合になった。余談ではあるが・・・突然取材に訪れたテレビ局のアナウンサーに、暑さ対策について選手たちがインタビューを受けるというハプニングもあった。
7月22日(日)
浅間温泉テニスコートで、松本第一、豊科、伊那弥生ケ丘と4校で合同練習試合を行った。当日は伊那市センターテニスコートで、伊那北などを交えて6チームで行う予定だったが、前日からの降雨で急きょチーム数を減らして浅間温泉で実施することになった。試合は選抜大会形式の団体戦方式で、相手を換えながら何対戦か行ったあとに個人戦でも行った。結果的に団体戦では、男女とも伊那弥生に競り負ける形になり、県大会に進出した場合には、最大のライバルになるだろうことが分かり、夏休みに向けて実り多い練習試合になった。
夏季強化合宿
7月30日(月)~8月1日(水)
木島平やまびこの丘テニスコート
30日~1日の2泊3日、昨年と同様に上田西高校、新潟県の中越高校と合同で、部員全員参加の強化合宿を行った。夏季休業中最初の行事で、この合宿の後に立て続けに大会と練習試合が予定されており、夏季休業前半のハードスケジュールの皮切りとなった。
1日目の午前は各学校ごとに練習。午後からは、学校を混ぜて、男子はレベルごとに6クラス(6面)、女子はレベル分けをせずに4面で、それぞれ2対1や球出しによるストローク練習などを行った。午後からは遠くで雷鳴が聞こえたが、心配されていた夕立もなく、夕方のトレーニングまで、みっちり体を動かし続けた1日だった。2日目は、選抜大会の団体戦形式で、対戦相手入れ替えながら終日試合を行った。最終日は、上位陣は終日ダブルスとシングルスの練習と部内での試合を行い、中位陣以下は上田西・中越高校と練習試合を行った。1年生を中心とした中位陣以下の生徒にとっては、普段、あまり他校と練習試合をする機会が持てないため良い経験ができた。
また、特に1年生については、直射日光が容赦なく照りつける真夏のテニスコートで、1日中ボールを追い続けるという、本格的な夏の合宿は初体験で、さすがに3日目には疲労の色を隠せない生徒も多くいた。2年生については、選抜大会の北信予選まで1ヶ月を切るなかで、どの生徒にも前向きに練習や試合に取り組む姿勢を見ることができ、頼もしさを感じる場面が幾度もあった。他校と合同だったこともあり、3日間をとおして緊張感に富んだ非常に有意義な合宿になった。
ながのサマージュニアテニス大会
8月2日(木)~8月4日(土)
南長野運動公園
夏季休業中に行われる最初の大会。約1週間後に行われる全日本ジュニア選抜室内東北信予選の前哨戦となる非常に大切な大会である。
U-18男子シングルスで赤塩 望が、U-16男子シングルスで徳竹 翔が、同じく女子シングルスで佐藤紗花が3位に入った。ダブルスでは、U-18男子で赤塩 望・大塚壮史とU-18女子で池田愛美・永沢明日香が3位に入った。また、U-16男子では、徳竹 翔・徳竹 凌の兄弟ペアが準優勝したほか、 6日間行動を共にした上田西の生徒と春原広夢・村山佑也と宮崎祥平・塚田晃大の2ペアが3位に入る健闘を見せた。
8月6日(月) 上田市の古戦場テニスコートで、男子は上田高校と、女子は篠ノ井高校と練習試合を行った。上田高校はNo1の選手が体調不良でいなかったこともあって、やや戦力不足の感があり、選抜大会方式の団体戦と個人戦を並行して行ったが、多くの試合で勝つことができた。篠ノ井高校は、1年生に2名のジュニア選手が加入し、昨年に比べて大幅に戦力アップしている。総体では県大会出場は逃したものの、新人戦の北信予選では優勝争いに絡んでくる可能性が大きいチームだ。団体戦形式で何対戦か行ったが勝敗は五分五分で、本番で当たるとしたら、それまでに中野西の1年生がどこまで力を付けられるか、また力を出し切れるかが勝敗を左右するように感じた。
8月7日(火) 新人戦(選抜大会)のメンバーに入っていない1年生を対象に、長野吉田高校と練習試合を行った(男子は吉田高校のコート、女子は東和田テニスコート)。練習試合というと、2年生を中心としたレギュラー陣が主になってしまうため、あまり練習試合に参加できない1年生にとって、今回は貴重な経験となった。お互いに高校に入ってから硬式テニスを始めた同士ということがあり、レベルは決して高くないものの、2年生に負けず劣らず真剣に試合に臨んでおり、いくつものコートで好ゲームが繰り広げられた。
8月8日(水) 山梨県の山梨学院大学附属高校と練習試合を行った。山梨学院高校は山梨県でもベスト4に入る強豪校だけあって、選抜大会方式の団体戦では、男女ともD2は勝てたがそれ以外の試合はほぼ完敗に近く1-4で負ける結果になった。また個人戦形式の試合では、男女とも中西の上位陣が、山学の上位陣に負ける試合が多く力の差を感じざるを得なかった。ただ、翌日に全日本ジュニア選抜室内の東北信予選を控えてシングルスを中心にたくさんの試合ができ、また多くの課題を見出すことができて、とても有意義な練習試合となった。山学の生徒たちの清々しさに触れ、気持ちの良い1日となった。
全日本ジュニア選抜室内東北信予選
8月9日(木)・10日(金)
南長野運動公園
東和田運動公園
男女あわせて8名が県大会へ進出
この大会は、長野県テニス協会のポイントがかかる大会だけに、選手たちにとっては大きな目標のひとつである。県大会は10月に64ドローで行われるが、ポイントが多い上位の32名の選手は、すでに予選免除者として東北信予選・中南信予選への出場が免除されている。残りの32名分が16人ずつ東北信と中南信の予選からの進出者ということになる。予選は16のブロックに分けられていて、それぞれのブロックの優勝者が県大会への切符を手に入れることができる。
中野西は、赤塩 望が予選免除(県大会ストレートイン)に指定されており、それ以外の男子25名、女子17名がエントリーした。このうち、男子では大塚壮史、岩下将也、春原広夢の3名がブロック決勝に進出し、大塚と岩下が決勝戦を制して県大会への切符を手に入れた。岩下は、須坂高校のジュニア選手を倒してのブロック優勝であり、中野西の生徒とその他のジュニア選手の力の差が縮まって来ていることを如実に物語っている結果である。女子では、池田愛美、永沢明日香、太田桃加、青木優樹、樋口 遥、島田瑶子がブロック決勝に進出し、島田以外の5名が県大会への切符を手に入れた。昨年は、予選を突破したのはわずか1名だったから、今年は大幅に増えたことになる。太田、樋口にとっては初めての個人戦での県大会出場であり、大きな自信になったはずだ。予選免除者も含めて8名の県大会進出は昨年より2名多い。今後の成長がさらに楽しみだ。
※詳しい結果は、長野県テニス協会のHP をご覧ください。
8月18日(土)
埼玉県の早稲田大学附属本庄高校と練習試合を行った。当日は、早稲田本庄のほか熊谷高校と本庄東高校の男子選手数名も参加した。早稲田本庄高校は、特に男子選手にジュニア選手を多く擁する強豪校であるため、一日をとおして負けた試合のほうが多かった。女子は、当日一番手の池田を欠いた状況ではあったが、ほぼ互角の試合内容だった。
8月21日(火)
伊那市サンビレッジテニスコートと伊那弥生のコートを使い、伊那弥生ケ丘高校と練習試合を行った。伊那弥生は、男女ともに新人戦の南信地区予選ではほぼ間違いなく決勝に進出であろう強豪校。夏休み中の練習の成果を試す試合の相手校としては最適だった。試合の方は、選抜大会方式の団体戦を何対戦か行ったが、男子はどの対戦も2-3で負け、女子は逆に3-2で勝利という結果になり、県大会ではやはり、中西の最大のライバルのひとつになることが分かった。レギュラーメンバー以外は、伊那弥生のコートで個人戦方式で試合を行い、ほとんどの選手が勝ち越すことができた。
8月26日(日) 新人戦北信予選を1週間後に控えた練習試合を、レギュラー陣を中心としたメンバーで、男子は山梨県の北杜高校・甲府工業高校と、女子は北杜高校と甲府城西高校と行った。選抜大会方式の団体戦をそれぞれの学校と2対戦ずつ行い、男子は、北杜高校にも甲府工業にも2対戦とも3-2 or 4-1で勝利した。女子は、北杜高校にも甲府城西高校にも5-0できた。当日は、気温36度近くになる猛暑のなかだったが、緊張感ある良い練習試合となった。
新人戦北信大会(全国選抜長野県北信予選)
9月1日(土)・2日(日)
南長野運動公園
女子 優勝! 新人戦4連覇 男子も3位!
南長野運動公園テニスコートで新人戦の北信大会が行われた。この大会は、全国選抜大会の予選を兼ねる大会で、北信地区から6校が県予選に、県予選から2校が北信越予選に、北信越予選から数校が選ばれて3月に行われる全国大会に出場することができる。3年前に女子チームが全国大会への出場を果たした大会であり、毎年のことではあるが、この大会に臨む選手たちの気持ちは大きなものがある。また、シングルス3本・ダブルス2ペア、計5ポイント7人で行われる団体戦であるため、シングルス2本・ダブルス1ペアで争う高校総体の団体戦と異なり、選手層の厚みが問われる大会でもある。男子は、ジュニア選手が顔を揃える長野と須坂に中野西がどこまで戦えるかが焦点であり、北信地区ではおそらくずば抜けた存在だと思われた女子は、安定した強さを見せて新人戦4連覇を飾れるかが課題となった。
【男子】
基本的なオーダーは、S1:赤塩 望、D1:岩下将也・徳竹 翔、S2:大塚壮史、D2:萩野駿汰・徳竹 凌、S3:春原広夢、控え選手が村山祐也と宮崎祥平という形。初戦の長野南高校戦はそのオーダーで試合に臨み、全5試合をとおして相手チームに5ゲームしか与えず5-0で圧勝した。県大会出場がかかる次の対戦相手は、第3シードの長野吉田。ただ、現3年生を中心とした総体時のチームに比べて歴然と戦力ダウンしており、S1赤塩6-0、D1岩下・徳竹6-2、S2大塚6-1と相手を圧倒し、対戦成績3-0で準決勝に駒を進めた。
翌日行われた準決勝の相手は須坂。これまで目標にして練習してきた相手。勝てば決勝、負ければ3決。それまでの2試合楽に勝ててきただけに、否が応でも気合いが入り緊張感も高まった。ただ懸念されたのはS3春原の不調。自信を大きく失っていただけに大一番でのS3への起用が心配された。また、須坂のオーダーを予想すると、S3での大塚の起用が有効だとも考えられ、何とか対戦成績2-2でS3大塚まで持って行ければ突破口が見える可能性があった。そこで、岩下をダブルスからシングルスに回して代わりに控えの宮崎をダブルスに起用、S1赤塩、D1徳竹 翔・宮崎、S2岩下、D2萩野・徳竹 凌、S3大塚という布陣で試合に臨んだ。須坂はD1・S2ともに2年生のジュニア選手が顔を揃えているため、S1赤塩が勝ってD2・S3につなげられるかどうかが勝敗の分かれ目だった。3面展開で行われた試合。D1・S2ともにやはり力の差は否めず、徐々にゲームを奪われて両試合とも1-6で敗退。S1赤塩は、攻めてはいるが相手選手のディフェンスに阻まれ、打ち気がせいて攻め急ぎミスを重ねるという展開が試合序盤で続き、一気に0-4までリードされる苦しい試合となった。その後やや持ち直したかに見えたが、もはや手遅れで結果的に2-6で敗退。対戦成績0-3で敗れることにとになった。S1赤塩が敗れた時点で、D2萩野・徳竹 凌は3-3、S3大塚はリードしていたから、もしS1赤塩が勝っていれば試合がひっくり返っていた可能性もあり、そういう意味では痛い敗戦だった。
決勝進出は逃したものの、すぐに長野日大との3位決定戦が控えていた。長野日大は須坂に比べると大幅に戦力は落ちる。しかし、S1とS2にねばり強い選手を擁し、ダブルス陣のレベルも高い。まさしく総力戦で戦わないと勝てる相手ではなかった。ただ、やはり懸念されたのは春原の不調。試合を前にレギュラーメンバーによる長いミーティングが行われた。落ち込む春原の背中を押し激励する内容だった。2年生はみなS3に春原をおいて戦いたかった・・・勝っても負けても後悔しない。春原の不調は1ヶ月以上続いてきた。苦しみもがきながらも、早出や居残りで黙々とサーブ練習をする春原の姿をみんなずっと見てきた。だからこそ春原には勝って自信をつけさせてやりたかった。春原を入れたオーダーで北信予選最後の試合を締めくくりたかった。「広夢にプレッシャーをかけるような試合はしない。だから大丈夫。出よう。」・・・・・みんなに押され春原の気持ちも固まった。
3面展開で行われた試合。S1赤塩は、決め球を拾われながらもつねにリードする試合展開。逆に、S2大塚は次第にリードを広げられる苦しい展開となり、2-5まで広げられたリードを4-5まで盛り返す意地を見せたが結果的に4-6で敗退。D1岩下・徳竹 翔は、互いにゲームを取りつ取られつのシーソーゲーム。S1赤塩は5-2でリーチをかけたところで相手選手に粘られ、5-3で迎えた第9ゲームはデュースが連続する長いゲームになっていた。その間にD1岩下・徳竹翔が、4-4から5-4にして一気に6-4で攻め取り、対戦成績を1-1とした。ほどなくしてS1赤塩が6-3で勝って対戦成績2-1でリーチをかけ、勝負の行方はD2萩野・徳竹 凌、S3春原に託された。先に試合に入ったD2萩野・徳竹 凌の試合進行の方がやや早かったが、D2・S3ともに互いにゲームを取り合うシーゾーゲーム。息詰まる試合展開のなか、ポイントが終わるたびに両校生徒の必死な声援が飛び交う緊迫した状況で、D2萩野・徳竹は4-4から1ゲーム奪って5-4でリーチをかけた。互いにポイントを奪い合いデュースが連続した長野日大サーブの第10ゲーム。
何度も迎えたマッチポイント・・・相手選手のサーブを徳竹 凌が渾身のリターン。ポーチに出た相手選手のボールは、その勢いに負けてベースラインを大きくオーバーした。中野西が長野日大を下した瞬間だった。萩野と徳竹はコートで抱き合い、ベンチにいた大塚は大きくガッツポーズ。フェンスにしがみついて応援していた部員たちも抱き合って喜んだ。D2が勝った時点で、S3春原も善戦していたが打ち切り。対戦成績3-1で3位の座を射止めた。感動的な勝利に選手たちも応援していたチームメイトも、満足感一杯の表情を見せていた。中野西らしい戦いぶりだった。
【女子】
女子の基本的なオーダーは、S1:池田愛美、D1:永沢明日香・太田桃加、S2:青木優樹、D2:樋口 遥・元田彩瑛、S3:佐藤紗花。北信地区の他校と比較して、戦力的には抜きんでた存在であろうと評価されていた。
その評判どおり、初戦の長野南戦(中野西は2回戦からのスタート)、次の篠ノ井戦、決勝の長野吉田戦とすべて3-0で勝利。1試合も負けるどころか、すべて危なげない試合で優勝することができた。まさに完全優勝。これで新人戦は4年連続の優勝。昨年の新人戦、今春の総体、そして今回と、団体戦3回連続の優勝となった。北信地区1位で県大会に進出できるが、北信越予選を目指す県大会は、当然ではあるが今回の北信予選のようには行かない。伊那北、伊那弥生、上田西などの強豪校を破らなければ行けない。県大会は3週間後、今回の結果に甘んじることなく、シングルス・ダブルスともに全体的なレベルアップをはかっていかなければならない。
※詳しい結果は、北信高校テニスのHPをご覧ください。
新人戦長野県大会(全国選抜長野県予選)
9月22日(土)・23日(日)
浅間温泉テニスコート
新人戦長野県大会(全国選抜長野県予選)
女子 3位! 男子 5・6位!・・・北信越予選出場ならず・・・
【男子】
〈1日目〉
北信予選を3位で県大会に進出した男子。初戦の相手は中信地区4位の豊科。昨年のこの大会でも初戦で対戦して敗退した相手であり、今年はリベンジを果たすべく臨んだ初戦だった。中野西のオーダーは、S1赤塩 望、D1岩下将也・徳竹 翔、S2大塚壮史、D2萩野駿汰・徳竹 凌、S3春原広夢という基本的な布陣。2面展開で行われた試合は、S1赤塩が試合序盤からリードを広げる展開だったが、D1岩下・徳竹は初戦の緊張感から動きが硬く、逆にリードを広げられる展開となった。結果的にS1赤塩は勝ってD1岩下・徳竹は敗れ、続くS2大塚とD2萩野・徳竹に勝負の行方は託された。先に入った大塚は、試合開始早々気合の入ったボールを相手コートに打ち込んでリードを広げ、次に入った萩野・徳竹も安定して試合を進めて、それぞれ6-2のスコアで勝利。続く春原も6-2で勝って、対戦成績4-1で昨年のリベンジに成功した。
2回戦の相手は、東信地区2位の佐久長聖。東信地区は他地区に比べてややレベルが落ちるが、戦力が不透明だったうえ、やはり2位校ということで気の抜けない相手。中野西は初戦の豊科戦と同じオーダーで試合に臨んだ。初戦で敗れたD1岩下・徳竹の調子が心配されたが、6-2で勝利。その他の選手もS1赤塩6-0、S2大塚6-4、D2萩野・徳竹6-3、S3春原6-1で勝ち、対戦成績5-0で2回戦を突破してベスト8入りを果たした。
ベスト4をかけた3回戦の相手は伊那北。ここで勝てば、自力での第2代表決定トーナメント進出が決まる。伊那北はS1とS2に強力なジュニア選手を擁するチームであり、中野西としてはダブルスで2勝して、何とかS3での勝負に持ち込む展開にしたかった。そこで、赤塩をD2に回し、S1大塚、D1岩下・徳竹 翔、S2萩野、D2赤塩・徳竹 凌、S3春原という布陣を採った(D1の2人は、2週前の練習試合で同じ相手ペアに6-1のスコアで勝っているうえ、北信予選の時に比べてS3春原の調子が格段と良くなっていた・・・)。3面展開で行われた試合。S1大塚とS2萩野は、やはり相手選手との力の差を否めず3-6、0-6で敗退。しかし、D1岩下・徳竹は、目に見えないプレッシャーからか思うような試合運びができず、ゲームを取っては取られのシーソーゲーム。長い試合となったが結局4-6で敗退。ポイント決定時点でその他の試合は打ち切られたため、結果的に対戦成績0-3で敗退となり、自力での第2代表決定トーナメント進出の機会を逸した。
〈2日目〉
昨日とは打って変わって朝から冷たい雨が降りしきる最悪のコンディション。前日のメインドローで伊那北が決勝戦に駒を進めたため、伊那北に敗れた中野西に第2代表決定トーナメントへの出場権が回って来た。対戦相手は北信予選でも敗れた北信地区1位の須坂。北信予選のリベンジを果たしたい相手だった。中野西のオーダーは、前日の豊科、佐久長聖戦と同じ基本オーダー。S1赤塩が勝てれば対戦成績3-2で勝てる見込みがある布陣だ。3面展開で始まった試合。S2大塚、D1岩下・徳竹は善戦むなしく0-6、2-6で敗退。しかしS1赤塩は、相手ジュニア選手に対して試合序盤で一気に3-0までリードを広げ、そのまま一気に押し切れるかと思われた。しかし、相手選手が持ち前の粘り強いテニスを取り戻してくると次第にリードを縮められ、4-3まではリードを守ったが、そこから逆転されて結果的に4-6で敗退。対戦成績0-3で中野西の敗戦が決まった。赤塩が負けた時点で、D2萩野・徳竹が3-3、S3春原も2-2とまだまだどうなったか分からない試合状況であり、非常に惜しまれる敗戦となった。
【女子】
〈1日目〉
北信予選を圧勝して優勝し県大会に臨んだ中野西は、第4シードでの県大会出場となった。準決勝で松商学園と当たることが予想されたが、第2代表決定トーナメントで勝ち上がれば北信越予選出場を目指せる。3年ぶりの全国大会出場を目指し、厳しい練習に弱音も吐かずに打ち込んで来た選手たち・・・初戦の相手は中信地区4位の松本第一だった。中野西は、S1池田愛美、D1永沢明日香・太田桃加、S2青木優樹、D2樋口 遥・元田彩瑛、S3佐藤紗花という北信予選を勝ち抜いた基本的なオーダーで臨むことにした。しかし松本第一は、中信4位とは言えS1にジュニア選手を擁する強豪チームであり、初戦から最も警戒しなければならない対戦相手でもあった。3面展開で行われた試合は、S1池田が5-7、S3佐藤が1-6で敗れるという、予想通り厳しいものとなった。しかし、S2青木がプレッシャーのかかる試合を2-6で制すると、ダブルスの2ペアも相手ペアを圧倒して勝利。対戦成績3-2で何とか初戦を突破。辛勝の県大会スタートとなった。
次の対戦相手は飯田風越。南信3位とは言え1回戦の豊科戦、2回戦の上田染谷丘戦を接戦の末に制して勝ち上がって来たチームだけに勢いがあり、気を抜くことができない相手だった。中野西は初戦と同じオーダーで臨み、S1池田が6-4、D1永沢・太田が6-0、S2青木が6-2で勝利。対戦成績3-0で圧勝してベスト4入りを果たした。
準決勝は松商学園戦だったが、やはり力の差は歴然としており0-3で完敗。ただ、普通にやってもかなうはずがない相手だけに、逆に次の試合に備え、思い切って楽しく試合をすることができた。
第2代表決定トーナメントに回った初戦の相手は伊那弥生ケ丘。これまで何度も練習試合などでお互いにしのぎを削って来た間柄だけに、最後まで戦いたくないチームのひとつだった。伊那弥生はS1にジュニア選手を擁し、2番手・3番手の選手も強力なうえ、ダブルス2本も安定している層が厚いチームだ。ガチンコで対戦したとしても五分五分の対戦だと考えられた。中野西は、伊那弥生の2番手選手がダブルスに回ってくると予想したうえで、これまでS3で出場してきた佐藤をS2にあげる作戦を採った(S1池田、D1永沢・太田、S2佐藤、D2樋口・元田、S3田中紅瑠美)。しかし、こちらの予想に反し、伊那弥生は2番手選手がそのままS2に出場する通常のオーダー。試合開始前から少し嫌な空気が漂った。3面展開で行われた試合・・・S1池田は序盤から相手選手の強打と振り回しに苦しめられて2-6で敗退。その時点で、D1永沢・太田は追い付いては離されるという苦しい試合展開。また、S2佐藤は0-3までリードを許しており、その2試合が負ければ敗戦という厳しい状況。さらにS1のあとに入ったD2樋口・元田もじりじりとリードを許していた。しかし、S2佐藤が0-3から驚異的な粘りを見せ始め、3-3に追い付きさらに4-3に逆転。その頃からD1も徐々に調子を取り戻して6-4で辛勝。対戦成績を1-1とした。S2佐藤はその後も粘り強いテニスを繰り返して6-4で逆転勝ち。しかし、D1の後に入ったS3田中は、相手選手との力の差も否めないうえ、初出場の緊張感で動きが硬く、次第にリードを広げられ2-6で敗退。対戦成績2-2で勝敗の行方はD2樋口・元田に託された。ところが、S2佐藤が後半に驚異的な追い上げを見せていた時点で、D2樋口・元田は何と1-4と大きくリードを許していた。決定的に厳しい状況・・・あと2ゲームで敗戦が決まる。元田は目を真っ赤に腫らしながらボールに食らいつき、樋口は不安そうな顔つきを隠せない。しかし、S2佐藤の勝利が勝利の女神を呼び寄せたのか、1-4から徐々にゲームを取り返し、4-4まで追い付くと何と一気に5-4にゲームを挽回した。その直後にゲームを取られて5-5になるが、その頃には、相手選手にも前半の勢いが無くなってきていた。力関係は全くの互角。シーソーゲーム。気持ちの勝負・・・息詰まるような試合展開の中で5-6からタイブレークにまで試合はもつれ込んだ。タイブレークに入ると樋口のボレーが立て続けに決まり、リードを奪いながらの試合展開。最後は元田のストロークを打ち返した相手選手のボールがベースラインを大きくバックアウト。劇的な勝利の瞬間だった。選手たちはもとより、声をからして応援していた女子部員や男子部員の何人もが目を腫らしていた。感極まった選手たちを見て目頭を熱くした保護者の方々も多かったはずだ。夕刻5時に始まった試合・・・2時間半の激闘・・・中西らしい感動的な逆転劇で1日目が終わった。
〈2日目〉
残る試合は、北信越予選出場を決める最後の試合。対戦相手は伊那北。昨年のこの大会でも中西の前に立ちはだかった学校だった。伊那北は昨年も1年生として出場した強力なジュニア選手がS1~S3に3人おり、もうひとりの経験者がダブルスに出てくるチーム。中野西としては、何とかダブルスで2ポイント取り、シングルス3本のうちの1本を取らないと勝つことができない。そこで、1番手の池田をダブルス2に回し、ダブルスを強化したうえで、S1~S3のどこかでシングルス1本を取る作戦に出た(S1青木、D1永沢・太田、S2元田、D2池田・樋口、S3佐藤)。3面展開で行われた試合。S1青木は、前半相手選手から1ゲームずつリードを奪う展開。S2元田は、ロブをつないで時間を取ると同時に、相手選手の打ち気を誘ってミスをさせる作戦に出たが、やはり力の差は否めず、次第にリードを許して0-6で敗退。D1永沢・太田は、ゲーム内は競る内容で長い試合になりはしたが、要所要所は抑えて6-1で勝利。しかし、その間に善戦していたS1青木が4-3リードから追い付かれ4-5に逆転され、そのまま4-6で敗退。対戦成績1-2でリーチをかけられてしまった。ただD2池田・樋口は、相手ペアから着実にポイントを奪っており、勝敗の行方はS3佐藤に託される形になっていた。S3佐藤は、昨日の伊那弥生戦で2番手の強豪選手に逆転勝利をおさめており、その実力は誰もが認めるものになっていた。自信を持って送り出した選手。しかし、降り止まないどころか時折激しくなる雨、水たまりは無いまでもたっぷりと水を吸いこんでいるコート、そして水を吸いずっしりと重くなったボール・・・開始早々何と4ゲームを連取されるという思いもよらない苦しい展開となった。D2池田・樋口はそのまま相手ペアを押し切って6-2で勝利。S3佐藤はというと、0-4から3ゲームを連取して3-4まで追い上げる。昨日の伊那弥生戦での逆転劇が脳裏をよぎる。相手選手にも余裕の表情が消えている。佐藤の形になりつつあった。何度もデユースが連続した第8ゲーム。降り止まない雨の中、水を含んで重くなったボール・・・バックアウトしそうになる相手選手が打つボールは、ことごとくベースライン内側に落ちる。佐藤も必死にボールをつなぐが、時折浅くなったボールをショートクロスに振られ、水を吸い込みグチャグチャと音が鳴るコートにボールはバウンド。ところが、ボールはそれほど弾まない。佐藤が振るラケットの少し先をボールがすり抜けてしまう・・・そういう場面が何度も繰り返えされた。佐藤がゲームポイントを奪うが、相手選手が取り返して再びデユースという場面が何度あったことか。しかし、数少なかった相手選手のゲームポイントをものにされ、この第8ゲームを落としてしまう。すると一気に流れが相手選手側に傾いた。最後は、バック側に振られて打った佐藤のバックハンドストロークが相手側コートのサイドラインを割りゲームセット。対戦成績2-3で北信越予選出場、全国大会の夢が断たれた。泣き崩れる選手たちに雨は容赦なく降り続いていた。
【総括】
1日目は好天、2日目は最悪のコンディション。色々な意味で過酷な県大会だった。テニスの神様は、本当の“強さ”を要求したのかもしれない。そう考えると、まだまだ精進が足りなかったのか・・・。しかし、男女アベックでのベスト6入りは、松商学園と伊那北、中野西のみ。北信では唯一。しかも、ジュニア選手を複数人揃えた強豪校をかき分けての結果は、中西テニス部の伝統を背負ってこれまで頑張って来た選手たちの努力が実を結んだものだ。これはまぎれもない事実だ。心から敬意を表したい。本当に選手たちを誇らしく思う。また、声を涸らしながら応援していた後輩たちの姿を見て、来年もきっと頑張ってくれるだろうことを予感でき頼もしさを覚えた。今年、中西テニス部の歴史に新たな伝統が書き加わえられた。そして、来年の新人戦に向け1年生による新たな戦いが始まります。今後とも中西テニス部へのご声援を心よりお願い申し上げます。(監督独言)
※詳しい結果は、長野県高校テニスのHPをご覧ください。
全日本ジュニア選抜室内長野県予選
9月29日(土)・30日(日)
信州スカイパークテニスコート 27日(土)に行われた男子シングルスには、赤塩 望、大塚壮史、岩下将也が出場。このうち、大塚、岩下は1回戦で敗退したが、赤塩は3回戦に進出してベスト16入りを果たした。28日(日)に行われた女子シングルスには、池田愛美、永沢明日香、太田桃加、青木優樹、樋口 遥の5名が出場。このうち、池田、樋口、青木は初戦で敗退したが、永沢と太田は1回戦を突破して2回戦で敗退した。
※詳しい結果は、長野県テニス協会のHP をご覧ください。
10月14日(日)
木島平村やまびこの丘テニスコートで、男子は篠ノ井高校、女子は篠ノ井高校、山梨県の北杜高校と練習試合を行った。秋晴れの絶好の天気に恵まれるなか、山梨県では選抜の県予選が、長野県勢としては秋季選手権の北信予選が翌週に控えており、緊張感がある良い練習試合になった。
秋季選手権B級北信予選
10月6日(土)・7日(日)
東和田運動公園
10月20日(土)・21日(日)
秋季選手権A級北信予選
〃 B級順位戦
南長野運動公園
北信地区、断トツ最多の20名が県大会へ・・A級13名、B級7名
新人戦の個人戦にあたる秋季選手権が2週にわたって行われ、男女合わせて20名の選手が県大会への切符を手に入れた。
【A級シングルス】各校の出場枠は男女それぞれ8名まで
長野県ジュニアシード基準でポイント上位者として、赤塩 望が予選免除になっており、中野西からは男子7名、女子8名が出場した。北信予選からの県大会出場枠は16名。16に分かれたブロックの優勝者が県大会に出場できる。中野西からのブロック優勝者は以下の10名。
〈男子〉岩下将也、徳竹 翔、春原広夢
〈女子〉永沢明日香、池田愛美、太田桃加、青木優樹、樋口 遥
佐藤紗花、元田彩瑛
【A級ダブルス】各校の出場枠は男女それぞれ4ペアまで
上位8ペアが県大会に出場できるダブルス。長野県ジュニアシード基準でポイント上位ペアとして、永沢明日香・池田愛美が予選免除になっており、中野西からは男子4ペア、女子3ペアが出場した。県大会出場ペアは以下の5ペアとおり。
〈男子〉赤塩 望・大塚壮史(6位)
〈女子〉樋口 遥・元田彩貴(1位)、青木優樹・佐藤紗花(6位)
太田桃加・森山佳菜(8位)
【B級シングルス】2年生および1年生のポイント保持者は出場不可。
B級シングルスは、いわゆる“1年生大会”にあたる大会で、高校から硬式テニスを始めた選手が対象。6日(土)・7日(日)に県大会に出場する男女8名を決めるトーナメントを行い、21日(日)にその順位戦を行った。A級のような各校の出場枠がないため、中野西からは男子15名、女子9名が出場した。このうち県大会への切符を手に入れたたのは次の7名。
〈男子〉村山佑也(優勝)、宮崎祥平(3位)、塚田晃大(7位)
〈女子〉田尻知恵(優勝)、田中紅瑠美(5位)、小林美智(6位)、中島愛実(8位)
※昨年に続きB級男女で優勝者が中西からでた。
秋季選手権は、新人戦の個人戦にあたる大会。来春の
高校総体の個人戦のシードを決めるという重要な意味合
いを持つとともに、2年生にとっては、来春の全日本ジュ
ニア前ではポイントを手に入れることができる最後の大会
となる。また、B級は、高校からテニスを始めた1年生をメ
インにしているため、同じ土俵で力試しができるという点で、選手たちの意気込みも大きかった。今回の北信予選では、A級で13名、B級で7名、計20名の県大会進出者を出すことができた。20名という数字は、北信地区では断トツの多さになる(ちなみに2番目は長野の9名・・・)。昨年の13名を大きく上回った。これは、A級に出場した女子全員が県大会に出場したことや、B級で昨年を越える県大会進出者数になったことが主な要員だ。県大会では、男女ともどもA級・B級それぞれの階級で、台風の目になるような活躍を期待したい。
※詳しい結果は、北信高校テニスのHPをご覧ください。
ながのオータムジュニア
10月27日(土)・28日(日)
南長野運動公園 秋季選手権の県大会を1週間後に控えた27日(土)・28
日(日)、南長野運動公園で行われたながのオータムジュ
ニアに部員全員で参加した。男子シングルスでは、赤塩
望が準優勝、岩下将也が3位になったほか、秋季選手権
A級県大会に出場する徳竹 翔、春原広夢を含めた6名が
ベスト16入りした。また、男子ダブルスでは、赤塩・大塚
ペアが準優勝、岩下・徳竹 翔ぺがベスト8に入った。女子
シングルスでは、ベスト4のうち3人が中学生という高校
生にとっては厳しい戦況のなか、池田愛美と永沢明日香
がベスト8に入った。女子ダブルスでは、池田・永沢ペア
が準優勝。太田桃加・森山佳菜ペアが3位に入った。
秋季選手権長野県大会
11月3日(土)・4日(日)
浅間温泉テニスコート 北信予選からA級シングルス・ダブルスに13名(男子5名、女子8名)、B級シングルスに7名(男子3名、女子4名)が進出した。
このうちA級男子シングルスでは赤塩 望がベスト16に入ったが、その他の選手はベスト32止まり。昨年は女子で2名の選手が16入りをしているうえ、今大会はタイブレークなど接戦を制することができずに16入りを逃した試合がいくつもあり、その意味では非常に口惜しい結果となった。また、ダブルスでは永沢明日香・池田愛美がベスト8に入ったが、こちらももう少しのところででベスト8入りを逃した試合が男女を含め何試合か見受けられた。冬期間の練習や練習試合などをとおして、詰めの甘さをいかに無くしていくかが春に向け大きな課題になるだろう。
逆に、B級では中西勢の健闘が光った。男子は、村山佑也と塚田晃大という中西勢2人による決勝戦になった。結果的に北信予選1位の村山が見事に優勝したが、北信地区7位から県大会に進出した塚田の快進撃も賞賛に値する。また女子では、小林美智が3位になったが、小林を含めてベスト8に3人(田尻知恵6位、中島愛実8位)が入る結果になった。男女合わせて5人がベスト8入り、このうち3人がベスト4に入ったのは言うまでもなく中野西だけ。特に女子については、今回ベスト8に入った3人のうえにA級に出場した佐藤紗花、元田彩瑛という2人もいるから、戦力的には相当の厚みを持っているが証明される形になった。来年度の新チームがどのようなチームになるか大いに期待したいところだ。
※詳しい結果は、長野県高校テニスのHPをご覧ください。
11月18日(日)
信州スカイパークテニスコート 1年生にとっては翌々週のチームダブルス対抗戦に備え、また2年生にとっては翌週1週間が修学旅行でまったく練習できなくなってしまうということから、練習試合を組むことにした。練習試合の相手は、松本第一と豊科高校。両校とも中心地区の強豪校で、大会直前の試合相手としても絶好だった。しかも、前日からの大雨で実施できるか心配されたが、逆に好天に恵まれて終日有意義な練習試合ができた。関係していただいたみなさんに感謝したい。
北信地区高校テニス講習会
11月23日(金)・24日(土)
長野運動公園テニスコート
毎年この時期に、北信高体連テニス専門部主催のテニス講習会を行っている。今年は、昨年一昨年に引き続き、石井テニスアカデミーの元プロテニスプレーヤー石井弘樹氏を講師に招いて行った。中野西からは2日間に分けて約35名の生徒が参加。トレーニングも含めてハードな講習内容だったが、普段と違う雰囲気での練習ということもあり、その分充実したものとなった。
1年生チームダブルス対抗戦
12月1日(土)・2日(日)・8日(土)
浅間温泉テニスコート
県内の高校1年生による初めての団体戦。ダブルス3ペアで行われるため、来年度新チームの戦力分析やチーム構成を考えるうえでも意味のある大会。今年は、特に男子の出場チームが多く、男子については2日間日程(1日予選・8日決勝)となった。
【男子】中野西A・Bチームの他、坂城高校と連合チームを結成し全員出場。
Aチーム:赤塩 望、宮崎祥平、村山佑也、塚田晃大、池田有多朗、武田將吾
Bチーム:小玉駿也、鈴木健太、塚野洋平、上原采悠葵、佐藤峻嘉、桑原尚希
坂城チーム:出澤広志、畔上将一、塚田武瑠、藤澤 渉
Aチームは、1日の初戦(篠ノ井A)、次の試合(上田東・上田染谷丘)に3-0で完勝して難なくベスト8入りを果たした。しかし、8日に行われた順位戦の1回戦では、長野吉田Aに1-2で思わぬ敗戦。ベスト4入りを果たした。ただ、その後の5位~8位を決めるリーグ戦では、全勝(須坂3-0、伊那北2-1、松本深志A3-0)して5位。ジュニア選手を擁する須坂や伊那北にも勝利できたことをかなえると、初戦長野吉田Aとの敗戦が悔やまれる。
Bチームは、1日の初戦こそ諏訪青陵Bに3-0で勝利したが、次の須坂に0-3と完敗。17位以降を決める順位戦に回った。順位戦では、松商学園B(2-1)、諏訪青陵A(3-0)に勝利したが、赤穂・飯田工業チームに1-2で敗れ、19位~20位に終わった。
坂城チームは、1日の初戦で諏訪二葉Aに1-2で惜敗。その後は、初戦敗退チームによるリーグ戦に回った。リーグ戦では岡谷東と上田に2-1で勝利したが、松本県ケ丘Bに1-2で敗れ、リーグ2位となった。
【女子】
Aチーム:佐藤紗花、元田彩瑛、田中紅瑠美、田尻千恵、島田瑶子、小林美智
Bチーム:中島愛実、川久保彩香、花石 萌、土屋美樹、鈴木遥佳
Aチームは、初戦の塩尻志学館に3-0で勝利。次の篠ノ井・長野吉田チームにも2-1で勝って、そこまでは難なくベスト4入りを果たした。しかし、準決勝の相手は松商学園。今年の松商学園は、2年生を含めたチームとしても1年生の戦力が大きい。どう立ち向かっても勝てる相手ではないと思われた。ところが、試合が始まると中野西の選手が想像以上に前線。D1は終始リードをしながらも最後に逆転を許し5-7で敗れ、D3も4-6で惜敗。対戦成績で言えば結果的に0-3での敗退となったが、中身のある対戦だった。続く3位決定戦の相手は伊那弥生ケ丘。毎年中野西と同じようなチームカラーでしのぎを削りあうライバルチーム。今年は3位決定戦での対戦となった。試合はD1を伊那弥生が取り、D3を中野西が取り、勝敗の行方はD2に託された。終始互いにポイントを奪い合う長い試合になったが、結局5-7で惜敗。対戦成績1-2で敗れ、Aチームのチームダブルス大会は4位に終わった。
Bチームは、初戦の松代に1-2で惜敗。9位以降を決める順位船に回った。順位戦の1回戦は塩尻志学館に2-1で勝利したものの、続く2回戦で再び松代と対戦することになり、またしても1-2で敗れた。その後は、長野吉田と上田・上田染谷丘チームにそれぞれ2-1で勝って13位となった。
※詳しい結果は、長野県高校テニスのHPをご覧ください。
ヨネックスカップ(新人チーム対抗戦)
女子Aチーム、準優勝! 男子Aチームは6位
12月15日(土)・16日(日)
22日(土)・23日(日)
浅間温泉テニスコート
例年、12月中旬に行われる総体形式の団体戦(シングルス2・ダブルス1)。今年は男子の参加チーム数が例年以上に多く、男子の予選を2日間に分けて行うことになった。中野西は、男女ともAチームは予選免除(23日の決勝トーナメントにストレートイン)。Bチームおよび他校との連合チームが女子16日、男子22日の予選から出場した。
【予選】
男子Bチーム:萩野俊太、徳竹 凌、下田敏大、徳竹 廉、町井友太
男子市立長野チーム:宮崎祥平、村山佑也、塚田晃大、池田有多朗、武田將吾
女子Bチーム:樋口 遥、元田彩瑛、森山佳菜、田中紅瑠美、島田瑶子
女子上田西Bチーム:田尻千恵、小林美智
男子Bチームの初戦は、長野日大B。Bチームとは言え初戦から侮れない相手だったが、3-0で勝利し2回戦に駒を進めた。2回戦の相手は屋代。ダブルスはやや落ちるため勝てるだろうと想定できたが、シングルス1・2の選手は強敵で、そのどちらかを取らなければ勝ち目はない。中野西は、Dに徳竹凌・下田を配し、S1萩野、S2徳竹廉という布陣で試合に臨んだ。3面展開で行われた試合・・・ダブルスは想定どおり簡単に勝利したが、シングルスの2人は、つねに相手にリードされる苦しい展開を強いられ、結果的に2人とも敗れて対戦成績1-2で敗退。3回戦進出はならなかった。その後の順位戦では、坂城Aに勝利したが松商学園Aに敗れ、結果的に予選Dブロックの6位に終わった。
市立長野チームとして出場した中野西チームは、初戦松本工業Aに3-0で勝利し、その後、飯田工業Aに3-0、坂城Aに2-1で勝利。予選Dブロックのベスト4まで一気に進出した。しかし、準決勝で屋代に0-3で敗退。続く3位決定戦で伊那北Bに3-0で勝利し、予選Dブロック3位になった。
女子の予選は、6ブロック(1ブロック8チーム)に分かれたトーナメントで、各ブロックの優勝チームが、23日の決勝トーナメントに進出できる。女子Bチームは、1回戦上田B、2戦岩村田Bをそれぞれ3-0で下し、ブロック決勝に駒を進めた。決勝の相手は、S1にジュニア選手を擁する野沢北A。中野西は、D田中・島田、S1樋口、S2元田という布陣で試合に臨んだ。3面展開で行われた試合。ダブルスは難なく勝利し、勝敗の行方はS1とS2の2人に託された。S1樋口は、序場で一気に1-4までリードを許す苦しい展開。その時点で逆にS2元田はリードを広げていた。しかし、後半になるにつれ、S2元田がじわじわと相手選手に追い付かれ、シーソーゲームの苦しい形になってしまった。ところが、S1樋口は、ミスの少ない持ち前の粘り強いテニスが、相手選手のミスを誘って次第に追い付き、6-6タイブレークにまで盛り返してきた。タイブレークに入ってからも、ペースを変えることなくボールをつなげ続け、結果的に8-6でタイブレークをものにして逆転勝利。ダブルスが勝っていたため、2ポイント先取で決勝トーナメントへの進出を決めた。S2元田の試合は、タイブレークに入ったところで、樋口が勝利して勝敗が決したため打ち切りとなった。
上田西Bチーム(S1に田尻、S2に小林が出場)は、初戦で伊那弥生ケ丘Bに0-3で敗退。その後は、松本美須々Bと野沢北Bにそれぞれ3-0で勝利し、予選ブロック5位に終わった。
【決勝】
男子Aチーム:赤塩 望、岩下将也、大塚壮史、春原広夢、徳竹 翔
女子Aチーム:池田愛美、永沢明日香、青木優樹、太田桃加、佐藤紗花
男子Aチームの初戦は、都市大塩尻。S1にジュニア選手を抱える強豪と初戦から当たることになった。中野西は、D岩下・徳竹翔、S1赤塩、S2大塚というオーダーを採った。3面展開の試合。ダブルスは取ったが、S1赤塩が逆転負け。対戦成績1-1のプレッシャーがかかる展開のなかで、S2大塚がタイブレークをものにして勝利。対戦成績2-1で辛勝し2回戦に駒を進めた。2回戦の相手は長野高校。ダブルスを取れるかが勝負の分かれ目だったが、そのダブルスが負けてしまい、対戦成績1-2で敗退した。その後は順位戦に回り、松本県ケ丘Aに3-0で勝ったが、松本第一に1-2で敗れて6位に終わった。ただ、昨年は14位だっただけに、今年は大きく躍進したと言えよう。
昨年のこの大会では、女子Aチームが圧倒的な強さで優勝しており、今年のAチームも“優勝”を目標に大会に臨んでいた。女子Aチームは、初戦の上田染谷丘、2回戦の赤穂にそれぞれ2-1で勝利してベスト4に進出。しかし、準決勝の相手は、これまで何度も互いにしのぎを削り合ってきた伊那弥生ケ丘。中野西は、D永沢・太田、S1池田、S2佐藤という布陣をしいた。3面展開の試合。S2佐藤は難なく勝利したが、伊那弥生のジュニア選手がダブルスに回って来たこともあり、ダブルス陣は苦戦を強いられた末に4-6で敗退。対戦成績1-1で勝敗の行方はS1池田に託された。一進一退を続ける長い試合はタイブレークまでもつれ込み、結局僅差で池田が勝利でき、対戦成績2-1で2年連続の決勝進出を決めた。決勝の相手は、S1とS2に強力なジュニア選手を擁する上田西A。優勝候補の筆頭が難なく決勝に進出して来た。3面展開で行われた試合・・・ダブルスは簡単に勝つことが出来たが、やはりシングルスの力の差は大きく、S1池田もS2佐藤も完敗。対戦成績1-2で優勝の夢を果たすことが出来なかった。ただ、ジュニア選手を一人も有することなく決勝まで登り詰めた結果は、大いに評価されるべき所であり、今後の成長によっては、台風の目になる可能性を充分に感じさせる結果であり試合内容だった。
予選から勝ち上がった女子Bチームは、初戦で松本深志Aに1-2で敗退し、その後は順位戦に回って豊科Aに敗れ、屋代Aに勝利して13位~14位という結果だった。
※詳しい結果は、長野県高校テニスのHPをご覧ください。
また12月23日(日)には、ヨネックスカップに出場しなかった1年生部員を中心に、南長野運動公園テニスコートで行われた“ながのジュニアオープンテニス大会”に出場した。
ニューイヤーカップ
1月4日(金)~6日(日)
千葉県白子町テニスコート
新年明けましておめでとうございます。
千葉県白子町で行われたニューイヤーカップに今年も参加してきたして来た。1月だというのに長野では考えられない暖かさ。特に最終日の6日は風もなく、長野でなら3月終わりから4月上旬の気候だった。大会は、北関東~福島県を中心に、遠くは青森県や山形県からの高校も参加。男女合わせて約250人の選手が汗を流した。1日に4~6試合の試合数をこなせたが、全体的にレベルが高いうえ、さすがに練習不足はどうにもならず、2日目のシングルスではほとんど選手が負け越し。ただ、冬場の練習不足をできるだけ補い、低下しがちなテニスに対するモチベーション維持という意味合いも大切である。勝ち負けよりも“コートでボールを打つ”“試合をする”感覚を忘れさせないということが重要。選手たちも「やっぱりテニスは外でやるものだなあ」「テニスは楽しいなあ」ときっと感じたはずだ。
毎年恒例ではあるが、今年もまた千葉から始まった。どんな1年になるか・・・いやするか・・・。今年も中野西テニス部へのご声援をよろしくお願いいたします。
群馬県高体連 近県対抗強化大会
1月19日(土)・20日(日)
群馬県総合スポーツセンター 群馬県高体連テニス専門部主催の強化練習大会に参加してきた。群馬県の新人戦1位~4位校を中心に、埼玉県、栃木県、福島県、埼玉県、新潟県から強豪校や強豪選手が集まって、総体形式(シングルス2・ダブルス1)の団体戦が行われた。中野西は、男女とも群馬県の3位・4位、他県の2位校が集まったBリーグに参加。中野西は新人戦3位ではあるものの、関東地区の上位校や新潟県の選抜チームとは、やはり力の差がかなりあった。2日間で男子は6対戦、女子は5対戦行ったが、男子はシングルスで3勝、女子はダブルスで3勝できただけで団体戦としては全敗。テスト明け直後と冬季の練習不足は否めないものの、選手たちにとっては力の差をもろに感じたようで、春に向けて冬期間のモチベーションの向上には役立ったはずだ。
詳しい結果は、群馬県高体連テニス専門部のHPをご覧ください。
1月27日(日)
南長野運動公園 部員全員が参加する形で、屋代高校・長野高校と合同の練習試合を行った。男子の上位陣5人は、屋代高校のテニスコートで屋代・長野の上位陣と試合を行い、その他の選手は南長野運動公園に集まった。当日は、好天に恵まれ絶好のテニス日和ではあったが、前日からの雪が3~4cmほど降り積もっており、朝は雪かきから始まって、試合を開始できたのは11時頃からとなった。ただ、久しぶりに屋外の、しかも青空のもとでボールを打った選手が多く、選手たちの顔は楽しそうで充実感を味わえたようだ。ボールを打てる喜びを、新鮮な気持ちで再確認できるのは、やはり冬の間練習環境に恵まれない長野県の生徒の特権だろう。“楽しかった”と思う気持ちを大切にしたいと改めて思った。
2月3日(日)
南長野運動公園 南長野運動公園で、伊那弥生ケ丘高校と練習試合を行った。当初は伊那でやる予定だったが、今年は南信のほうが雪が残っていて使えるコートがなく、急きょ南長野で実施することになった。当日は、暖かくなる天気予報だったが、特に午後は冷たい風が吹きすさぶ寒い1日となった。午前中に1年生を中心に試合を行い、午後は2年生を中心に試合を行った。
2月10日(日)
山梨学院大学附属高校 男子11名、女子12名で山梨学院大学附属高校と練習試合を行った。朝方、中野を出発したときにはとても寒かったが、日中の甲府は春のような暖かさ。何日かぶりに目にする雲ひとつない青空のもと、久しぶりにとてもいい汗をかくことができた。また、山梨学院女子は、3月に福岡で行われる全国選抜への出場が決まったばかりで、生徒ひとりひとりのモチベーションがとても高く、その点でも大いに刺激を受けることができたはずだ。ダブルスの個人戦をメインに試合を行い、男子は勝ち越し、女子は負け越しという印象だった。団体戦を行わなかったため、その代わりという意味合いで、1日の最後にリレー(ランニング)の団体戦を行った。結果は・・・男子は勝ち。女子は負け。全国選抜という目標があるからだろうが、山学女子は、やはり何に対しても前向きだった。そういう意味でも良い刺激を受けた。
3月3日(日)
豊科南部総合運動公園 期末テストがあって約10日ぶりの練習および練習試合・・・天気は良いものの冷たい北風が吹いて肌寒かったが、久々に明るい日差しのもとで試合をした。相手は、豊科高校。当日は男子12名、女子10名が参加・・・午前中は、男子が豊科南部総合運動公園で、女子が松本市南部屋内運動場でダブルスを中心に試合を行い、午後から女子の4人がコート面数を増やした豊科南部に移動して、シングルスを中心に試合を行った。勝ち負けはあるものの、久しぶりに5~6の試合数をこなし、忘れかけていた試合感覚を取り戻すことができた。